人生100年時代を生き抜く、セカンドキャリアの見つけ方!

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人生100年時代を生き抜く、セカンドキャリアの見つけ方!

人生100年時代となった今、健やかにいきいきと過ごすためにはセカンドキャリアの選択が重要となります。本日は、そんなセカンドキャリアの見つけ方にフォーカスしていきます。

この記事の目次

    セカンドキャリアとは?

    ミドルシニア世代になると、会社員人生の中で定年というゴールが目の前に見えてくる時期でしょう。しかしながら、定年という節目を迎えたとしても先の人生はまだまだ長いです。そのため、セカンドキャリアをどう築くかで、人生の良し悪しが決まってしまうといっても過言ではありません。つまり、セカンドキャリアの選択によって、生涯の充実度が変わってしまうのです。

    会社員人生が長い方にとって、これまでは「家族のため」や「会社のため」といった気持ちが働く優先順位になっていたことが多いことでしょう。セカンドキャリアではご自身がやりたかったことや、挑戦できなかった道にもチャレンジしてみるのも選択肢のひとつです。たとえば、趣味だったハンドメイドをビジネスに活かして自分のお店を持ったり、人にレクチャーする講師になったりと、様々な方向性からビジネスを探ることも可能に。

    そもそも、セカンドキャリアという言葉はこれまでは一般的にスポーツ選手のキャリアチェンジなどに使われていました。しかし、人生100年時代を迎えた近年では、「第二の人生の職業」や「次の人生のステップ」といった広義の意味での生き方や働き方を指すようになったのです。

    そんなセカンドキャリアは定年後や定年直前に慌てて考えるのではなく、40代後半から50代かけて定年までに時間に余裕が持てるミドルシニアのうちに考えておくべきだと言われています。なぜなら、具体的なセカンドキャリアを早いうちから描き、また行動することで選択肢の幅が広がるからです。後悔しないためにも、セカンドキャリアを考え始めるタイミングが大切だと言えるでしょう。

    セカンドキャリアを見つけるために

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    やりたいことや挑戦したい何かがある方にとっては、セカンドキャリアの糸口が見つけやすいかもしれませんが、セカンドキャリアを具体的に思い描けないといった方はどうしたらいいでしょうか。まずは、ご自身ができることから考えてみましょう。

    キャリアやスキルの棚卸しをする

    セカンドキャリアが具体的に見通せない場合、まずはご自身のキャリアやスキルの棚卸しをしましょう。これまでどのようなキャリアを辿ってきたか、そこでどのようなスキルを身に付けてきたかを書きだしてみましょう。そうすることで自分の強みを知ることができますし、逆にできないことも明らかにすることができます。

    たとえば、ITエンジニアにとっては「CSSやHTMLが使える」、「Web制作の企画ができる」といったこと、ライターは具体的にスキルがなくても、これまでライティングした文章や記事がスキルの代わりになってくれます。

    こうして具体的に自分の強みを見出すことでセカンドキャリアでは何ができるか、何ができないか(何をやりたくないか)を知ることに繋がります。

    キャリアプランを考える

    キャリアやスキルの棚卸しをした後は、ご自身が今後どのような仕事がしたいのかを考えてみましょう。その際にはどのような働き方で、どのくらいの収入が欲しいかなど、より具体的に考えていきます。考えることで、携わってきた仕事を活かしていきたい方もいるでしょうし、反対に取り組んだことはないけれど挑戦したい職業やキャリアが明確になる方も。

    後者の方はその仕事に携わるために必要な知識があるのか、専門的な学びが不可欠になるのかなど、より一歩踏み込んで考えてみるのがおすすめです。現在は知識やスキルがなくてもミドルシニアのうちからセカンドキャリアの想定ができれば、準備次第で定年後には新しいスタートを切ることができます。

    必要な知識やスキルを学ぶ

    もし、キャリアプランを考えたときに「このスキルが欲しいな」、「こんなことができれば新しい仕事に活かせるかも...」と、ご自身の現状とセカンドキャリア像を比較した際に、必要なスキルや資格がある場合は学び直しを始めましょう。

    今は、学び直し(リスキリング)が社会全体で応援されています。そのため、社会人として働いながらも大学や専門学校、講座等で学ぶことも可能でしょう。そうして新たな業務に必要なスキルや知識を習得することで、セカンドキャリアを後押しする自分の強みを創造することができるのです。

    カフェを開きたいと考えていた女性が料理学校に通い、そこで出会った女性と定年後に2人で夢であったカフェを開いたといった話もありますから、学び直しで自分と嗜好性が似ている仲間やコミュニティを見つけることができるのもメリットでしょう。

    様々な働き方を想定してみる

    セカンドキャリアを考える際、今の会社で仕事を続けたいという方もいれば、新たな働き方を目指してみたいと思う方もいるでしょう。そうした転職や起業を考えている方は今の時点で、まずは副業や週末バイトからはじめてみましょう。

    セカンドキャリアも就職と同じで「向き・不向き」があります。いざ、セカンドキャリアをスタートさせたのに「何だか自分に合わないな...」や「収入が不安定で生活が厳しい...」といった不一致やリスクが生じてしまってはスムーズなセカンドキャリアを形成することは難しいです。

    そこで、ミドルシニアのうちから副業やボランティア活動をすることで、実際の仕事のイメージを掴んでおきましょう。副業であれば少しずつ自分のペースで仕事をすることができるため、ご自身との親和性がわかり、ミスマッチを防ぐことに繋がります。

    セカンドキャリア探しには、情報が大切!

    さきほどまでは、セカンドキャリアを見つけるためにご自身でできることに触れてきました。しかし、「やっぱりセカンドキャリアって言われてもしっくりこない...」という方もいるでしょう。

    そこで、セカンドキャリアを考える上では、様々な情報を収集することも一つの手段になります。最近ではミドルシニア向けに様々なセカンドキャリア探しを手伝う支援機関も増えていますから、賢く情報を得るようにしましょう。

    求人サイトで仕事を探す

    求人サイトや転職サイトには求人が多く掲載されているため、あらゆる職種を知ることができます。
    また、年代や職種に特化したサイトでは、セカンドキャリアの働き方を探すことに長けています。自身のキャリアやスキルから職を探せるサイトもあり、未経験や50代・60代歓迎といった条件で探すことでセカンドキャリアを見つけるのに役立てることができます。

    現在の転職市場では少子高齢化の影響で若年層の転職者よりもミドルシニア世代の転職者数が増えているため、ミドルシニアやシニア層の積極的な採用を図る企業も増加していることもありチャンスが広がっている現状があります。

    マイナビミドルシニアで求人を探す

    イベントやセミナーに参加する

    人生100年時代の今、多くの機関やライフシフトに関わる企業などがイベントやセミナーを定期的に開催しています。最近では首都圏に限らない地方移住のためのセカンドキャリアを考えるイベントも増えてきており、地方自治体主導でより具体的にご自身のセカンドキャリアをイメージできるブースを設けているといった少しユニークなセミナーも。

    マイナビミドルシニアでは、朝日新聞社との共催イベント「セカンドキャリア発見!合同説明会」を開催しています。イベントでは、企業がブース形式で参加しているため採用担当者から直接、仕事内容や採用情報といった情報を詳しく聞くことができます。

    また、セミナーでは著名人や厚生労働省による、セカンドキャリアを見据えるために役立つ情報の講演を行っています。現時点で働く意思がなくても、今後のセカンドキャリアのヒントを得られることも多いでしょう。

    転職エージェントを利用する

    シニア世代向けの転職エージェントを活用するのも、有益なセカンドキャリアを考えるポイントになります。たとえば、自身では見えなかった強みを客観的に教えてもらえたり、これまでの職歴や経験に基づいたアドバイスを受けられたりすることができます。

    また、シニア世代の採用に積極的な企業を紹介してもらうなど、転職のプロに相談することで解決する悩みも多いはずです。セカンドキャリアについて新たな選択肢を見つけられるため、転職エージェントもぜひ利用してみましょう。

    ハローワーク

    ハローワークも年齢に関係なく、多くの求人が揃っています。また、定年後に転職をする場合などは、失業給付手続きを利用することもあるでしょう。ハローワークではミドルシニア向け、シニア向けと求職を絞って紹介してくれるところもあります。

    キャリアコンサルタントと就職相談ができるため、転職のいろはを教えてもらうことができるでしょう。就職相談を通してマンツーマンで面接の練習をしたり、応募書類の添削を受けたりすることもできるため、セカンドキャリア形成に一度訪れてみるのをおすすめします。

    セカンドキャリアの支援も活用すべし!

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    セカンドキャリアを考えるときに避けて通れない点が"お金"の問題でしょう。いろいろと挑戦したいと考えてみても、予算が足りずに一歩踏み出すことを躊躇してしまうこともありますよね。ただし、最近ではセカンドキャリアを応援するための支援も広がっているので、この機会に活用してみましょう。

    教育訓練給付制度

    働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的としています。また、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の20%~70%が支給されます。

    参考:厚生労働省「教育訓練給付について」

    公的職業訓練制度

    通称ハロートレーニングと呼ばれ、希望する仕事に就くために必要な職業スキルや知識などを習得することができる公的制度です。働こうとする人、働く人すべてが対象で、受講料は基本的に無料となっています。

    参考:厚生労働省「ハロートレーニング」

    キャリア形成サポートセンター

    厚生労働省委託事業の「キャリア形成サポートセンター」では、個人向け・企業向けにさまざまなキャリア形成支援を無料で提供しています。

    キャリアコンサルティング面談や多様なキャリア研修を組み合わせ、従業員の主体的なキャリア形成を促進する「セルフ・キャリアドッグ」の導入支援や、ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングなどを行っています。随時、セミナー情報も掲載されているので、気になる方はチェックしてください。

    参考:厚生労働省「キャリア形成サポートセンター」でキャリアを改めて考えてみませんか?

    就職・転職支援のための大学リカレント教育推進事業

    非正規雇用の人や失業中の人を主な対象に行われる、「就職・転職支援のための大学リカレント教育推進事業」。全国の大学が企業・経済団体・ハローワーク等と連携し、2か月から6か月程度の短期間で就職・転職に繋がるプログラムを無料で受けられます。(※テキスト代等除く)

    参考:文部科学省「就職・転職支援のための大学リカレント教育推進事業」

    まとめ

    人生100年時代に考えておかなければならない、セカンドキャリア。定年が近づいてきたからと慌てて考えるのではなく、計画的にミドルシニアのうちからセカンドキャリアに繋がるヒントを見つけておきましょう。

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