【Well-Pass特集】 好きなことを仕事にする難しさ

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【Well-Pass特集】	好きなことを仕事にする難しさ

今回は、経歴も背景も異なるお三方にお集まりいただきました。お話をお聞きしていくうちに、自分と重ねられるモデルケースになる例があると、女性としてキャリアを重ねていく上では、とても参考にできるということがわかってきました。

この記事の目次

    Well-Passとは
    今年、新たなプロジェクトとして発足された、女性活躍アンバサダー「Well-Pass」
    ミドルシニアマガジンの情報発信を通じて、ミドルシニア層の求職者・就労者のWell-Beingの実現をサポートすることを目的とし、第1期生を募集いたしました。
    今回は、第1回目となるオンラインミーティング(座談会)の様子をお届けいたします。

    <参加者>
    Nさん:30年ほど衛生管理者という視点から一企業で総務人事を経験。現在は企業内でのキャリアコンサルタントとして従事。マイブームはテレビを見ながらの踏み台昇降。

    Mさん:事務職や派遣社員を経て、二年前に退職し、現在は専業主婦。今後は経済観点よりもご自身の生き方としてのお仕事探しをしたいという。マイブームはYouTubeでみるストレッチ動画。

    Sさん:現在、不動産関係の仕事に従事。まだ働きたいと思っているが、就業先が急遽閉鎖するため、マイナビミドルシニアに登録し仕事を探している。マイブームは韓流グループ。

    女性だからこそ、ずっと同じところで働くことの難しさ

    ―― 皆様には働いている中でのご不安や、働かれているからこそ感じる心配なんかをお話していただきたいと思います。

    Mさん:働いている期間が長ければ長いほど、自分の年齢が上がって...周りが若い方ばかりになってしまうのでコミュニケーションを上手く取れるかという不安がありました。非正規雇用として働いているときは、スキル不足という点も気になりましたが、そこは自分で学んで解決してましたね。

    ―― お気持ちすごくわかります。弊社でも私が産んでもおかしくないくらいの年齢の方が沢山います。

    Mさん:同じ職場でも、自分の息子は高校生や大学生になっていて、周りは小学生や幼稚園のお母さんだと子育てで悩んでいる点も違いますし。そういうことも含めてコミュニケーションって難しいなと感じる瞬間がありました。

    ただ、同じ世代と話すより違う年代の人と話した方が視野も広がるって考えればいい環境で働けていたとも取れますけどね。

    ―― 本当にそう思います。私もみんなにいろいろなことを教わっていて。勉強させてもらってます。Nさんも長く同じ会社にお勤めだと世代間交流が難しかったのではないでしょうか?

    Nさん:さきほど産めるとおっしゃっていましたけど、私の場合は孫世代の子たちもいて。ただ、あまり年齢に縛られずに、オープンに自分の年齢を教えてました。

    気を遣わせてしまう瞬間もあるとは思うんですけど、年齢を互いに知ることで「あ、この映画は昔ならこんな感じだったんだよ」とか「リメイクした方が面白いね」とか共通の話題を見つけられるヒントになったりして。

    ―― Nさんのように明るく接してもらえたら、若い世代は嬉しいと思います。

    Nさん:私は自己開示することを特にこだわらないので、全部しゃべっちゃう。その方が自分も楽な気がします。

    ―― Sさんはいかがですか?何か世代間でコミュニケーションするときに気を付けていることとか。

    Sさん:私の職場は若い人が多くて、子どもの年齢も違うので話についていけないってこともありますけど、逆に歳が離れているからこそ気遣ってくれることもあって。例えば、どこか体が痛いっていうと、「大丈夫ですか⁉」みたいな、かえって気を遣わせてしまって申し訳ないなって。

    wellpass2 (1).jpg

    世代で異なるキャリアの悩み

    ―― さきほど、Nさんは企業の中でキャリア相談もされているとおっしゃっていましたが、どんなご相談を受けているんですか?

    Nさん:あまり就職支援みたいなことは行っていなくて、主に社員の方の悩みをお聞きすることが多いです。女性に活躍してもらって、子育て支援をしつつ、どうしたら辞めないで働いてもらえるかって悩んでいる企業さんって意外と多いんですよ。

    ―― 早期退職などのご相談もありますか?

    Nさん:そうですね、やっぱり社員の世代間格差がありますよね。若い人は管理職になんてなりたくない、アグレッシブにある程度働いてお金だけ貯めたら起業したいという方も多いので辞める人も多くて。反対に、40歳から上の世代はどうしたら会社に残れるかという保守的な傾向がありますので......。

    若い子は自分の実力をどうやってつけていくかという点に興味があって、上の人たちはずっと会社に残れるように会社のミッションをクリアすることに焦点を当てるから、世代間で嚙み合っていかないなと感じることが多いですね。

    ―― 年齢の高い人たちからはどんな相談が寄せられることが多いですか?

    Nさん:年齢の高い方たちは、会社の制度が目まぐるしく変わっていくので、年功序列でなくなってきている企業の中でどう働こうか悩んでいる方もいらっしゃいますね。

    ワークライフバランスって難しくて、企業でも戦略的に再雇用したいのか、福祉的な観点が強いのかなど、企業によっても様々なので。女性でも40代で離婚しようと思っている方や、子どもをどのタイミングで産んだらいいのか、など悩みも個人でそれぞれですね。

    ―― なるほどですね。

    Nさん:今、50代・60代の方々ってご自分の能力を過小評価しすぎていると私は思っていて。「営業しか何十年もやってこなかった」っておっしゃるけど、営業何十年のご経験ってすごいですよって。ご自身で持っているスキルに気付いていないんですよね。

    ―― Mさんは、次はどんなお仕事をされたいですか?

    Mさん:やっぱり人生100年時代と考えたときに40代までを一つのキャリアとして考えて、50代後半から70代くらいまでを第2のキャリアとして何か始めたいなとは思っているんです。好きなことや得意なことがないと人生がつまらないんじゃないかって。

    子どもも手が掛からなくなったので自分の時間は増えているわけなのですが、この好きなことや得意なことを仕事にするのが難しいなと。

    ―― 今までは子ども中心にして働いてきてこれからはやりたいことをして働きたいという方のお話を聞くんですが、皆さんそこで立ち止まられている方が多いなといった印象です。

    Mさん:そうですよね...。ただ、何でもいいのかなと思うときはあります。先日ラジオでMCの方が女装パフォーマーですってご自身のことを紹介されてて。なんでもありの世の中だなと思いましたが、本人が楽しくて周囲も受け入れて、さらにお金になっていればそれはそれでいいんだなって感じました。

    ただ、楽しくても稼げないと、きれいごとでは生きていけませんし。好きなことを仕事にするって難しいんだと思います。

    ―― やりたいことがお金に繋がればいいとは思いますよね。こういったことはどなたかにご相談されるんでしょうか?

    Mさん:友人にはなかなか言わないんですけど、主人や子どもはいろいろ話も聞いてくれます。真剣に聞いてくれないときもあったりしますけど(笑)それも含めて家族に聞いてもらえるのはありがたいと思っています。

    ―― Sさんは、次のお仕事には何がいいと思われていますか?

    Sさん:漠然とはしていますが、マイナビミドルシニアにもよく掲載されている、マンション管理人さんなどは良いのではないかと考えています。私は人と話すのが好きなので、誰かと関わりながらできるお仕事が良くて。娘たちは飼っている犬を撮ってユーチューバーになれとか適当なアドバイスをくれますけど。

    モデルケースがあると、キャリアを重ねる上ではわかりやすい

    wellpass (1).jpg

    ―― 今後の記事を作成する上での参考にもさせていただきたいのですが、どのような記事に興味がありますか? 例えば、キャリアについてとか趣味とか。

    Nさん:誰かのストーリーを読んでみたいと思います。先程の話題のように、好きなものを仕事にしている方の話ですとか、趣味を仕事に繋げた事例がわかると、読者としては「こんな方法があるんだ!」って次の働き方を考えるときの参考にもなりますし。

    Sさん:私も同感です。ただ起業した方の記事を読むのではなくて、体験とか経験に基づいたエピソードが載っている事例だと面白く拝見できると思います。それに、不安だけど一歩踏み出して良かった方の話などは私自身が勇気もらえるなって。

    Mさん:私もお二方と同じ意見です。キャリアがめちゃくちゃすごい方っていうより、自分と近い方というか、身近に感じられる方のお話だと尚嬉しいですね。あとは、私世代の専業主婦向けの記事を探すと、介護とか家事代行とかになってしまうので、ステレオタイプばかりではなくて新しい視点での記事があれば是非読みたいなと思います。

    Nさん:そうですね。そういうのって自分の話題ではないから余計に友達にも「ちょっとこんなテーマの記事あるよ」と伝えたくなる気がします。

    まとめ

    背景もキャリアも異なるお三方から聞かれたのは、勇気が出るモデルケースのエピソードが欲しいという点でした。

    誰もが一歩を踏み出すのには勇気が必要ですが、「あの人もできるなら私も」という共感が生まれる記事にしていきたいと思った今回の座談会でした。

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