お小遣い減少や昼食代上昇で苦しい!働く人の賢い節約術をご紹介

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お小遣い減少や昼食代上昇で苦しい!働く人の賢い節約術をご紹介

SBI新生銀行の「2024年会社員のお小遣い調査」で、男性会社員のお小遣いが前年より減少したことがわかりました。物価高の影響で出費は増加傾向にあり、お小遣いの節約は必須になっています。今回は会社員のお小遣い事情から節約方法、お小遣いを増やすための方法などをご紹介します。

この記事の目次

    男性会社員のお小遣いは減少傾向

    SBI新生銀行が行った「2024年会社員のお小遣い調査」では、男性会社員の平均お小遣い額が減少していることがわかりました。前年の平均が40,558円だったのに対し、2024年の平均は39,081円と1,477円減少しています。

    お小遣いがダウンした人は全体の10.4%で、特に20代と40代で減少しています。その一方で50代ではお小遣い額が増加傾向にあり、年代によってお小遣いの額は変化があることが調査でわかりました。

    また、未婚者と既婚者の男性で比較すると、未婚者のお小遣い額は45,000円代と、既婚者よりも高いとわかります。さらに既婚者のなかでも、子どもの年代別にお小遣い額を比較してみると、以下のような結果になっています。

    子供の年代 男性のお小遣い額
    未就学児のみ 27,758円
    未就学児と小学生 31,586円
    小学生のみ 30,283円
    小学生と中高生 32,037円
    中高生のみ 35,131円
    中高生と大学生 37,897円
    大学生のみ 43,850円
    大学生と社会人 38,107円
    社会人のみ 40,495円
    全体 39,081円

    参照元:新生銀行「2024年会社員のお小遣い調査詳細レポート」

    子どもの年齢が上がると共に、お小遣い額は上昇傾向にあることがわかります。子どもが大学生頃になると、親は40代後半〜50代が多いため、50代でお小遣い額が上昇するのと一致します。

    男女によるお小遣い額の違い

    男女別・年代別によるお小遣い額の違いについてもご紹介します。2024年の調査では男性の平均額が39,081円だったのに対し、女性の平均額は34,921円で、男性よりも約5,000円ほど少ないという結果でした。年代別に見た場合は、以下の通りです。

    年代 男性 女性
    20代 40,373円 40,578円
    30代 36,196円 39,444円
    40代 36,089円 31,394円
    50代 43,453円 28,809円

    参照元:SBI新生銀行「2024年会社員のお小遣い調査詳細レポート」

    20代・30代では男女でお小遣いの額に大きな差はありません。40代以降になると徐々に女性のお小遣い額が減少し、50代では1万円以上の差がでます。

    また、お小遣い額が前年と比較して変化したかどうか?の質問に対して男性は全体で10.4%が減少、8.9%が増加したと回答している一方、女性は全体で13.2%が減少、7.4%が増加したと回答しています。

    男性よりも女性の方が、お小遣い額が減少している人が多く、特に30〜40代の女性は15%以上が減少したと回答していました。

    お小遣いは何に一番使われている?

    お小遣いは何に一番使われているのか、主な使い道についての質問では男女で以下のような回答がありました。

    男性
    1. 昼食代:42.4%
    2. 携帯電話代:25.0%
    3. 趣味の費用:20.9%

    女性
    1. 昼食代:36.8%
    2. 携帯電話代:32.0%
    3. 身だしなみのための費用:31.7%

    1日の平均昼食代は男性会社員の場合709円で、30代が749円と全年代のなかで最も高い金額になっています。女性の場合は平均694円で、最も高かったのは20代の806円でした。男性の平均昼食代は調査を始めた2010年以来、初めて700円を突破しています。昼食代が上昇した理由としては、物価高や原材料費高騰による飲食店の値上げが原因でしょう。

    また、飲み会代に関する質問では、男性で外へ飲みにいく人は飲み代が平均6,219円、自宅の場合は平均3,034円となっています。世代別に見ると、外での飲み代が最も高いのは40代で平均が7,396円です。

    そもそもお小遣い制の家庭はどのくらいある?

    家庭によって金銭管理の方法はさまざまですが、お小遣い制を採用している家庭はどのくらいあるか、気になる人もいるでしょう。プラスエイト社の「結婚後のお金事情」に関する調査で、お小遣い制になっていると回答した20〜50代の既婚男性は以下の通りでした。

    • 20代:35.6%
    • 30代:36.5%
    • 40代:38.3%
    • 50代:49.2%

    年齢が上がるにつれて、お小遣い制になっている男性の比率は上昇しています。お小遣い制となっている理由については、「家計管理の効率化」「子どもの教育資金のため」という回答が多くありました。

    お小遣いでやりくりするための賢い節約術7選

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    限られたお小遣いのなかで、自分の趣味を楽しんだり買い物をしたりするには、節約が必要になります。今回はお小遣いでやりくりするための、賢い節約術を7つご紹介いたします。

    昼食費を抑える

    お小遣いから昼食代も払っている場合は、昼食費を抑えましょう。昼に毎回外食をしていると、709円×20日=14,180円の出費となり、平均お小遣い額の約3分の1以上が昼食代になります。外食からお弁当に変更したり、水筒を持参したりするだけで昼食代は大幅に抑えられます。

    ただし、お弁当にするとその分食材費の上昇や作る手間が発生するため、家族にも協力をしてもらう必要があります。前日の残り物や冷凍食品なども活用して、上手に昼食代を抑えましょう。

    飲み会の回数を減らす

    飲み会は1回で5,000円以上の出費になることもめずらしくなく、頻度が重なるとあっという間にお小遣いが無くなってしまいます。どうしても参加が必要な飲み会以外は、極力外で飲まないようにしてみましょう。

    自宅で飲む場合の平均額は2,000〜3,000円で、外飲みとは2,000円以上の差があります。普段の仕事終わりは自宅で飲んで、お祝いや送別会などの特別な時は外で飲むようにするなど、メリハリをつけると無理なく飲み会の回数を減らせるでしょう。

    格安SIMに乗り換える

    お小遣いの使い道で昼食の次に多かったのは、携帯電話代です。携帯電話の料金が高いと感じる人は、格安SIMへの乗り換えを検討してみてください。毎月500円〜3,000円程度で利用できるプランも多く、乗り換えによって大幅に節約できる可能性があります。

    一度乗り換えをすると節約効果が長く続くうえ、我慢や無理をする必要があまりないのも嬉しいポイントです。同じ携帯電話会社でも複数のプランを用意していますので、少しでも安いプランに乗り換えができないか検討してみましょう。

    コンビニに行かない

    お小遣いを節約するなら、コンビニに行く回数を減らしてみましょう。コンビニは商品数も多く、ついで買いが起こりやすい場所です。スーパーと比較すると値段が高くなるため、昼食の購入で1,000円以上になる場合もめずらしくありません。少しでも節約するなら、コンビニではなくスーパーを利用しましょう。

    フリマアプリなどで買い物

    高額になりやすい趣味のアイテムがある場合は、フリマアプリなどを活用して購入費用を抑えましょう。良い状態で安く売っている場合もあるため、通常よりも数千円〜数万円お得になる場合もあります。

    また、ネットのショッピングのセールを活用すると、新品でも安く購入ができます。洋服や靴などもセールの時期にまとめ買いをするなど、できるだけ安い時期に購入するようにしましょう。

    サブスクリプションサービスを賢く使う

    音楽や映像、漫画などを楽しみたい人は、サブスクリプションサービスの活用がおすすめです。自分が楽しみたいコンテンツがあるか、価格に納得できるかなどを確認して契約しましょう。

    複数のサービスを契約すると無駄になる可能性もあるため、音楽や映像も一緒に楽しめるサービスを選ぶと、1つのプランでお得に楽しめます。また、サブスクリプションを使うほどではない場合は、月数百円と予算を決めて都度課金をするのもおすすめです。

    クーポンやポイントを使う

    お店のアプリやQRコード決済アプリには、クーポンが用意されていたり独自のポイントシステムが用意されていたりします。クーポンを使えば飲み物やご飯代が安くなりますし、ポイントを貯めれば1回の食事代を賄える場合もあります。クーポンは週ごとに内容が変わるケースが多いので、ぜひこまめにチェックしてみてください。

    お小遣いを増やすためにできること3つ

    お小遣い制の人のなかには、節約するだけでは追いつかないという人もいるでしょう。以下では、お小遣いを増やすためにできることを3つご紹介します。

    家族に交渉する

    どうしてもお小遣いが足りない場合は、家族に相談をしてみましょう。相談をする際は、人間関係構築のためや、物価高による交際費の上昇など、明確な理由を伝えましょう。また、他に節約できるポイントがないかも、合わせて提案してみてください。家計全体を見直した結果、お小遣いがアップする可能性があります。

    副収入を得る

    お小遣いを増やすなら、収入を増やして使えるお金を増やすという方法もあります。副業を始めたり、株などの投資で配当金を得るという選択肢も。投資信託や株の購入などは、少ない金額でも始められます。ただし、投資額が少ないと利益も出にくくなるほか、元本割れなどのリスクがある点は知っておきましょう。

    ポイントサイトに登録する

    お小遣いを直接増やせるわけではありませんが、ポイントサイトの活用もおすすめです。ポイントを貯めておくと、現金や別のポイントに変換ができます。貯めたポイントは欲しかった趣味のアイテムや、日々の昼食の購入などに充てられるでしょう。

    ポイントサイトの活用のほか、クレジットカードのポイントを貯めることもできます。還元率の高いクレジットカードなら、日々の買い物で数百ポイントを稼げるため、気軽にポイ活を継続できます。

    節約生活を続けるためのコツ

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    節約生活を続けるためのマインドセットを3つご紹介いたします。無理せずに続けるために、ぜひ確認してみてください。

    我慢ではなく楽しむ

    節約を我慢と捉えると苦痛に感じてしまい、長続きしなくなります。少しでも節約を続けるなら、ゲーム感覚で楽しみましょう。「昨日よりお金を使わなかった」「ノーマネーデーを設けて、お金を使わない楽しみを見つけた」など、できたことに目を向けると自然と楽しめるようになります。

    また、お金を使いすぎた時は、明日以降をどうやって過ごすのか、計画を立ててゲームを攻略するようにすると辛さも減るでしょう。

    目標を決めて節約を見える化する

    節約を続けるには、毎日の支出を記録してお金の流れを可視化しましょう。毎日の目標金額や、月に残しておきたい金額などを決めておくと、日々の節約を楽しめます。その日の終わりや月末に、残ったお金を記録すると達成感や次の目標へのモチベーションも出てきます。ぜひ、節約をする目標を決めて節約を見える化してみてください。

    使うところは使うなど緩急のバランスをつける

    節約ばかり続けていても、楽しみがなくなってしまえば長続きはしません。使うところと節約するところの、緩急のバランスをつけてみましょう。

    月1回のご褒美でプチ旅行をしたり、週に1回カフェでコーヒーを楽しんだり、小さな贅沢を用意するとそのために節約を頑張ろうという気持ちで過ごせます。節約し続けるのではなく、バランスを考えてお金の使い所を設けてみてください。

    まとめ

    会社員のお小遣い事情と節約テクニックについてご紹介しました。SBI新生銀行の調査では男性会社員のお小遣いは平均39,081円と前年より1,000円以上減少しているのに対し、昼食代は700円台に上昇しており、やりくりが必須の状態です。

    少しでも節約をするなら、昼食代を抑えたり、格安SIMに乗り換えたりといった方法で出費を抑えてみましょう。また、節約を続けるには楽しむ気持ちも大切です。ゲーム感覚で楽しめるように、自分なりの工夫も取り入れてみてください。

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