40代女性の仕事探し!無資格・未経験でも転職を成功させるコツとは?

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40代女性の仕事探し!無資格・未経験でも転職を成功させるコツとは?

40代女性、なのに無資格・未経験……。「転職したいけど、無理か…」と思っているみなさん、ちょっと待って!! 空前の人手不足の今だからこそ、転職活動を行う最大のチャンスです。自分の強みや魅力を上手にアピールして、条件の良い転職先を見つけませんか? 40代女性が転職活動を成功させるためのノウハウをご紹介します。

この記事の目次

    40代女性の転職事情


    40代女性は、正社員よりもパート・アルバイトが多い?

    結婚・出産で仕事を休んだ時期があったり、子どもが小さい時期からパートで働いていたり。働き方の価値観は人それぞれ。でも、世の女性達はどんな働き方をしているのでしょうか?――まずは、「働く女性の傾向」について見ていきましょう。※参考資料「平成28年版働く女性の実情」

    総務省の「労働力調査」によると、2016年の雇用者総数は5,729 万人。これを産業別に見ていくと、そのうち女性が2,531万人と、45%近くを占めています。女性が多く働いている業界は、「医療、福祉」 594 万人、「卸売業、小売業」503 万人、「製造業」294 万人、「宿泊業、飲食サービス業」210 万人など。

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    これを職業別に見ていくと、最も多いのが「事務従事者」で 733 万人、次いで「サービス職業従事者」483万人、「専門的・技術的職業従事者」471 万人、「販売従事者」345 万人という結果が出ています。

    女性_雇用形態別.jpg

    雇用形態にはどのような違いが?

    正規社員として働いている女性は1,078 万人。対して、パート・アルバイトや派遣社員など、非正規の働き方をしている女性は 1,367 万人と、正規社員よりも300万人近く上回っています。

    年代別の働く女性の割合

    女性の労働力は30代で減り、40代で回復する傾向があります。これは、30代は子育てに専念し、40代に入ってから仕事に復帰する女性が多いことを示しています。このような女性の働き方は、日本で顕著な傾向です。年代別の女性労働力をグラフにするとちょうど真ん中の30代が下にへこんでM字型をしていることから、この傾向を「M字カーブ」と読んでいます。

    女性_M字カーブ.jpg

    なお、2006年と2016年の女性の労働力を比較すると、2016年はすべての年代で労働力が上昇し、10年前よりも働く女性の数が増えていることがわかります。特に「60~64 歳」が大きく上昇していることは、女性が長く働く環境が整ってきている証拠と言えるでしょう。

    日本は圧倒的な人手不足。このチャンスを逃さない手はない!

    「40代で働く女性が多いとは言っても、正規社員より非正規社員の方が多いのでしょう?」と、転職に対して後ろ向きになっている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、今の日本は空前の人手不足。人材を求めている業界・企業がたくさんあります。

    たとえば失業率の推移。リーマンショックの翌年にあたる2009年の完全失業率は約5%。これが2017年5月には2.2%まで下がっています。対して、有効求人倍率は2009年に0.47%と一気に落ち込んでしまいましたが、2017年5月には1.6倍と大きく回復しています。この結果から、「失業者は減り、人材を求める企業が増えている」ことがわかります。

    さらに、人手不足感を判断する指標「雇用人員判断DI」によれば、雇用人員が「過剰」と答えた企業の割合よりも「不足」と答えた企業の割合が圧倒的に多いという結果も出ています。

    雇用人員判断D.I.の推移

    女性活躍推進法が施行! さらに女性が転職しやすい時代に!

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    就職や転職を考えている40代女性にとっては、2016年4月に施行された「女性活躍推進法」も見逃せません。法施行により、従業員数が300名以上の企業は「女性が活躍できるよう行動計画を策定し、その計画内容や達成状況を公開すること」が義務づけられました(従業員300人未満の企業は努力義務)。

    これを機に、多くの企業が女性の活躍のための取り組みを積極的に進めるようになりました。女性の採用比率を高めたり、女性の管理職登用や職域の拡大を実現したり、女性が活躍できるような風土を築く努力をしたり。明確な数値目標の設定を行い、積極的に活躍を推進している企業も多く存在しています。このように女性活躍推進法は、女性がより生き生きと働くための「追い風」となっているのです。

    女性活躍推進法特集ページ

    40代女性の「理想の働き方」とは?


    人材不足、しかも法施行により女性の活躍を推進している企業が増えている。このチャンスに乗って転職するには、最初に「理想の働き方」について考えることが大切です。

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    理想の働き方がイメージできたら、次に勤務日や通勤時間、勤務地など条件について考えていきましょう。「あまり働けないと、採用されないのでは?」という懸念は湧きがちですが、従業員のワークライフバランスを重視する企業が増えていますので、最初から条件を妥協する必要はありません。まずは条件に関する希望を明確にしていきましょう。

    専業主婦歴が長く、少しずつ仕事に慣れていきたい場合

    結婚・出産を機に仕事を辞めて、ずっと専業主婦だった方の場合。いきなりフルタイムで働くと、一気にワークライフバランスが崩れてしまう場合も。家事に育児に仕事が加わり、常にやることに追われてしまい、体力的にもしんどくなってしまうかもしれません。まずは、パートやアルバイトなどの短時間勤務からスタートすることをおすすめします。

    最初は週に2~3日、1日の勤務時間を4~5時間程度に抑えて、仕事を覚えたり、職場の環境になじむことにまずは集中。そして、働きながら家事や子育てをする生活に慣れてきたら、「もう少し働いて給料を増やしたい」と思ったなら、勤務日や勤務時間を増やしていきましょう。

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    女性が活躍している会社で働きたい場合

    「女性の活躍」を軸に求人を探す方法もあります。多くの女性が活躍している会社なら、「女性にとって働きやすい環境が整っている」と判断できるからです。女性従業員はどのくらい働いているのか。そのうち、子育て中の従業員はどのくらい在籍しているのか。何年くらい勤務しているのか。女性従業員の勤務状況を確認することで、働きやすい職場であるかがわかるでしょう

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    未経験の仕事にチャレンジしたい時は?

    子育てなどで長くブランクがあり、久しぶりに仕事を始めようと思っても、「40代で転職は難しいかも」と怖じ気づいてしまう――。そんな気持ちになったら、思い出してください。日本は空前の人手不足だということを。怖じ気づくよりも、希望を持って前向きに転職活動をすることが大切です。未経験者を歓迎する企業もたくさんあるので、以下のページでチェックしてみましょう。

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    40代の女性に企業が求めることとは?

    次に、企業側の視点から40代女性の転職について考えてみましょう。企業は、40代女性の転職希望者に対して何を求めているのでしょうか。

    ここで大切になってくるのは、「40代」という年代です。20代や30代に比べると、社会経験や人生経験が豊富にあります。そのため、チームや部門をまとめる「マネジメント能力」や「コミュニケーション能力」を期待している企業が多い傾向があります。また、状況に応じて臨機応変に対応する「柔軟性」なども、評価の対象としている企業も少なくありません。

    これまでの人生を振り返り、どんな経験を積んできたのか、どんな部分を強みとして企業にアピールできるのかを、今一度考えてみましょう。

    無資格はダメ? 資格があった方が有利なの?

    仕事の経験がなく、特にアピールできる資格もない。そんな場合でも、40代女性の転職は無理なことではありません。

    資格は、専門的な能力を持っていることを証明するもの。看護師や保育士、宅地建物取引士のように、資格を取得しなければその職業や業務に就くことができない「国家資格」から、民間団体が認定する「検定試験」まで、多数の資格・検定が存在します。

    しかし、たとえば「医療事務」や「調剤事務」は、検定試験に合格していなくても仕事に就くことができます。マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)を取得していなくても、WordやExcelなどのソフトを業務で使いこなせる人はたくさんいます。

    そのため、資格必須ではない限り、資格や検定はあくまでも、自分自身のスキルを会社に証明するための材料程度に考えておいた方が良いでしょう。資格がなくても就くことができる仕事はたくさんあるので、無資格でも自信を持って転職活動をしましょう。

    職種別! 40代女性・無資格・未経験の自己アピール例

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    では、40代・無資格・未経験の方が企業に自己アピールをする場合、どのような点に注意すると良いのでしょうか。3つの職種を例に、具体的なアピール文をご紹介します。

    自己アピールのポイントは、嘘をつかないこと。大きく話を盛ってしまったりすると辻褄が合わないことも多いもの。面接ではうまくいっても入社後のミスマッチにつながります。そのため、できないことを「できる」と言ったり、経験を偽ったりする必要はなく、自分の良いところや得意なことをきちんと伝えるようにしましょう。

    それを前提として「自分のできるところ、得意なことを生かせる」という視点から自己PRを作成するケースをご紹介します。


    【保育補助】
    息子が大学進学いたしまして、時間のゆとりができました。子育て経験で培った保育知識を社会に還元できる仕事に就きたいと思っています。親の介護がございまして深夜の時間帯は難しいのですが、土日・祝日出勤に関しては柔軟に対応可能です。

    【事務職】
    専業主婦として家族を支えるだけでなく、社会の一員としての生き方を考えるようになりました。募集条件にございましたパソコンの基礎スキルですが、Office系ソフトの使用やタイピングは問題ございません。PTAや子供のクラブ活動で経理責任者を担当し、関係者との調整などに携わってきました。数字の間違いや記録漏れがないように、データをexcelで管理してきた経験もございます。

    【販売・サービス職(子供服)】
    私自身、3人の子供を育ててきた母親であり、御社の子供服は手頃なお値段にも関わらず縫製がしっかりとしていて、たくさんお世話になりました。経験をふまえた接客でお客様と御社に貢献したく、応募させていただきます。保護者同士の付き合いを通して培ったコミュニケーションスキルや相手との距離感、マナーを活かし、御社の一員として恥ずかしくない身のこなしや商品知識を身に付けていきたいと思っています。

    転職成功率をさらに高めるための3つの戦略

    最後に、転職成功率を高めるための戦略を3つご紹介します。

    求人サイトで情報収集する

    求人情報の収集は、転職活動の基本中の基本です。こまめにチェックすれば、理想の求人に出会う可能性も高まりますし、求人の傾向をつかむこともできます。

    エージェントに相談する

    自分の強みや得意分野が見えない人は、エージェントを活用するのも1つの手。「理想の働き方」や「条件」にマッチする企業を紹介してくれるだけでなく、これまでのキャリアや経験を活かせる仕事を紹介してくれるでしょう。

    中高年向けの転職支援サービス「マイナビミドルシニア人材サービス」

    ニッチな業界・企業をチェックする

    人気な企業や業界は応募する人数が高く、狭き門になってしまいがち。思い切って、ニッチな業界や企業を狙うのも戦略としては十分「有り」です。未知の企業であっても、「知る人ぞ知る優良企業」である可能性もあります。

    まとめ

    働き方に対する考え方は、人それぞれです。人とは違った価値観を抱き、人とは違った働き方を選ぶことだってあるでしょう。フルタイムで働きたいと思っている人も、パートやアルバイトを希望している人も、もう少し子育てに専念したいと思っている人も、「自分にとって何が理想か」を十分に考えた上で、希望の仕事に就けるとよいですね。

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