無口な性格で話す仕事が苦手...、そんな人にオススメの仕事とは?
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- 公開日:2017年12月19日
人の性格はそれぞれです。会話でのコミュニケーションが苦手で、勤務先での人間関係に悩む人も少なくありません。しかし、仕事の選び方によっては、コミュニケーションを最小限に抑えることもできます。ここでは、人と話すことに積極的になれない…、そんな方にもおすすめの仕事をご紹介しましょう。
この記事の目次
実は多くの人がコミュニケーションが苦手と思っている?
仕事でもプライベートでも、誰かとコミュニケーションをとる機会は多くあります。ところが、「自分ってコミュニケーション能力がないなあ」と感じる人は意外と多いものです。マイナビニュースが調査したアンケートでは、男女500人のうち約7割が「自分にはコミュニケーション能力がない」と考えていることが明らかになりました。
調査時期: 2014年4月16日~4月18日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性217名 女性283名 合計500名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
https://news.mynavi.jp/article/20140506-a063/
人見知りだったり、会話を広げるのが苦手だったりと、人と喋ると心理的に疲れてしまったりなど、苦手と感じる理由はさまざまです。一見コミュニケーションをうまく取れているように見えている人でも、苦手と感じている人も多いのでしょう。
こうした特徴を持った人にとっては、職場でのコミュニケーションは最小限に留めたいところかもしれません。では、できるだけ言葉を交わさずにできる仕事にはどんなものがあるのか見てみましょう。
仕事中にはあまり話すことが多くない仕事6選
積極的に人とコミュニケーションが発生する仕事の代表としては営業や接客・販売、コールセンタースタッフなどがあげられますが、反対に人とのコミュニケーションが少ない仕事には、以下の6つをあげることができます。
■ポスティング
ポストに入っているチラシの多くは、ポスティングのアルバイトによって配られています。ポスティングの内容はさまざまですが、ひたすら一人で配る仕事であるため、相手とのコミュニケーションを必要としません。また、好きな時間に配れるケースも多く、時間の融通が利くという点でもメリットがあります。
■新聞配達
ポスティングと同じように、新聞を配ることが仕事です。ポスティングとは違い、決まった時間に配ることになりますが、早朝は人もまばらで静かであるため、コミュニケーションを取る機会も少ないでしょう。
■清掃
黙々と仕事をするという点では、清掃もおすすめです。オフィスやビル、ホテル、電車などさまざまな場所があり、きれいにする作業に集中できます。特にオフィス清掃を実施する時間は早朝が多く人もほとんどいないので、コミュニケーション量はより少なく済むでしょう。
■工場
工場の流れ作業は、定められた作業を黙々と続けることが多く、コミュニケーションをあまり必要としません。製品に欠陥がないかをチェックしたり、簡単なパーツを組み立てたりと工場によってさまざまな業務があります。単純作業が何時間も続くため、退屈に感じたり、勤務時間が長く感じたりする人も多いようですが、ミスをしないことを念頭におき、会話を挟まずに目の前の作業に打ち込むのが好きな方には向いているでしょう。
■試験監督
試験監督もまた、静かに業務を行います。基本的には試験中に受験者たちの異変や不正がないかどうかを確認するのが仕事です。試験監督と聞くと学歴や資格が必要に感じるがいるかもしれませんが、監督をする分には資格は必要ありません。
■トラック運転手
意外と見落としがちなのが、トラックの運転手です。積み下ろしのときにはコミュニケーションが発生しますが、運転の際は必要ありません。逆に話さないことで寂しくなったときは無線での会話が心の支えになることもあるようです。免許を持っていて、運転が好きな方であれば向いているといえるでしょう。
このように人と話すのが苦手な人であれば、コミュニケーション量の限られた仕事に目を向けてみるのも選択肢の一つかもしれません。
セレモニースタッフの仕事はミドルシニア層の落ち着きを求めている
上記で紹介したのは、黙々と一人で業務をこなすといった仕事でした。
一方、ミドルシニア層の落ち着いた人柄が向いている仕事の一つに、セレモニースタッフがあります。セレモニースタッフの仕事範囲は会社によって異なりますが、一般的にはご遺族とお通夜・お葬式の段取りを固めて全体の進行を行う役目は「葬儀担当者」。それをサポートするスタッフを「セレモニースタッフ」と呼ぶことが多いようです。
お通夜やお葬式をサポートする仕事で、参列者を案内したり、会場の準備や撤収をしたりと業務内容はさまざまです。コミュニケーション能力が重要な仕事ではありますが、それは会話量の多さということではありません。求められるのは御遺族の気持ちを汲み取った気配りが払え、挙措動作に落ち着きがあるといった静かなコミュニケーション能力です。そのため無駄口をせずに働ける、落ち着いた空気をまとっているタイプに向いています。
働く際はさまざまな雇用形態があるため、フルタイムで働きたければ正社員。短時間で働きたい場合は週に3日程度からのアルバイト募集も多く行っています。日給制での勤務も会社によっては行っているため、単発での働き方も可能です。これまでに接客や販売などの経験がある方であれば、そのスキルを活かすこともできるでしょう。
人の最後の場に携わるという責任ある仕事ですが、その分やりがいを感じることもできます。寡黙にして責任感の強いミドルシニア層に適した仕事といえるでしょう。
とはいえ、仕事においてコミュニケーションはやはり重要
コミュニケーションが苦手なタイプにおすすめの仕事をご紹介しました。しかし実際には、コミュニケーションが一切必要のない仕事はなかなかありません。業務を引き継いだり、必要事項を伝えたりすることはありますし、最低限の意思疎通はもちろん必要になります。どんな仕事であっても、コミュニケーションを全くとらずに業務をこなすのは難しいでしょう。
ただし、仕事以外での雑談など、ライトなコミュニケーションを減らすことは可能です。たとえば、休憩時間は読書や趣味に充てたいと公言しておけば、話に参加しなくても周りに悪い印象を与えずに済みますし、仕事終わりもスムーズに帰るようにすれば、飲みに行ったり食事に行ったりすることも減らせることでしょう。
まとめ
重要なのは、仕事における信頼関係を築くことです。「あまり話したことはないけれど、仕事はちゃんとやっているので信頼できる」と思われれば、仕事上の関係が悪くなることも少なくなります。あなたらしく落ち着いて仕事をするために、働く環境の中で工夫をしてみてください。