実はNGな節約術はこれ!光熱費や保険料など今すぐできる節約術も紹介
- ちょっと得する知識
- 公開日:2024年8月 9日
物価高騰や円安の影響で、日々の食費など負担が増えていることを実感する方も多いでしょう。節約を意識する人も増えていますが、正しい節約をしないと効果は出ません。今回はNGな節約や、取り入れたい節約術をご紹介します。少しでも毎日の出費を抑えたい方は、ぜひご確認ください。
この記事の目次
まずは節約の前に支出を見直す
節約を始める前に、現在の家計の状況を把握しましょう。月にどのくらいの支出があるのか、何にいくらかけているのかを知らないと、節約すべき箇所もわかりません。ざっくりとでも構わないので、月々の出費を確認しましょう。その後、どの項目から費用を削れるのか、そもそも必要な出費なのかを把握します。
無駄な出費がわかれば、貯蓄や資産形成に回せる金額が増え、将来的にはお金が増えるきっかけになります。また、同時にどうしても節約をするのか、目的も明確にさせましょう。目的が曖昧だと節約を続けるモチベーションも保てなくなり、失敗する可能性があります。
やめた方がいい!NGな節約術6選
節約だと思って取り入れていても、実は効果がない節約術があります。取り入れていないか、ぜひご確認ください。
健康を損なうような節約
健康を損なうような節約は、結果的にお金も身体にも影響を与えるためやめましょう。例えば、真夏に冷房を使わずに熱中症になった、冬に暖房を入れずに風邪を引いた、栄養バランスの偏った食事で体調を崩したなどです。一時的な節約になっても、体調を壊した結果、高額な医療費がかかるといった場合があります。節約をする際は、自身や家族の健康を考慮した方法を取り入れましょう。
人間関係に影響が出るような節約
節約術のなかには、無駄な飲み会や遊びには参加しないといった方法もあります。確かに効果的ではありますが、あまりにも極端に人付き合いの回数を減らすと、今後の人間関係にも影響が出ます。どのような付き合いにはお金をかけるのか、出すべきところと財布の紐を締める箇所を明確にしましょう。
安いものばかりを買う
節約をしているからといって、安いものばかりを買うことはやめておきましょう。気に入ったものが安くなっていた場合は問題ありませんが、買う理由が「安いから」となると、あまり使わずにそのまま放置してしまうといった状況につながります。
買い物をする際には値段よりも、本当に自分が必要としているのか、気に入ったものであるかで購入しましょう。値段が高いものでも気に入っており、質が良いものであれば長く使えて、結果として節約につながります。
スーパーのハシゴ
少しでも食費を抑えようと、スーパーをハシゴしようと考える人もいるでしょう。野菜はAスーパー、肉類はBスーパー、卵はCスーパーといった形です。しかし、スーパーのハシゴは節約にはつながらない場合があります。
スーパーへの移動手段はさまざまですが、車であれば都度ガソリン代が発生するため、本当の意味では節約にはならないでしょう。また、自転車や徒歩で移動する場合でも天候に左右されるほか、かなりの時間がかかります。
時間や体力が必要となる節約は疲れが出てしまい、長く続けるのは難しくなります。スーパーでの購入費を抑えるよりも、1回の外食を減らす方が節約の効果も高い問と言えます。
趣味の我慢
趣味は、人によってさまざまです。そのため、趣味にかける費用は大きく異なります。趣味にかかるお金を削れれば大きな節約につながる可能性は高いですが、無計画に我慢をするとリバウンドする可能性が高まります。趣味を我慢するのではなく、削れるところは削る、月にかける費用に制限を設けるといった方法を取り入れましょう。
例えば、ファッションが趣味であれば、購入するよりも着回しできるコーディネートを考える、よりコスパの良いアイテムを置いているショップで購入するなどです。ジムに通っている場合はより費用の安いジムに移る、自宅でできるトレーニングの回数を増やすといった方法もあります。
節約をしたいからといって我慢をするのではなく、無理せずに取り入れられる方法で費用を抑えましょう。
エアコンのこまめなON/OFF
電気代の節約としてエアコンの電源を、こまめにON/OFFする人もいるでしょう。特に真夏でエアコンを頻繁にON/OFFするのは、逆効果になる可能性があります。エアコンが1番大きく電力を消費するのは、室温を設定温度まで下げるときです。そのため、外気温が高い時間帯はエアコンをこまめに消すよりも、つけっぱなしにした方が効率もよく節電につながる可能性が高まります。
取り入れたい食費や光熱費の節約術
節約を続けるためには、効果のある方法を取り入れましょう。以下では、取り入れたい節約方法を食費と、光熱費に分けてご紹介します。少しでも節約効果を高めるためにも、ぜひご確認ください。
食費の節約術
まずは、すぐにでも実践できる食費についてご紹介します。基本的には買い物の回数を減らし、自炊をすると節約につながります。
数日分のまとめ買い
食材を購入する場合は、数日分をまとめ買いしましょう。その際、献立もある程度固めておくと食材を無駄にせずに済みます。場合によっては1週間に一度、まとめ買いをするといった人もいるでしょう。
しかし、野菜などの生鮮食品は1週間保たずに悪くなってしまう場合があります。買い物をする際は次の買い物の予定も考えて、鮮度の持つものや使用する頻度に応じて購入しましょう。
コンビニ通いをやめる
コンビニはスーパーと比較すると商品単価が高いため、ペットボトルの飲み物1本でも数十円の差があります。便利なお店ではありますが、新商品やお菓子など多種多様な商品が並んでいるため、ついで買いの誘惑も多い場所です。
無駄な買い物をする可能性が高いため、コンビニに通う回数を減らしましょう。もし、ご褒美のスイーツを食べたいならスイーツショップへ、天気予報の確認と折り畳み傘の携帯で傘を買わないなど、メリハリをつけるとなんとなく買うという行動を避けられます。
ランチを持参する
仕事をしている楽しみの1つである、ランチをお弁当に切り替えてみましょう。凝った内容にする必要はないため、まずはおにぎりと夕飯の残りを詰めるだけで問題ありません。
お店でランチをすると1回で1,000円前後がかかりますが、お弁当であれば数百円程度に抑えられます。まずは、簡単にできるメニューから始めて少しずつ工夫を取り入れながら、続けていきましょう。
冷蔵庫の整理
食費はもちろん電気代の節約のためにも、冷蔵庫はこまめに整理をしましょう。定期的に確認をすると、どのような食材があるのかを把握でき、無駄にすることが減ります。
さらに、冷蔵庫は満杯の状態よりも程よくスペースが空いている方が、効率よく食材を冷やせます。常温で保存できるものや、食べずに冷蔵庫に放置されているものは出して、電力消費を抑えましょう。
光熱費の節約術
光熱費も、節約で気になる部分の1つです。電気代や水道代を少しでも抑えるための方法をご紹介します。
エコ家電への買い替え
長年使用している家電は、消費電力が最新家電と比較しても大きく、電気代が高くなっている場合があります。例えば2010年と2020年の冷蔵庫を比較した場合、消費電力は2010年が470〜520kWh、2020年は294kWhと約37〜43%も省エネになります。年間の電気代に換算すると、約4,740〜6,090円もお得です。
そのほか新たな機能がついているため、冷蔵庫であれば食材の鮮度が長持ちするなど、食費の節約にもつながります。家電を大事にするのは大切ですが、消費電力の違いも見て適宜壊れてしまう前に買い替えを検討しましょう。
会社やプランの見直し
利用している電力会社やガス会社の見直しや、利用しているプランの見直しも行いましょう。会社の乗り換えやプランの変更によって、光熱費が安くなる可能性があります。
料金プランや契約しているアンペア数によって金額が変わるため、自分に合ったプランを選ぶと最大で年間数万円の節約につながります。ガスと電気がセットになっている会社もあるため、現在の利用料金を見直したあと、さらに安くなる場所はないか確認しましょう。
お風呂の残り湯で洗濯
水道代を安くする方法として、お風呂の残り湯で洗濯をしましょう。洗剤を使用する洗いの際に残り湯を利用すると、年間数千円の水道代を節約できます。さらに、残り湯は水よりも温度が高いため、洗剤が溶けやすく汚れが落ちやすいというメリットもあります。
洗いの後のすすぎは、通常の水道水を利用すれば衛生面も気になりません。少しでも水道代を抑えたい場合は、残り湯洗濯を取り入れましょう。
スマホの通信費や保険料、そのほかの節約術
食費や光熱費以外でも、節約できるものはあります。スマホの通信費や保険の料金など、あらゆる部分を見直し、節約につなげましょう。
スマホの支払いを見直し
スマホの支払いが安くならないか、見直しをしましょう。特に通信費用は格安SIMに乗り換えをすると、月で数千円も料金が下がる可能性があります。なかには、毎月500円から利用できるSIMもあるため、通信容量やプランなどの内容を比較して検討しましょう。
また、通信を安くするには、ポケットWi-FiやフリーWi-Fiも活用しましょう。ポケットWi-Fiも月数千円で利用でき、スマホのギガ不足を補えます。フリーWi-Fiはコンビニやカフェなどに設置されており、気軽に利用できます。ただし、フリーWi-Fiはセキュリティの問題があるため、会社で使用するデータが入ったパソコンなどは接続しないようにしましょう。
保険の見直し
保険に加入している場合は、契約している保険の内容や保険会社の見直しを行いましょう。必要のないプランに加入している場合もあるため、見直しによって毎月の支払いを抑えられるようになります。
特に複数の保険に加入している場合は、名前は異なるが保障内容が同じようなものを契約している場合があります。同じ内容をいくつも契約していると、その分保険料が無駄になってしまうため、見直しで無駄がないか確認できます。
ポイ活を始める
節約方法として、ポイ活を始めるのもおすすめです。ポイ活とはポイントサイトでアンケートの回答や、特定のミッションをクリアしてポイントを貯める活動です。そのほか、クレジットカードやQRコード決済でも、ポイントを貯められます。
ポイントサイトの場合はスマホからサイトに登録をすれば、スキマ時間などの好きなタイミングに貯めるだけのため、気軽に利用できます。普段の買い物をクレジットカードやQRコード決済に変更する、通販の際はポイントサイトを経由してから買い物をするだけで、通常よりも多くのポイントを得られます。
貯めたポイントは買い物や、サイト内の懸賞応募などに利用可能です。日々の買い物で貯められるため、ぜひポイ活を取り入れましょう。
図書館を利用する
よく本を読むという人は、図書館の利用を検討しましょう。図書館には幅広いジャンルの書籍が置いてあり、雑誌類なども置いている場合があります。本をネットで検索できるため、すぐに借りられるのかなども事前に知られるのは嬉しい点です。雑誌や本を読むのは好きだが、読んだら一度で終わってしまうという人は、図書館を活用して趣味の費用を抑えましょう。
フリマアプリの活用
買い物をする際、より安く手に入れられないかフリマアプリでも確認しましょう。なかには状態の良いものを、安価に手に入れられる場合もあります。また、家の中の不用品を販売するとお金に変えられます。そのほか、本や趣味のアイテムは中古ショップに持ち込んで販売する、安価に手に入れるといった方法も節約の1つです。
ふるさと納税を活用
ふるさと納税の活用も、節約の1つです。自分が選んだ自治体に寄付をすると、控除上限額内の2,000円を超える部分について税金が控除される仕組みです。寄付をすると税額控除のほか、食品や日用品などの返礼品も受け取れます。普段買えない贅沢品や、日用品を選択して生活費を抑えましょう。
まとめ
実は意味がないNGな節約方法と、効果のある節約方法についてご紹介しました。節約は継続してこそ効果を発揮するため、無理なく楽しみながら続けることが大切です。節約によって将来の費用の貯蓄や、旅行を楽しむなど目標を達成させましょう。