人生にはお金の貯め時が3回ある!?将来のためのお金を作る方法
- ちょっと得する知識
- 公開日:2025年3月 6日

人生にはお金を貯めやすい時期が3回あると言われています。今回は、お金を貯めやすい時期や貯金の方法、貯金を長く続けるためのコツをご紹介します。また、将来のために今から始められる内容も解説しているため、少しでも貯金を増やしたい人はご一読ください。
この記事の目次
人生に3回ある貯金のできる機会とは
人生でお金を貯めやすいとされている、3回のタイミングについて解説します。
就職〜結婚まで
就職〜結婚までの時期は安定した収入が入り始める時期であり、自由にお金を使えるタイミングです。まとまった金額を貯金し始められる時期でもあります。ただし、人によっては生活費や奨学金の返済などで、貯金ができない場合も考えられます。
結婚〜子供が小学生
結婚してから子供が小学生になるまでの時期は、教育費が抑えやすい時です。また、お金への意識が強くなるため、今後の生活のために貯金へ意識が向きやすい時でもあります。
子供が独立〜定年
子供が独立してから定年までの時期は、教育費の負担がなくなるほか、生活費も下がりお金を貯めやすくなります。定年前は老後の生活が具体的にイメージできるようになるため、貯金に対する意識が高まりやすい時期です。しかし、親の介護や住宅ローンなどがあると、貯金が難しくなる時期でもあります。
貯金を成功させるための方法
貯金はなんとなくで始めると、失敗する可能性があります。貯金をするためには、どのような方法があるのかご紹介します。
収入と支出の把握
貯金を始める前に、ざっくりで良いので収入と支出を把握しましょう。収入に対して、何にどのくらい使っているかを把握していないと、現状でいくら貯金できるかがわかりません。生活費や住宅ローン、水道光熱費にスマホ利用料、医療費、娯楽費用など、項目ごとに洗い出しましょう。スマホの家計簿アプリを利用すると、口座やクレジットカードと紐づけられるため簡単に把握できます。
洗い出した後は、削減できる支出はないか確認をします。保険料やスマホ利用料、電気代などは契約会社やプランの変更で支出が下がる可能性があります。また、住宅ローンなどのローンを利用している場合は、借入条件を確認しましょう。利息や返済期間によっては、貯金よりも繰り上げ返済を優先することで、将来の家計状況が改善する場合もあります。
そのほか決済方法も見直してみましょう。クレジットカードやキャッシュレス決済は、利用特典を受け取れることがあります。ポイント還元やクーポンの配布などで、現金で支払うよりもお得に利用できるでしょう。支出の削減につながる方法はないか、見直してみてください。
先取りで貯金する
家計を見直した後は、実際に貯金を始めてみましょう。貯金は収入-支出=貯金ではなく、収入-貯金=支出の考え方で進めると、貯まりやすくなります。つまり、収入が入った時点で先取りして貯金をする方法です。貯金額は収入の10〜20%を、目安にしましょう。手取りが30万円なら、3〜6万円が目安額です。
専用口座を用意する
貯金をする際は専用の口座を用意し、そこに毎月先取りしたお金を入れていきましょう。老後の生活資金用、ローンの返済用、教育資金用など目的別に分けておくと、それぞれに対して目標額と現在の金額が把握できるため、管理しやすくなります。
自動振込予約の機能を利用すれば、毎月の給与が入った後に自動的に貯金用口座へお金を移してくれます。手間がかからず自動でお金を貯められる、おすすめの方法です。
予算を決める
貯金額はもちろん食費や娯楽費など、生活に必要なお金の月の予算を決めておきましょう。予算を設定せずにいると、思った以上にお金を使いすぎてしまう場合があります。生活費が足りなくなり、貯金分のお金に手をつけてしまっては意味がありません。各費用の予算を決めて、お金の使い方を意識できれば無駄な出費も防げます。
ただし、予算を決める際は、全てをギリギリの金額で設定するのは避けましょう。予算を気にしすぎる状況では、ストレスが溜まり長続きしません。ストレス解消のための趣味のお金は多めに用意しほかで節約するなど、バランスを取った予算決めがおすすめです。
貯金を続けるためのコツ
いざ貯金を始めても、途中で挫折をした経験がある人は多いでしょう。以下では無理せずに、長く貯金を続けるためのコツを3つご紹介します。
貯金をする明確な目標・目的を決める
最初に貯金をする、明確な目標や目的を決めましょう。老後の生活資金として3年で500万円貯めたい、教育資金として1年で100万円用意したい、などです。目標や目的があいまいだとモチベーションが続かず、挫折しやすくなります。
具体的な目標が見つからない時は、なぜ貯金をしようと思ったのか、きっかけを振り返りましょう。将来の生活が不安、周囲が貯金をしていると知って焦った、突然の出費に備えられなかったなど、様々な理由があるはずです。そこから、急な出費に慌てないために年30万円貯めるといった目標を作ってみましょう。
ポイントやクーポンを活用する
貯金額を増やすためには、ポイントやクーポンを積極的に活用して、支出額を減らすことも必要です。特に頻繁に利用するお店のクーポンはないか、ポイント制度はないか確認しましょう。ただし、ポイントやクーポンの利用が目的となってしまい、無駄な買い物をしては意味がありません。ポイントやクーポンは、節約の手助けとして活用するようにしましょう。
他人と比較しない
貯金のモチベーションを保つためには、他人と比較するのをやめましょう。同年代で自分より多くの貯金をしている人を見て焦った経験や、周りが皆持っているのに、自分は持っていないと感じた経験がある人は多いでしょう。しかし、周囲と比較しても良いことはありません。
周囲に追いつくために、無理のある貯金計画を立てれば挫折につながりますし、出費が増えれば貯金ができなくなります。長く貯金をするためには、自分にとって十分なものや、無理のない貯金のペースを知っておきましょう。お金の使い方は周囲との比較ではなく、自分と向き合うことが大切です。
貯金のためにやらないこと
貯金をするためには、やらないことを決めましょう。やらないことが決まっているだけで、自然とお金を貯められるようになっていきます。
頻繁な外食や衝動買い
なんとなく、とりあえずの外食は満足度が低くなりがちです。冷凍食品やインスタント食品を頼る、作り置きをするなど、ちょっとの手間で外食費を減らすことを検討してみましょう。
また、欲しいもの見つけた際、時間を置いて再度欲しいかどうかを考えるようにして、衝動買いを避けましょう。熱が覚めると、意外と欲しいとは思わなくなることもめずらしくありません。欲しいと感じた理由を分析し、今の生活に必要かを考るるだけでも、無駄な出費は抑えられます。
惰性で行く飲み会や遊び
飲み会や友達との遊びは、1回5,000円程度の出費が発生するイベントです。大切な友人との交流や、ストレス解消のための参加であれば問題ありません。しかし月に4回飲み会に参加すると、それだけで2万円の出費です。
気乗りしない場合や回数があまりにも多い場合は、参加を控えることも検討しましょう。また、交際費にも予算を設けておけば、自然と大事だと感じる場にのみ参加するようになるでしょう。
無理な節約
貯金をするために、無理な節約をするのもやめましょう。食費を切り詰める、暑さや寒さを我慢するなどの節約は、体を壊す原因になります。体を壊してしまえば、逆に高い医療費を払うことになるでしょう。
また、安いものを買いに遠くのスーパーへ行くなどの方法も、結果的に移動時間や交通費が嵩んで、節約にはならない場合がほとんどです。現在の生活スタイルを大きく変えるような節約ではなく、少しずつできることから始めて、貯金額を増やしていきましょう。
貯められる人と貯められない人の特徴
お金を貯められる人と貯められない人には、いくつかの特徴があります。まずはお金を貯められる人の特徴を、確認しましょう。
• 毎月の収入と支出を把握できている
• 一定額を毎月貯金できている
• 資産運用などでお金を働かせている
• 部屋や持ち物が整理されている
• 規則正しい生活をしている
• 情報収集を欠かさない
反対に、お金を貯められない人の特徴には、以下のようなものがあります。
• 毎月の収入と支出を把握できていない
• 趣味やご褒美に使うお金が多い
• 買い物の予算を決めていない
• 残ったお金を貯金しようと考えている
• あるだけお金を使ってしまう
お金を貯められる人はお金に対する意識が高い傾向にあるほか、部屋や持ち物の整理などで綺麗な状態を保っている人が多いとされています。一方でお金を貯められない人は、お金に対する意識があまりないため、使える分は全部使う、お金の情報を収集していない人が多い傾向です。
お金を貯めるために今始められること
お金を貯めるために今から始められることを、4つご紹介します。家計を見直す以外に、どんな方法で貯金を増やせるのか、ぜひご確認ください。
副業
お金を増やすためには、副業を検討してみましょう。SNSを活用した仕事や、本業の経験や知識を活かした案件の獲得などです。始めは小さな金額しか稼げない場合がほとんどですが、続けることで5万円、10万円と金額は上がっていくかもしれません。
現在はクラウドソーシングを利用して、手軽に案件を獲得できます。まずは、在宅でできる案件や未経験でも始められる案件から始めて、お金を稼いでいきましょう。
趣味を活かしたお小遣い稼ぎ
副業以外にも、趣味を活かしたお小遣い稼ぎもご検討ください。例えば、読書が好きなら感想をブログにアップしてアフィリエイトで稼ぐ、イラストを描くのが好きならイラストの販売などです。ペットが好きなら、散歩代行など資格なしでできる仕事に挑戦する方法もあります。
10万円や20万円といった金額を稼ぐのは難しいですが、月に数千円から3万円などお小遣いを稼ぎたい場合は、趣味を活かした仕事を始めてみましょう。
断捨離
お金を貯めるための準備として、断捨離もおすすめです。綺麗な空間はストレス軽減や家事の効率アップにもつながるほか、持ち物の把握ができれば無駄な支出も防いでくれます。片付けの最中に出た不用品は、フリマアプリなどで手軽に販売できます。処分の手間が省けて、お金にも変えられる可能性があるのは魅力です。
投資
預金としてお金を貯めるだけではなく、投資を活用してお金を増やす方法も検討しましょう。iDeCoやNISAなどの積み立てで将来の資金を作る商品はもちろん、株式投資で配当金をもらうなど様々な投資商品でお金を増やせます。また、長期的な投資は複利の効果でお金を増やせる機会があります。ある程度まとまった資金ができたら、無理のない範囲で投資も始めてみましょう。
まとめ
人生のお金の貯め時と、貯金の方法やコツなどについてご紹介しました。人生には就職〜結婚まで、結婚〜子供が小学生、子供が独立後〜定年までの3回の貯め時があります。将来の目標や老後の生活資金を貯めるには、この貯め時をうまく活用して貯金をしましょう。
貯金をする時は家計の見直しから始めて、自動でお金が貯められる仕組みを作ると、手間をかけずに続けられます。自分のペースに合わせて、無理のない範囲で将来の資金作りを行ってみてください。