アルバイト・パート・派遣・契約社員の違いは? 働き方を比較

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アルバイト・パート・派遣・契約社員の違いは? 働き方を比較

子育てもひと段落し、働き始めようと思ったときに、どのような働き方が自分に合っているのか迷う人も少なくないはず。空き時間を利用してパートとして働くのもいいけれど、派遣や契約社員でしっかり働くという方法もあります。今回はアルバイト・パート・派遣・契約社員の働き方の違いをまとめました。

この記事の目次

    アルバイト・パート・派遣・契約社員の違いは?

    求人サイトなどを見ると、パート・アルバイトのほかに、契約社員や派遣社員などさまざまな働き方があります。それぞれ、どのように定義されているのかをご紹介します。

    アルバイトとは?

    「週2日」「1日5時間」「1カ月の短期間」など、曜日や勤務時間・勤務期間を自分で選び、働く従業員のこと。アルバイトという言葉は、旧制高等学校の学生が使っていた隠語で、勉強の片手間にする仕事を「アルバイト」と呼んでいたことが広がったものです。

    パートとは?

    1週間の所定労働時間が、同じ事業所に雇用されている正社員と比べて短い労働者のことを指します。パートという言葉は、「パートタイム」という言葉の略語。パートもアルバイトも法律的に違いはなく、労働基準法では同じ「労働者」とされています。

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    派遣社員とは?

    1986年の労働者派遣法施行によって始まった人材派遣。労働基準法では、正社員・パート・アルバイトと同じ「労働者」と呼ばれています。パート・アルバイトと同じ時給制ですが、勤務先と直接雇用契約を結ぶのではなく、人材派遣会社と契約を結びます。法律上の雇い主はあくまで人材派遣会社であるため、勤務先で事故やトラブルが起きた場合は、勤務先ではなく人材派遣会社が対処を行います。


    派遣社員(バイト)とは?

    派遣社員の新しい働き方のひとつ。派遣社員の多くはフルタイムと同程度の勤務時間であることが多いのですが、「1日3時間」「週3日」など、短時間・短日数勤務をメインとしています。工場などの軽作業、スーパーの試食販売(販売促進)などは、1日限定でできる案件も多く、日雇いバイト感覚でできそうです。「1週間限定」などの短期間派遣もあります。

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    契約社員とは?

    働く期間を契約で定めて企業に雇われる社員のこと。1契約あたりの雇用期間の上限は勤務先によって異なりますが、最長で3年以下(2年11ヶ月)です。契約期間の満了によって、労働契約は自動的に終了しますが、更新できる場合もあります。また、労働契約法や派遣法が刷新されたことにより、有期労働契約が5年を越えて更新された人は、労働期間の定めのない無期労働契約に変更できるようになりました。

    契約社員は、直接勤務先と直接雇用契約を結ぶのはアルバイトと同じですが、働く期間があらかじめ決まっていること、月給制であること、アルバイト・パートと比べて勤務時間が柔軟ではないなどの違いがあります。

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    このように、パート・アルバイト・契約社員・派遣社員は、それぞれ労働時間や契約期間などの違いがあります。ただし、労働基準法ではすべて一括して「労働者」と呼ばれており、労働法の保護を受けることができるのです。

    他にもある非正社員の雇用形態

    アルバイト・パート・契約社員・派遣社員の違いを紹介してきましたが、その他にも正社員とは異なる働き方がいろいろとあります。具体的にどのような雇用形態があるのか見て行きましょう。

    嘱託社員

    一般的に、定められた期間、勤務先と契約する社員や雇用形態のことを指します。法律上、明確な定義はなく、企業によって、「定年退職をして再雇用した労働者」であったり、「正社員に次ぐ準社員」を指す場合もあったり、さまざまなケースがあります。
    契約社員との明確な違いはありませんが、契約社員の多くはフルタイムの勤務が多いのに比べ、嘱託社員の場合は企業によって労働時間が独自の設定をされているケースが見られます。

    請負・業務委託

    企業から仕事を受注し、その完成に対して報酬を受けとります。請負・業務委託の場合、企業との雇用関係はなく、「事業主」として扱われるため、基本的には「労働者」としての保護を受けることはできません。しかし、中には「業務委託」や「請負」といった契約をしていても、その働き方の実態から「労働者」であると判断されれば、労働法規の保護を受けることが可能です。

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    家内労働者

    企業などから委託を受けて、物品の製造または加工などを個人で行う人のこと。請負・業務委託と同様に、「事業主」として扱われます。しかし、委託者との関係が使用者と労働者の関係に似ていることから、「家内労働法」が定められているのが特徴。内職には「労働基準法」ではなく、「家内労働法」という法律が適用されます。受託者が家内労働者に仕事を依頼する場合は、家内労働法に基づき、家内労働手帳の交付や最低工賃の順守などが求められます。

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    在宅ワーカー

    企業などから委託を受けて、PCなどを使用してウェブサイトのデザインやライティング、データ入力などをを個人で行う人のこと。家内労働者、請負・業務委託と同様に、「事業主」として扱われます。

    バイト・パート・派遣・契約社員の働き方を比較

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    アルバイト・パート、派遣社員、契約社員では、給与はどのように異なるのでしょうか。仕事内容に違いがあるか、主婦におすすめはどのような雇用形態なのか見て行きましょう。

    正社員と比べて責任は求められるか?

    アルバイト・パートは、正社員と比べ、任せられる仕事が限定的になる場合が多くなります。リーダー的な役割を担う人に指示を受けて仕事することが多いため、パート・アルバイトは社員と違い、責任を求められることは少ないでしょう。とはいえ、労働者として最低限の責任感を持って働くことは重要と言えます。重要な仕事ややりがいを感じる仕事がしたい人、実績を求める人は物足りないかもしれません。

    派遣社員・契約社員の業務内容は正社員とほぼ同じですが、即戦力を求められることも多いため、能力次第では責任ある仕事を任されるケースもあるでしょう。仕事への取り組み方が認められて正社員に登用される場合もあれば、契約更新がされず終了となることも考えられます。


    求人の数は?

    パート・アルバイトは求人数も多く、飲食業や体力勝負の仕事、介護、事務系の仕事など、さまざまな職種から募集が行われています。未経験者OKのもの、短期バイトが可能なもの、正社員登用の可能性があるものなど、自分のスキルや働ける期間に合わせて働けるものや、将来を見据えて勤務できるものもあります。企業は「必要な時に、必要な人材が欲しい」というニーズがあるため、派遣社員や契約社員の求人も非常に多くなっています。

    社会保険や年末調整はしてもらえる?

    派遣社員・契約社員はもちろん、アルバイト・パートでも、労働時間や収入において一定の基準を満たしていれば、社会保険に加入することができます。しかし、規模が小さな会社の場合、自分で社会保険加入の手続きを取らなければならないこともあるようです。基本的に年末調整は雇用している側が行います。

    給与は?

    パート・アルバイトは時給制で、職種や勤務する場所、時間、経験の差によって時給に差があります。派遣社員も時給制ですが、パートやアルバイトと比べると、時給はやや高めです。

    フルタイムで働く派遣社員や契約社員の場合は、月給は正社員並み、あるいはそれ以上になることが多いですが、賞与はないケースがほとんどのため、年収ベースで考えると正社員の方が収入が多くなる傾向があります。ただし、中には契約社員にも賞与を支払う企業もあるようです。

    主婦・子育て中の方におすすめなのは?

    授業参観やPTA活動、通院、塾や習い事の送迎など、子育て中は何かと平日に用事が入ることも多いものです。家庭や子育てとの両立を目指すのであれば、働く日数や時間に融通がつきやすいパート・アルバイト、パートタイム勤務も可能な派遣社員がおすすめです。

    女性活躍中の派遣社員の求人・転職情報

    一方、実績を積んでキャリアアップしたい人や、子どもが高校生くらいになりそれほど日中の用事が多くない人、長時間働いてしっかり稼ぎたい人は、正社員やフルタイムの派遣社員、契約社員を考えてもいいでしょう。社会保険も整備されているので、安心して働くこともできますね。

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    まとめ:積極的に行動し、自分に合った働き方を見つける

    40代・50代から仕事を始める人の中には、経験の有無や年齢のことを考えて不安になることもあるかもしれません。しかし、現在はパートのほか、パートタイムで働ける派遣、一定の期間だけ働ける契約社員など、働き方も多様化。未経験やブランクがある人を積極的に受け入れる企業も多くなっています。積極的に行動して、自分に合った働き方を開拓していきましょう。

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