【Well-Pass特集】働く上で大切になる、オンとオフの切り替えとは?

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【Well-Pass特集】働く上で大切になる、オンとオフの切り替えとは?

今回は、現在も働きながらご自身の時間も大切にされていらっしゃるお二人の女性に集まっていただきました。お話をお伺いしていくと、お二人の意外な共通点や働く上での、大切なことが見えてきました。

この記事の目次

    Well-Passとは
    今年、新たなプロジェクトとして発足された、女性活躍アンバサダー「Well-Pass」
    ミドルシニアマガジンの情報発信を通じて、ミドルシニア層の求職者・就労者のWell-Beingの実現をサポートすることを目的とし、第1期生を募集いたしました。
    今回は、第1回目となるオンラインミーティング(座談会)の様子をお届けいたします。

    <参加者>
    Tさん:20代から同じ企業に26年勤務。転勤や家族の都合により早期退職。現在は福祉施設でパート中。マイブームはアフタヌーンティー。

    Kさん:出産を機に転職、派遣としての勤務も経験。現在は単発のアルバイトを掛け持ち。マイブームは散歩。

    女性ならではの、同じ会社で長く働くことの難しさ

    ―― 早速ですが、お仕事をしてきた中でのお悩みなどお聞かせください。

    Tさん:そうですね...私の場合はいつ転勤になるかわからない中でキャリアを重ねるのに不安を感じていました。家庭を持っているとなかなか女性は単身で動けないことも多いので。

    ―― 実際には、ご転勤などはあったのですか?

    Tさん:長く務めた会社で、最後の1年間だけ転勤になりました。

    主人が行けば、って言ってくれたので私の場合は一人で行かせてもらいましたが、やはりずっと仕事を続けていくとなると、家庭があって子どももいてという状況では現実的ではないな、というのが当時からの印象です。

    ―― そうですよね。ご自身の年齢もありますし、子どもの学業のことも考えると転勤は難しい問題ですよね。同じように悩まれている女性は多いかもしれませんね。

    Tさん:そう思います。なら、最初から転勤のない職種や業種を選べばいいっていう方もいるかもしれませんけど、会社の状況も社会の変容もありますから。長く勤めていると、そうも言っていられないと感じます。

    ―― Kさんの方はいかがですか?

    Kさん:私は、いつまで働けるかなという不安が大きいです。現在52歳なんですけど、過去に体を壊したタイミングで貯蓄を崩して生活していたので、今でも蓄えが十分でないにも関わらず、奨学金の返済も残っていて......。

    できれば、85歳くらいまで働けたらとは思っていますが、健康のことになるとこればかりは何とも言えないなと思います。

    今はリハビリも兼ねて単発のお仕事をさせていただいています。一つは、お土産屋さんです。もう一つは自分が行きたいところにいくような働き方です。

    ―― ご自身で選べるのですか?

    Kさん:はい。この日人が足りないので来てください、という募集を見て応募して働きに行く、といった感じですね。職種も、配達員だったり、飲食店だったりと様々な募集がありますので、自分が行ってみたいなという職場を選ぶんです。

    ―― そういったフレキシブルな働き方を選ばれた理由はあるんですか?

    Kさん:やはり一つの職場で長時間働くのは少し体力的にきつい部分もあって。一つ、一つが単発の働き方の方が今の自分には合っているんです。

    派遣など、今はそういった働き方をしている人が多いと思いますが、若い人に交じって「今時の働き方ってこんな感じなんだ」と勉強させてもらっています。体力面も落ち着いたら、ぜひまた腰を据えて働こうとは思っているんですが。

    働く上で、大切になってくるオンとオフの切り替え

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    ―― ご自身に合った働き方をすることで、なるべく不安を解消されていらっしゃるんですね。他にはどんなことを悩まれてこられたんでしょうか?

    Tさん:私は1社を長く勤めていたこともあって、家庭の時間を省みずに仕事していた時期には自分の時間が本当になかったです。仕事に追われる毎日でした。

    ―― そんな中でモチベーションの保ち方などはあったのでしょうか?

    Tさん:プライベートでボランティア活動を始めたんですよ。無理に自分の時間を作ろうと思って。ボランティア活動するから早く退社しよう、とかこの日は働くのはやめようって。それくらい土日も構わず仕事をしていたので。

    Kさん:実は、私もボランティア活動をやっているんです。

    ―― お二人の共通点がボランティアとは。しかもお二人とも自由な時間を使って、人のためになる活動をしているなんて、偉すぎます。

    Kさん:いえいえ、そんな人のためとか大そうなことを目的に始めたわけではないです。
    近所の人たちを巻き込んで親子交流会をやってみたり、ハイキングを企画したり、と自分が一番楽しんでいました。会社と切り離されたコミュニティがあるってすごくリフレッシュできるんです。

    地域的に皆さんノリがいいんですよね。花火大会やろうっていったら80人くらい集まっていて気づいたら大規模になっていました。
    また、子どもと一緒に参加して普段は見えない子どもの成長も見ることができたりもして。
    親子ボランティアでハイキングに行ったときなんか、うちの子がさらに小さい子を引率しているのを見て、親として嬉しくなりました。

    ―― 素晴らしいですね。Tさんはどんなボランティア活動をされたのでしょうか?

    Tさん:私はですね、訪日外国人観光客向けに観光ガイドをしてきました。

    家族や周りの方の協力もあったりして、外国の方に「あそこに行きたい」「どこどこを見てみたい」と言われても、私は知らなかったりするので主人に一緒に来てもらったりとか。ボランティア活動でもできること、できないことは分けて取り組んでいました。

    ―― お二方とも、働きながらオンとオフの切り替えをボランティア活動を通してされていらっしゃったんですね。

    Kさん:やっぱり子育てになると、どうしてもワンオペになってしまうことが多くて、不安や孤独感を抱いていたんです。

    それを解消するためにも会社と家の往復だけでなくて、地域のボランティア活動をすることで、同年代のお母さんたちとも仲良くなれたりして、子どものことを報告し合ったりと本当にリフレッシュできるんです。

    ―― 私はボランティアについては知らないことが多いので、今とても勉強になっています。地域ごとの繋がりがあるとお子さんを育てる上で親としては安心にもなりますよね。

    Kさん:まさに私の場合、はじめは子どもの防犯意識も強くてボランティアをやろうと思ったんです。

    やっぱり小さい子が攫われてしまうとか、そういう事件もあるので。地域で見守れたらと思って。それに子供が大きくなってもいまだにママさんたちとは繋がりがあるんですよ。

    ―― 関係性が続いているというのは素敵ですね。Tさんは、ボランティアを始めるきっかけはどのようなものだったのでしょうか。

    Tさん:会社員時代に、休みの日に疲れすぎてどこにも行かない、誰とも会わないみたいな生活を送っていた時期がありまして。これじゃあだめだな、何か始めないと、と思っている時に、ボランティア団体が紹介されているとあるテレビ番組を見たのがきっかけでした。

    会社や家庭以外のコミュニティの大切さ

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    ―― 二人とも、就業しながらボランティア活動もされるって、すごいですよね。

    Tさん:全然すごくないです。実際どんなボランティアもそうだと思うんですけど、自分がやることももちろん楽しいですが、ありがとうとか、感謝の気持ちが伝えてもらえる瞬間があって。言ってしまえば自己満なんですが、そういうことって何だか嬉しいじゃないですか。

    ボランティアっていうと何だかすごいことのような響きになってしまうんですが、そうではなくて、自分一人で読書するより二週間後の読書会で読み聞かせをするためにこの本を読破しよう! ってなると、私は頑張れるんです。

    だから続けられていて、それで世界中に友人ができたり、観光案内するためにあらゆるスポットに出かけて行ったりと、ボランティア活動がいわば趣味のような感じになっているんです。仕事できついことがあってもお陰で上手く切り替えができるようになりました。

    ―― 楽しみがあると仕事も頑張れますよね。こういった情報はどこで得られるのですか?

    Kさん:地域誌で取り上げられていることもありますし、自治体で紹介されていることも、福祉関係の施設などで調べられたりと。あらゆる方法がありますよ。

    ―― こうやって横のつながりができるといいですよね。

    Tさん:おすすめです。会社とは別コミュニティの交流があるって働く上で大事なことだと感じます。

    ―― お二人のお話をお聞きしていて私も何か始めたくなりました。本日は貴重なお話をありがとうございました。

    まとめ

    子育ても経験しながら、今なおご自身のペースで働かれているお二人は、独自のオンとオフの切り替え方を持っていらっしゃいました。共通点であるボランティア活動では、人のためになる活動を通して、自分の生活を見つめ直すお二人の姿が印象的でした。

    自分の時間の取れない働く女性にとっても、会社とは別のコミュニティがあることはとても重要であると知ることができた、今回のWell-Passの座談会でした。

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