副業をはじめる理由は?月平均収入や仕事内容、稼ぐためのコツも紹介!
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- 公開日:2024年12月 4日
副業に関する調査では、30〜40代の男女の副業経験数が少しずつ増加しています。今回は、副業を始める理由や月の平均収入額、どのような副業をしている人が多いのかなどをご紹介します。副業をこれから始めようと考えている人や、副業をしているがほかの人の状況が気になる人はぜひご一読ください。
この記事の目次
副業を始める理由は?
副業に対する規制が緩和された影響もあり、副業を始める人は年々増加しています。マイナビの調査では、2024年5月の時点では38.3%の人が、副業経験があると回答しています。特に、男女ともに30〜40代で副業の意向は増加傾向です。
副業を始める理由については、以下のような回答があります。
「自由に使えるお金を増やしたい」
「副業に興味があったから」
「副業をしないと生活が成り立たないから」
「自分が活躍できる場を広げたい」
近年では、物価高騰している影響もあり、経済的な負担を減らすために副業を始めている人が多いと言えるでしょう。
副業で得られる月の平均収入
副業をしている人や、これから始めようと検討している人が気になるのは、月の平均収入でしょう。金額ごとの割合については、以下の通りです。
月の収入 | 割合 |
---|---|
1万円以下 | 41.5% |
1万円〜3万円 | 32.0% |
3万円〜5万円 | 19.0% |
5万円〜10万円 | 3.5% |
10万円〜15万円 | 3.5% |
20万円〜25万円 | 0.5% |
副業をしている人のほとんどが、月額1万円以下〜5万円未満となっています。5万円以上を稼いでいる人は7.5%となっており、副業で大きな金額を稼いでいる人は多くありません。
引用元:マイナビニュース 副業の仕事内容が調査で明かされる、「動画編集」「イラスト投稿」「大工」「台本の作成」など
副業でできる仕事内容と、月に稼げる目安金額
副業をしている人は、1人だけで完結できる仕事や、顔合わせなし・ネットのみで完結できる仕事を選んでいる人が多くいます。具体的にどういった仕事があるのか、月に稼げる目安金額についてご紹介します。
Webライター
Webライターは、Webメディアが運営しているサイトの記事を執筆する仕事です。未経験でも始められ、パソコンがあればすぐにできるため、副業初心者の人でもすぐに始められるでしょう。
仕事は基本的に1人でできるほか、時間の縛りもないため、本業が終了した後などに進められます。記事のジャンルは幅広いため、興味がある分野や好きな分野の知識を深めながら仕事ができます。また、作成する記事の内容によっては、自身の本業の知識を活かした記事の作成も可能です。
報酬は文字単価の場合が多く、1文字1円といった形で支払われます。執筆速度や文字の単価が上がれば、月数万円を稼げるでしょう。
プログラマー
プログラミング知識のある人は、副業のプログラマーとして働く選択肢もあります。プログラミングの副業は、ほかの副業よりも単価が高いため、1件で数万〜数十万となるでしょう。
ただし、単価が高い分、専門知識やスキルが求められる仕事です。本業のプログラマーとしてのスキルアップにもつながるため、プログラマーの仕事をしている人は副業で新しい仕事に取り組むことも可能です。
アフィリエイトブログ
アフィリエイトは自身のブログやサイト、SNSなどに企業の広告を掲載して、広告収入を得る仕組みです。ユーザーが広告をクリックして商品やサービスの購入、申し込みをすると報酬が発生するようになっています。成功すれば、数十万円などの高い収入を得られる可能性があります。
ただし、アフィリエイトの知識やブログ運用のテクニック、文章に関する知識などが必要となるため、収益が出るまでには時間がかかります。
動画編集
YouTubeをはじめとした各種SNSの流行によって、動画編集ができる人の需要が高まっています。動画に音声や字幕を入れるだけの場合や、動画全体の構成を考えるなど、仕事内容はさまざまです。編集難易度や尺によって、得られる報酬は変動しますが、1本5,000〜10,000円ほどが単価となります。
SNSの運用代行
X(旧Twitter)やInstagramなどの、企業アカウントの運用を代行する仕事もあります。仕事内容はさまざまですが、Instagramの場合は新規投稿やストーリーズの作成・投稿などを行います。
運用代行の業務は、SNSのアルゴリズムを常に把握するほか、マメな作業が必要ですが、一定の需要があるため仕事を見つけやすいでしょう。案件によっては、1件数万円〜数十万円の報酬となります。
イラスト・ハンドメイド品の販売
イラストやハンドメイドの作品を作れる人は、サイトやアプリで販売することができます。基本的に出品は無料で、売り上げから販売手数料を引いた金額を報酬として得られます。
得られる報酬は出品するアイテムや単価によって異なり、人気が出れば月に数万円といった報酬も稼げるでしょう。ただし、競合が多いため集客のためには、差別化やSNSでの発信が重要です。
単発バイト
継続した仕事ではなく、スキマ時間を活用して働きたい場合は、単発バイトを検討しましょう。ライブスタッフや試験監督などの仕事は、単発の場合が多いため、自身の都合に合わせて働けます。
時給1,000〜1,500円ほどで、一定の副収入を得られます。ただし、体力が必要となる仕事が多いため、本業に支障がでないように管理をしましょう。
家事代行サービス
家事スキルがある人は、家事代行サービスがおすすめです。掃除や料理の作り置き、整理整頓などの家事全般を行います。個人で仕事を受けるよりも、家事代行サービスを提供している会社に登録すると、安心して仕事を進められるでしょう。特別なスキルを持っていない人でも、普段から行っている家事を仕事にできるのは魅力的です。
ポイントサイト
スマホを使ってスキマ時間にお金を稼ぎたい人は、ポイントサイトがおすすめです。登録したサイトを経由して商品購入やサービスの申し込みをしたり、アプリをダウンロードしたりするとポイントを貯められます。案件は豊富にあり、クレジットカードの発行や保険相談などを申し込むと、多くのポイントを獲得できます。
貯めたポイントは他社サイトのポイントや、現金に変更が可能です。月数万円などのまとまったお金の分を稼ぐのは難しいですが、お小遣いを気軽に稼ぎたい人には向いているでしょう。
副業で稼ぐためのコツ5選
副業で稼ぐためには、いくつかのコツを押さえておく必要があります。今回は5つのコツをご紹介します。
趣味や好きなことで始める
副業を単純にお金を稼ぐ手段としてしまうと、継続が難しくなる可能性が高まります。反対に自身の趣味や好きなことを副業にすれば、モチベーションを保てるようになり、楽しみながら仕事ができるでしょう。
副業は本業と並行して行うため、お金を稼ぐ以外の目的を決めておくと継続しやすくなります。また、副業は本業の気晴らしとして取り組める場合もあります。ストレスなく働くためにも、自身の趣味や好きなことを活かせる内容で始めましょう。
コツコツと続ける
副業で稼ぐためには、コツコツと地道に継続しましょう。副業の場合は収益化されるまでに時間がかかり、最初のうちは0円の場合も考えられます。始めて1ヶ月や2ヶ月でなかなか成果が出ないからと、やめたいと考える人もいるでしょう。
しかし、コツコツと継続していると、少しずつ収入が得られるようになります。あきらめずに地道な継続が、副業での収入を得る近道です。
本業とのバランスを取る
副業は本業以外の時間を使って働くため、本業に支障が出ないようにバランスを取って働く必要があります。副業に力を入れすぎた結果、睡眠不足になったり、休息が取れずに体調を崩してしまったりしては意味がありません。
本業とのバランスを取るためにはいつ副業をするのか、休日の過ごし方などについて、十分に計画を立てておきましょう。
専門スキルを身につける
副業といっても、稼ぐためには専門的なスキルを身につける必要が出てきます。プログラミングであれば、プログラミング言語やアプリ開発のスキル、動画編集なら動画編集ソフトに関する知識やスキルなどです。
専門的なスキルがあれば、競合する人と差別化を図れるほか、より報酬の高い仕事を依頼される可能性が高まります。少しでも多くのお金を稼ぎたい、長期的な仕事を獲得したい場合は、専門スキルを身につけましょう。
一度に手をつけすぎない
お金を稼ぎたいからといって、一度に多くの仕事に手をつけすぎないようにしましょう。副業を1つ収益化させるにも時間がかかります。いくつも同時に始めてしまうと、副業同士はもちろん本業にも影響が出てきます。
どうしてもやりたい仕事が複数ある場合は、まずは1つの仕事を集中して行い、軌道に乗ってから新しい仕事に取り組みましょう。
副業をするうえでの注意点 3選
副業をする際には、気をつけておくべきこともあります。どのような準備が必要なのか、何を意識して仕事を受けるのか、今回は3つの注意点をご紹介します。
本業の就業規則を確認する
自身の勤めている会社で副業をしても問題がないか、必ず始める前に就業規則を確認しましょう。2018年に政府は働き方改革の1つとして、副業や兼業が行えるようなルールを明確化しました。そのため、現在法律によって副業は禁止されていません。
しかし、会社によっては本業に集中してもらうため、情報の漏洩を避けるためなどの理由で副業を禁止している場合があります。知らずに副業を始めてしまうと、場合によっては懲戒などの処分が出る可能性もあります。バレなければ良いではなく、必ずバレるものと考えて、確認や準備を行いましょう。
確定申告について確認する
会社員の人が副業をする場合、年間で20万円以上の収入を本業以外で得た場合は、収入額によっては確定申告が必要となります。確定申告をせずにいると脱税となり、より大きな額の税金が発生します。必ず年間の収入額を計算して、確定申告の必要があるか確認しましょう。
なお、開業届を提出していると、確定申告の際に税額を抑えられる青色申告を利用できます。確定申告の方法についても、事前に確認しておくと後悔するポイントを減らせます。
詐欺案件に気を付ける
数多くある副業案件のなかには、詐欺案件が含まれている場合もあります。特に、未経験者向けの案件で高額な報酬が設定されている場合は、注意が必要です。「1日10分、スマホを使うだけで、月に20万円」といった内容のものは、気をつけましょう。誇大な内容のものは、副業詐欺の可能性があります。
まとめ
副業をしている人が始めた理由や、月の平均収入額についてご紹介しました。多くの人が自由に使えるお金が欲しい、生活にゆとりを持ちたいといった理由で副業を始めています。副業をしている人の月の収入額は、1万円〜5万円未満が多く、月5万円以上の割合は全体の1割未満です。
副業でできる仕事は多くあり、未経験でも始められる仕事もあります。プログラミングやSNS運用代行など、自身の強みを活かして始めてみましょう。また、副業で稼ぐためには本業とのバランスを取る、地道に続けるなど計画性を持って進める必要があります。
そのほか、確定申告や本業の就業規則の確認など、注意しておく点もあるため、副業を始める際は事前にしっかりと準備をしましょう。