仕事に役立つ資格│第二種電気工事士〜需要や取得する魅力を紹介〜

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仕事に役立つ資格│第二種電気工事士〜需要や取得する魅力を紹介〜

電気工事士の資格は一般的に求人が多く、就職に強い、と言われています。それは、電気は生活に必要不可欠なもので、不景気とは言え電気工事の仕事がなくなることがないからです。電気工事士は中高年であっても転職に役立つ資格です。取得しやすく、就職先も多く、即効性のある国家資格です。今回はそんな第二種電気工事士の需要、取得する魅力などを紹介していきます。

この記事の目次

    第二種電気工事士とは?資格に需要はある?

    第二種電気工事士は具体的にどんな資格なのでしょうか。まずは資格の内容や、取得費用、一般的な需要なども見ていきましょう。

    電気工事士資格の種類

    電気工事士の資格には、第一種と第二種の2種類があります。

    第二種:一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する設備の工事に従事できます。
    第一種:第二種の範囲と最大電力500キロワット未満の工場、ビルなどの工事に従事できます。

    取得にかかる費用

    下記は独学の場合の参考例です。対策講座などを受講する場合はテキスト、工具、練習材料などが含まれる場合もあります。

    電気工事士4.PNG

    第二種電気工事士の需要

    ハローワークの要資格求人件数を参考に、応募条件として多く挙げられている資格を調査してみました。

    第二種電気工事士は8,383件の求人があります。
    医療技術職の作業療法士9,049件、理学療法士9,637件と同じぐらいの求人数であり、非常に高いニーズがあるといえます。(求人数は2022年1月20日現在)

    試験の難易度

    筆記試験60%、技能試験71%と国家資格の中では比較的合格しやすい部類に入ります。年2回の受験機会があり、1日1時間、3ヵ月~半年程度の勉強で合格可能といわれています。

    電気工事士合格率.png

    第二種電気工事士を受験するのはどんな人?

    中高年で第二種電気工事士を受験する人はどのくらいいるのでしょうか?
    また、受験者の勤務先はどんな業界の方が多いのでしょうか?

    受験者データ

    令和2年度の受験者で40代以上は全体の約30%です。

    電気工事士年代.PNG

    初めての受験の方は71%です。(未回答除く)。

    電気工事士回数.PNG

    受験者の勤務先ですが業務に必要な電気系、建設会社関連の方を除く、その他の勤務先が30.3%あります。

    受験動機は「資格が必要な職種についているため」が53.9%と最も多くなっていますが再就職、転職、独立、自営のためといった回答も13.2%あり、セカンドキャリアに向けた受験と考えられます。

    電気工事士理由2.PNG

    受験対策講座の受講者はどんな人?

    合格率が高い資格ですが何の準備もせず、受験しても合格することは難しいでしょう。特に中高年で理系の勉強から縁遠かった方は尚更です。

    ですが、今は様々な受験対策講座がありますので、ぜひ活用してみてください。受験対策講座の受講者について見ていきます。

    受講者の平均年齢

    受講者の61.6%が40代以上となっています。

    電気工事士年齢.PNG

    受講者の実務経験年数

    実務経験がない受講者は43.6%でした。

    電気工事士年数.PNG

    各年代の実務未経験者比率

    受講者の40代、50代は4~5割が実務未経験。60代以上はほとんどの方が実務未経験でした。

    電気工事士比率.PNG

    合格者の声

    令和3年1月28日に技能試験の合格発表がありました。上記対策講座の受講者で合格された方(40代以上)の声をご紹介します。

    現在のお仕事は直接仕事に役立つ電気工事・建設会社ガス会社などが目立ちますが、資格には関係ないようなお仕事・勤務先の方も多く、幅広い層の受験者がいることが伺えます。

    アンケート抜粋.PNG

    アンケートの回答をすべて見る

    中高年の資格取得者の目指す業界とは?

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    受験者の約30%が40代以上、初めての受験は70%。受験対策講座の受講者の61.6%が40代以上、実務未経験43.6%といったデータから40代以上で未経験で資格取得を目指す人が一定いることが伺えます。

    こういった層が目指すセカンドキャリアとして考えられるのはビル管理(ビルメンテナンス)業界です。

    経験者の方が採用されやすいものの、ビル管理業界は人手不足の状況が続いているため、未経験でも有資格者であれば求人があります。

    最近ではLED照明が主流になり、電気工事士の資格が必要な業務が減ってきているものの、有資格者の数が多いとそれだけ優秀な人材がいるビル管理会社だとアピールすることができるため、新規で案件を獲得する時に有利になります。このような理由からも、未経験の中高年でもニーズがあるのです。

    ビルメン.PNG

    設備管理(ビルメンテナンス)業界で持っておくべき4つの資格はビルメン4点セットといわれています。

    第二種電気工事士、第三種冷凍機械責任者、危険物取扱者乙4、二級ボイラー技士の4つですが、この中で最も価値が高いのは第二種電気工事士です。有資格者の求人数が最も多いことがその裏付けです。

    求人を見ると年齢が上がると条件が厳しくなると考えられますが複数資格の獲得、職業訓練を経由しての資格獲得も有効である考えられます。

    まとめ

    第二種電気工事士は、求人が多いため未経験でも免許を持っていれば50代・60代でも採用される可能性が十分にあります。

    このため、まず第二種電気工事士を目指す中高年の方が多いのです。
    また、他の3つの資格も取得すればより採用可能性が上がると考えられます。

    より確実に合格を目指すため合格対策講座の受験も選択肢として重要です。長年の実績がある講座がおすすめです。

    中高年歓迎の第2種電気工事士の資格が生かせる仕事はこちら

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