派遣とパート、おすすめは?

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派遣とパート、おすすめは?

子育てがひと段落する40代からの仕事探し。パートで働くか、それとも派遣という働き方にするか、迷っている人も多いかもしれません。今回は、それぞれの仕組みやメリット・デメリット、注意点などを解説します。

この記事の目次

    派遣とパート、おすすめは?

    子育てが落ち着いたとはいえ、学校の面談・役員活動・習い事の送迎と、主婦は何かと用事が多いもの。そんな時に時間の融通が比較的きくパート・アルバイト(以下、パート)は魅力的ですね。でも同じ時間働くなら、パートより派遣の方がやや時給が高めで稼ぎやすいのも事実です。自分はどちらの働き方が合っているのか迷うところですが、まずはパートと派遣のそれぞれの違いを見ていきましょう。

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    派遣とパート、違いを知っておこう!

    派遣・パートとも、給与形態は基本的に「時給」。一般的には派遣の方が時給が高めで「なぜこんなに違うの?」と疑問に感じることがあるかもしれません。そこで、パートと派遣の違いについてまとめてみました。

    ・雇用主が違う

    派遣社員は、派遣会社に登録後、自分のスキルや都合に合った勤務先に派遣されます。勤務先と派遣社員とに、直接の雇用関係はありません。それに対し、パートは、勤務する会社から直接雇用されています。求人も、パートの場合は勤務先から、派遣の場合は派遣会社を通して行われます。

    大きな違いは、雇用に関する交渉をする相手です。例えば、勤務時間や時給、雇用延長の話などを相談するとき、パートは雇用企業である勤務先に直接伝えることができますが、派遣の場合はまず派遣会社の担当者(コーディネーター)に話をしなければなりません。

    ・雇用期間

    パートは「短期パート」といった募集でない限り、雇用期間は特に決まっていないことも多いようです。しかし派遣は、契約期間があらかじめ決められているため、定期的に更新が必要となります。

    ・給与

    派遣の方がパートよりも時給がやや高めです。特別なスキルを必要とする派遣の場合は、さらに時給が高くなります。

    ・福利厚生

    パートは、それぞれの会社によって、有給休暇・通勤手当・社会保険などの決まりごとは異なります。小さな会社の場合は、自分で国民年金や住民税などの手続きをしなければならないこともあります。一方、派遣は、派遣会社の社会保険、福利厚生を使うことができます。中には、中小企業よりも充実した福利厚生が用意されている派遣会社もあるようです。

    社会保険に加入するメリットなどについて更に詳しく知りたい方はこちら

    派遣とパートのメリットは?

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    「パートと派遣、どっちの働き方がいいのだろう」と悩む人も少なくありません。パートは、勤務先と直接雇用を結ぶだけに、融通がききやすいというメリットもあります。時給は派遣と比べるとやや低めですが、同じような年齢のパート主婦も多く、働きやすいと感じる人も多いようです。

    派遣の場合は、契約期間がしっかりと決められている分、タイトなイメージがあります。時給はパートよりもやや高く、相応のスキルを求められていると思うためか、採用にいたるハードルが高いと感じる人も少なくありません。しかし、福利厚生も充実しており、社会保険制度も整備されています。パートよりも待遇がよく、正社員ほど制約が少ないのもメリットと言えそうです。

    パートと派遣、一概にどっちがいいとは言えませんが、自分が置かれた環境・求める働き方・目指す収入・キャリア志向なども総合して考えたほうがいいでしょう。


    派遣で働く時の注意点とは?

    派遣で働きたいと思っても、「勤務時間の融通が利かないのでは」「自分のスキルが心配」という点で尻込みする人も多いかもしれません。しかし、中には「10時~15時」など、子どもが学校に通っている間に働きやすい主婦向けの案件もあります。多くの派遣ではスキルアップ研修も整っているので、スキル不足が心配な人は、その制度を利用してもいいでしょう。

    登録会に参加しよう

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    派遣で働くためには、まず派遣会社に登録する必要があります。派遣会社によって異なりますが、予約を行ったうえで「登録会」に参加するのが一般的な流れです。

    <一般的な登録会の流れ>
    ・派遣という働き方についての説明
    ・プロフィールの登録
    ・スキルチェック
    ・面談

    派遣という働き方についての説明

    登録を行う派遣会社より、直接雇用との違いなど「派遣」という働き方についての説明が行われます。社会保険についての説明などが主ですが、利用できる福利厚生の説明なども行われます。

    プロフィールの登録

    履歴書や職務経歴書に記載する内容を記入・または入力を行います。事前にWebから入力できる派遣会社もあるため、入力しておくとスムーズです。
    持ち物としては、履歴書や職務経歴書は不要な場合が多いですが、入力時に正しい情報が手元にあると便利なため、作成している方は持っていくほうがよいでしょう。

    スキルチェック

    スキルチェックでは、事務系の仕事の場合であれば、WordやExcelの操作入力などを行います。入力スピードのタイム、各ソフトの使いこなし方もチェックされるため、面談前には練習をしておいた方がいいかもしれません。普段、使い慣れているPCとは違う機種で行われることも想定しておきましょう。

    面談

    派遣登録における面談は、一般的な企業面接とは異なります。登録会においてコーディネーターが知りたいのは、「どんな仕事がしたいのか(業種や職種など)」「どんな条件を希望するのか(勤務時間、勤務日数、給与など)」が基本。つまり"今後、仕事を紹介していくうえでの知っておきたい情報」を集めるのが目的なのです。

    また、経験・スキルが求められる求人を希望している場合は、これまでの経歴などについて細かな確認が入る場合もあります。

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    面談で注意することは?

    面談では、身だしなみや言葉遣い、社会人としてのマナーもしっかりチェックされます。服装は、「白地または薄い色のブラウスに、紺・グレーのジャケット・パンツまたはひざ丈スカート」といったスタイルが無難です。髪の毛はまとめ、アクセサリーは控えめにするなど、清潔感を大切にしたスタイルを心がけましょう。

    登録会は、派遣会社によっては数時間に及ぶこともあります。実際に働き始めたあとも、子育て中は急なお迎えやトラブルも発生しがち。パートナーとの協力も不可欠になるので、派遣で働くと決めた場合は、事前によく話し合っておきたいですね。

    仕事の紹介はいつされるもの?

    仕事の紹介は、登録会が完了してからすぐに行われる場合もあれば、後日紹介される場合もあります。仮に求人サイトで希望の求人を見つけて派遣会社に登録しても、その求人が求めるスキル・経験を満たしていなければ「必ず応募できる」とは限らないのが実情です。

    派遣で働く場合は、面接がない?

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    パート・アルバイトの応募では、履歴書などの応募書類を提出した後、担当者との面接を経て選考が行われますが、派遣で働く場合はそこが大きく異なります。というのも、通常の派遣においては労働者派遣法によって、事前の面接や個人の特定行為が禁止されているのです。

    禁止の理由は「派遣先が必要とする労働力かどうかは、派遣元が的確に判断して派遣を行う」のが制度の基本であるため。また、職業能力以外の要素(例えば、容姿や年齢)などに基づく選別が行われないよう防止することも、理由の一つです。


    気になる場合は、「職場見学」を希望しよう

    「法律で面接が禁止されていることはわかったけど、会ったことも無い会社にいきなり勤務するのは不安...」という気持ちが生まれるもの。そんな場合は、「職場見学」を希望してみましょう。あくまで選考とは異なりますが、派遣先の会社で担当者と話をすることができます。

    <一般的な職場見学の流れ>
    ・具体的な業務内容の説明(派遣先から)
    ・自己紹介
    ・質疑応答

    特にスキル・経験の求められる仕事の場合、派遣先がどのような経験を求めているか事前に把握しておきたいもの。そのため、質疑応答で疑問点を解消するためにも、気になることは事前にメモなどにまとめるなどしておくと効果的です。

    まとめ:派遣には、家庭と両立しやすく未経験OKの案件も豊富

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    「派遣で働く」というとハードルが高そうに感じますが、実際は未経験からチャレンジできる仕事も多く、家庭と両立しやすい制度も整っています。

    登録する会社にも特色がそれぞれあります。
    ・自社で保育園を開設し、登録スタッフが利用できる派遣会社
    ・ハイスキル求人ばかりを集めた派遣会社
    ・登録スタッフの大半が40代以上の派遣会社
    など様々です。

    年齢や経験に応じた仕事も案内してくれるため、40代・50代でも気後れすることなく働けそうですね。まずは自分に合った派遣会社に登録するところから始めてみましょう。

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