女性におすすめ！選ばれているパートとは？

おすすめのパートは、シーンによって変わる

「パート勤務」とひとことで言っても、夫婦2人だけの時や子育て真っ最中の時、子育て経験を経た50代では、それぞれ適したパートは異なります。今回はライフステージに合ったパートの選び方をご紹介します。

夫婦2人だけの時

結婚したばかりの新婚夫婦など、まだ子どもがいない夫婦2人だけの場合は、比較的時間にも余裕があることが多いでしょう。家事が無理なくこなせ、夫の帰宅に間に合う時間内で、1日6時間くらいのパートをする人が多いようです。

夫が転勤族の場合は、登録制で好きな日に働ける軽作業スタッフなどがおすすめです。短期間だけ働くことができるので、急な転勤などになっても、勤務先に迷惑はかかりません。
※日雇派遣で働く場合は、特定の条件を満たす必要があります。詳しくはコチラ

子育て中の時

子どもが乳幼児のころはママにべったり。なかなか自由な時間がとれない中、どうしても働かなくてはならない事情も出てくるかもしれません。産後、しっかりと体力が回復したら、子どもが寝ている早朝などにパートをしたり、夫が休日のときに子どもの世話をお願いし、1日だけの短期バイトをするといった方法があります。

子供が幼稚園や小学校に入るようになると、ママにも少しまとまった時間がとれるようになります。これまで専業主婦だったのに、パートを始める人が多いのもこの時期から。多くの幼稚園ママはは子どもの帰宅時間に合わせ、午前中の3～4時間だけ勤務するというケースが多いようです。

子育てが落ち着いてくる40代・50代

子どもが小学生以上になると、午前中勤務よりも時間を増やして働くことも多くなります。しかし、40代・50代の年代は体力の衰えが出始める時。「まだまだ若いから大丈夫」と油断していると、思わぬケガやダメージを受けかねません。特に女性は更年期に差し掛かる時期でもあるので、体にムリなくできる働き方を心がけましょう。立ち仕事や力仕事は、1日3時間くらいから始め、様子を見ていくのがベターです。

女性のパート選びのポイント

ライフステージによって、パートでの働き方が変わることがわかりましたが、実際はどのような仕事・職場環境がベストなのでしょうか。女性がパートを選ぶときの注意事項をまとめました。

勤務先に主婦が多い

子どもは急に体調を崩すことも多く、幼稚園や学校から呼び出しがあって迎えに行かなければいかないこともあります。職場に幼稚園ママや小学生ママなどが多いと、このような状態になっても理解を得やすいもの。お互い、フォローし合いながら働くことができますし、病児保育などの情報が入ったりもするかも。

また、全体的に主婦が多いと、「子持ち主婦」「子なし主婦」「50代以上～」と自分の境遇に合ったパート仲間も見つけやすくなります。パート仲間同士仲良くなれると、長く勤められそうですね。

シフトの調整がしやすい

子どもの用事や自分の通院、自治会の会合、夫の用事で役場に出向くなど、何かと主婦は用事が多いものです。自分のスケジュールなどを前もって申告でき、それに応じてシフトを組んでもらえる職場なら、気兼ねなく休みを取ることができます。

扶養内で働ける

夫の扶養内で働きたいと考えている人も多いはず。職場が「扶養内で働くこと」に理解があると、勤務時間や給与が一定のラインを超えないよう配慮してくれることがあります。

資格なし、未経験でも働ける

ブランクがある人は、久しぶりの社会復帰に不安を覚えることでしょう。40代・50代になってからの未経験の職種へのチャレンジとなると勇気が必要なものです。「未経験者歓迎」「資格なしでも可」と求人サイトなどに説明されている職場でなら、安心して第一歩を踏み出せますね。資格を持っている場合、派遣会社に登録して資格が活かせる職場で働くという方法もあります。

短時間で働ける

特に子どもが小さなうちにオススメなのが、短時間でも働ける職場です。1日3～4時間くらいであれば、子どもが幼稚園にいる間に働くことができます。求人サイトに「週1日、短時間勤務OK」などと書かれてあるところであれば、面接の時に短時間勤務の希望を伝えやすいですね。

家から近い

家から職場が近いと、通勤時間も節約でき、通勤バスや電車などで疲れることなく職場に向かうことができます。急なシフト交代などにも対応しやすいというメリットもあります。

女性に人気のパートランキング！

さまざまな職種がありますが、主婦に人気のパートはどのようなものなのでしょうか？　仕事内容や働きやすさ、労働条件などをふまえ、ランキング形式で人気のパートをご紹介します。

＜1位＞事務職

パソコンを使用したデータ入力のほか、書類の作成やファイリング、職場によっては電話や来客の対応をすることもあります。残業は少なく、定時に上がれることも多いため、用事や子どものお迎え時間などにも差し支えなく働けます。医療や銀行、貿易など専門知識が求められる事務職は資格所有者や、経験者が優遇されるケースが多いため、経験がある場合はブランクがあっても履歴書に記入するようにしましょう。

＜2位＞レストランスタッフ

大きく分けて、オーダーを受けて料理を運ぶホールスタッフと、厨房で調理の補助を行う調理スタッフがあります。シフト制で短時間から働けるので、小さな子どもを持つ主婦におすすめです。チェーン店の場合、各社の求人サイトのフォームから直接応募できる場合もあるようです。フォーム入力でもビジネスマナーに配慮した文章を心がけ、担当者へ好印象を与えましょう。

＜3位＞軽作業

工場などで仕分け・梱包・商品管理などを行う仕事です。単純な作業なため、作業をすぐにすぐに覚えられるというメリットもあります。従業員が多い職場の場合、急なお休みなども取りやすいようです。登録制で都合のいい場所や日程を事前に申告できる工場の場合は、履歴書などに通勤可能な場所・曜日・時間などを明確に記入しておくようにしましょう。

＜4位＞コンビニ店員

レジでの会計のほか、商品の品出しや発注、清掃などを行います。早朝や昼間の時間帯は主婦パートがシフトに組まれていることが多いので、同じ主婦同士働きやすいでしょう。店舗によっては、店内のPOPなどを店員が書く場合があります。イラストや絵を描くのが得意であれば、履歴書の特技の欄にそのように書いておけば、選考にプラスに働くかもしれません。

＜5位＞スーパーのスタッフ

店舗の規模にもよりますが、レジのほか、サービスカウンターでの商品梱包、商品管理、惣菜づくりなど、さまざまな仕事があります。同じような境遇の主婦も多いので、急に休まなくてはならなかった時など、お互いフォローして働くことができます。バックヤードは力仕事もあるため、自分の体力と相談し、ムリのない職種を選ぶようにしましょう。

＜6位＞受付

病院やスポーツジムなどで、受付の業務を行う仕事です。基本的にデスクワークなので体力も必要ありません。病院の受付の場合、医療事務の資格は必ずしも必要なものではありませんが、所有している場合は履歴書に明記しておきましょう。清潔なイメージが重視されるため、貼付する写真を撮影するときは、メイクや髪型に気を配るようにします。

＜7位＞コールセンター

企業の電話受付センターや通信販売の受付センターなどで、電話対応を行うコールセンターの仕事。研修制度が整っているため、未経験でもチャレンジしやすくなっています。仕事柄、正しい言葉遣いではっきりと相手に伝わるように話すことが重要。面接の際にも担当の面接官にしっかり伝わるような話し方を心がけます。

まとめ：自分や家族の状況に合ったパート選びを

パート選びのコツは、さまざまな仕事の中から、今の自分の状況やライフステージに合ったものを選択すること。パートを始めた故に、家事が滞ってしまったり、子どもが寂しい思いをしてしまうのは避けたいものです。ブランクがある場合、リハビリを兼ねてまずは短期のパートを始めてみるのもいいかもしれません。