清掃業の志望動機の書き方を解説!業務内容・アピールポイント・例文付き

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清掃業の志望動機の書き方を解説!業務内容・アピールポイント・例文付き

人によっては敬遠しがちだった清掃のお仕事も、コロナによる自粛以降は安定性に注目が集まりつつあります。多くの人が応募するようになると気になってくるのは、選考に受かるかどうか。内定を獲得するためには、工夫が必要です。業務内容を把握したうえでの、アピールの方法を例文付きで紹介いたします。

この記事の目次

    清掃の業務内容を理解した上で、志望動機を考えよう

    皆さんが清掃業の採用担当者だとしたら、どのような人を採用したいと思うでしょうか。

    仕事に応じて「体力がある人」や「コミュニケーション能力の高い人」など様々な採用基準が設けられていますが、どんな職種でも担当者が気になるのは「この人はなぜ当社に応募してきたのか」ということです。

    採用担当者は「仕事内容の理解度が高く、なぜ応募したのかが明確」な理由を聞いたときに応募者の本気度が伝わり、採用を前向きに考えるものです。そのため、志望動機を考えるうえで重要なことは、「どのような仕事なのかを調べ、理解すること」といえるでしょう。

    清掃業の仕事内容

    「清掃業」と言っても所属する会社や、担当する施設によって仕事内容は異なります。しかし、大まかにまとめるのであれば、以下の3つに分類できます。

    場所の掃除
    床掃除、掃き掃除、窓の清掃などがこれに該当しますが、清掃対象によって仕事内容は様々です。仮にビルの清掃をとっても、オフィスビルと商業施設であれば清掃範囲も働く時間も異なるもの。医療介護施設の場合でも、老人ホームと病院では異なりますし、感染予防の知識なども必要とされます。

    ゴミの回収
    公園などの清掃では空き缶や吸い殻のゴミ拾い。列車の清掃でも各座席に置かれたままのゴミの回収などが業務として発生します。

    整理整頓
    旅館やホテルなどでの清掃の仕事は、ベッドメイキングやアメニティの交換など、清潔な状態に原状復帰することが主な仕事です。

    具体的な仕事内容を把握するには

    どのような業務を任されるのかは、求人原稿に記載されています。そのため、まずは求人原稿をくまなく確認。そうして、どのような仕事を担当するかイメージを掴んだら、「働く施設」「働く内容」が似ている求人を検索してみましょう。

    いくつかの原稿に目を通してみれば、求められるスキルや経験、性格などがイメージできるものです。そのイメージを固めることが、志望動機を作成するうえでポイントとなるでしょう。

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    清掃業で強みとなるアピールポイントは?

    アピールしやすいポイントをご紹介します。これらに過去の経験などを加味し、自分のオリジナルのエピソードを伝えることで、説得力が増すでしょう。

    清掃への興味関心をアピール

    「公共の場を、人々が使いやすく清潔に保つ役割は、社会にとって重要」という思いを持つ人は、清掃業に対する思いを伝えましょう。担当者としても「自分の仕事は人の役に立つため」と考える人にこそ、安心して仕事を任せられるものです。

    清掃の仕事が自分に適していることをアピール(体力面)

    「健康的な毎日を過ごすため、適度に体を使った仕事をしたい」と考える人は、この仕事に自分の希望がマッチしていることを伝えましょう。一定の体力が必要とされる仕事であるため、問題なく勤務できるだろうという印象を与えることに繋がります。

    清掃の仕事が自分に適していることをアピール(性格面)

    「黙々と作業することが得意」ということも立派なアピールポイントです。責任感を持って毎日の業務に取り組めることが担当者に伝われば、「長く勤務してもらえる」という期待感を抱かせることもできるでしょう。

    勤務体系が自分に適していることをアピール

    「朝早く起きる習慣がある」「就業先が家から近い」。だから清掃の仕事に興味を持ったという理由は、一見自分本位のようにも見えますが、「遅刻の心配がない」「交通費が不要」などの就業先のメリットにつながる場合もあります。工夫してアピールしましょう。

    避けるべきアピール内容とは?

    あなたが採用担当者だとしたら、「すぐに仕事に就きたいから」「難しい仕事ではなさそうだから」「人と接しなくてよいから」という動機から応募してきた人に対して、「うちの仕事じゃなくてもいいのでは」という印象を持つのではないでしょうか。

    思ってもいないことを書く必要はありませんが、ポジティブな内容となることを心がけましょう。

    また、正社員やリーダー候補の募集に応募する際は、事業貢献を意識した内容にすることが好ましいため、そこを意識したアピールを考えるようにしましょう。

    清掃業の志望動機の書き方

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    採用担当者に響く志望動機を作成するには、意識するべき3つのポイントがあります。この思考法に沿って、自分の考えを整理し、担当者を納得させられる内容にまとめていきましょう。

    なぜ清掃業を志望するのか

    清掃未経験者であれば、なぜ他の業界から清掃業界を志望するかを明確にしましょう。

    例)
    ・自分の長所を活かすことができる仕事だから
    ・社会に必要な仕事であると、自粛期間で感じたから

    清掃経験者であれば業界を継続する理由を簡潔に伝えましょう。

    例)
    ・これまで積んできた経験を活かして働きたいから
    ・清掃の仕事が好きだから

    なぜその会社を志望するのか

    業界への興味を伝えたうえでさらに、「なぜ当社を志望するのか」という理由を明確に伝えましょう。HPを閲覧するなど、深く企業情報を取得することがヒントに繋がります。

    例)
    ・教育研修制度が充実しているから
    ・貴社のユニフォームを街で見かけ、真摯に働く姿に共感したから
    ・事業理念に共感できたから

    どんな働き方を志望するのか

    入社してからどのような働き方をしていきたいか、まずは自分の希望を整理します。あまりにも希望と実情がかけ離れていると、ミスマッチと捉えられる可能性があるため、情報をしっかり調べたうえで作成しましょう。

    例)
    ・まずは定められた業務を覚えることからはじめ、いち早く一人前になることを目指します
    ・定められたマニュアルを理解したうえで、より効率的に作業を行う工夫をしながら働いていきたいです
    ・現場の仕事で周囲からの信頼を獲得し、指導や研修を行う業務にも携わっていきたいです

    志望動機の例文

    例文1 未経験でパートに応募する場合

    清掃の仕事に興味を持つようになったのは、毎朝駅でご高齢の清掃員の方を見かけるようになってからです。ご年齢を感じさせない身のこなしや、周囲を配慮しながら的確に業務をこなす姿を見て、自分もこのような年の重ね方をしたいと感じました。

    その方のユニフォームから貴社であることを知り、応募させていただいた次第です。私も周囲に好感を抱かれるような清掃員となれるよう、経験を重ねていきたいと考えております。

    自分のエピソードから清掃員に対してポジティブな印象を持っていることが伝わります。これから長く働いていきたいという希望も自然と相手に伝わるでしょう。

    例文2 未経験から正社員に応募する場合

    長く総務の仕事についてきました。これまでの会社生活を振り返ってみたとき、オフィス清掃の方に働きやすい環境を整えていただいていたことに気が付き、清掃の仕事に興味を持つようになりました。

    清掃の仕事は総務の仕事と同様に、陰ながら多くの人々を支える重要な仕事だと考えています。

    研修体制の充実した貴社を志望する理由は、早く一人前になりたいためです。現場の業務を習熟してからは、研修やマネジメントなどにも携わり、これまでの経験を活かしていきたいと思っています。

    清掃の仕事に興味を持った理由、そしてこの会社を選ぶ理由がわかりやすく伝わります。今後のキャリアをどのように積んでいきたいかも盛り込まれており、担当者の興味を引くでしょう。

    まとめ

    清掃の仕事はやりがいもありますが、体力面や業務内容、待遇などの面から一定の離職者も発生する仕事です。そうした懸念を持つ採用担当者は「この人なら長く働いてくれる」「前向きに働いてくれる」という人を見極めることに注力しています。そのことを理解したうえで、志望理由を考えましょう。

    採用されたいがために好印象と捉える内容だけをアピールする方もいますが、結局働いてからボロが出てしまうもの。ミスマッチが起きて、早期に退職することになればどちらにとっても損失となります。

    重要なことは、誠実に自分と応募する仕事の適合点を探すこと。自分のこれまでの経験に向き合えば、きっと活かせるポイントが見つかるはずです!

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