35歳からの転職に向く人・向かない人の大きな違い

  • 採用成功テクニック
  • 2018年5月 1日
  • 35歳からの転職に向く人・向かない人の大きな違い

    転職には、年齢に関わらずチャンスとリスクが伴います。転職における年齢の限界を意味していた「35歳の壁」は崩れていますが、一般的に年齢を重ねれば転職ハードルは高くなるものです。一定のリスクが伴う問題だからこそ「そもそも、転職する必要があるのか」を整理し、「転職に向く人」「向かない人」の違いを知り、今後のキャリアを考えるにあたってのヒントとしましょう。

    この記事の目次

      35歳とは自分の市場価値が高止まりするリミット

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      「35歳の壁」という言葉があるように、これまでの日本の転職市場では35歳を超えると「転職が事実上難しい」という現状がありました。しかし、慢性的な人材難と、スキルと経験を持った人材を求める流れから、転職が可能な年齢は近年上昇しています。

      とはいえ、年齢を重ねるごとに求人数が減少傾向に入ることは変わりません。そのため、「自分を高値で売れるリミット」ということを意識するため、転職する。または社内に残る。いずれにしても、35歳という年齢を区切りとして、今後のキャリアについて真剣に考える人が多いのです。

      「管理職に進むのか、現場の一員として働き続けるのか。それとも、マネジメントをするのか、特定分野の専門家を目指すのか」など、自分のキャリアの方向性は、これまでの経験からおおよその方向性はついていると思います。そして、会社からどのような期待をされているのかも、おおよそのメドはついているでしょう。

      このとき、自分の理想とするキャリアプランと、会社が考えるキャリアプランのミスマッチが生まれていると感じたとき、現状を変化させるために転職を考える方が多いのです。

      ただし、ミスマッチを感じた全ての方が「転職に向いている」わけではありません。よく考えて行動しないと後悔の残る結果にもなりうるので、35歳からの転職に向く人、向かない人の特徴を理解して、キャリアに悩んだ時の参考にしましょう。

      「隣の芝生は青いはず」と考える転職は危険

      転職に向かない方の特徴として、大きく2つの要素があります。

      まず、明確な理由がなく「新しい環境を見てみたい」と転職を決めてしまう人です。このタイプは「隣の芝生はきっと青いだろう」と、まだ見ぬ他の環境への期待を膨らませ、転職に踏み切るケースが見られます。

      ですが、長く所属した組織であれば社内の人脈もできており、何かしたいと思った時に協力してくれる相手もいます。「あなたが言うなら」と信用してくれる相手がいれば、物事を進めやすく、大きな仕事を任された時でも過去の事例を参考にやり抜くことができるはずです。

      しかし、即戦力人材が求められる35歳からの転職では、新しい環境に入ってすぐに「お手並み拝見」となりやすい傾向があります。そのため、いくら能力が高い人でもなかなか勝手がつかめないことも。そうなると、環境によっては風当たりが厳しくなるシーンも出てくるかもしれません。

      そんなとき、新しい会社で身に付けたいスキルや、成し遂げたい目的があって転職を決めた場合はモチベーションを維持できますが、何の気なしに入社した環境であれば、なかなかそうはいかず、心が折れてしまうことも。

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      また、明確な理由がない転職は、往々としてネガティブな動機が多いです。「人間的に合わない上司や同僚から離れたい」「自分ばかり残業しているのが不満だ」といった理由で退職した場合、転職先でも同じような不満が出てきた場合に、同じことの繰り返してしまうおそれもあります。

      転職を考え始めたきっかけがネガティブな場合は、「これを機会として、○○分野に強い会社に転職する」など、ポジティブな理由に自己転換しましょう。「転職するべき理由」を自分自身に今一度問い直し、誰もが納得できる理由かを考え、客観的に考えても妥当だ、と思えるのであれば転職に向けてアクションを起こしましょう。

      リスク無しでの年収アップは夢物語?

      次に危険なのは、リスクをとらずに年収アップを目指す人です。大企業に在籍していた人の多くは、そのまま会社に残れば年功序列式にベース給与が上がっていき、想定していた年収まで到る未来が待っています。しかし、転職し他の会社へ移った場合、そのような高待遇は用意されてはいません。

      最終的に目指すものがはっきりしている転職なら、一時的に年収ダウン、ポジションの変化があっても耐えられますが、「この仕事はしたいけど、年収が下がるのは...」と二の足を踏むようなら、転職には向かない人です。

      「有利な待遇・条件の転職先が見つかれば」といった曖昧な気持ちで活動を始めても、良い結果にはなりません。スキルや経験をふまえた自分の市場価値を冷静に試算し、転職に伴うリスクと秤にかけて、合理的な結論を出しましょう。

      35歳からの転職に向いている人とは?

      反対に、35歳からの転職に向く人にはどんな特徴があるのかを考えてみましょう。

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      明確なスキルアップを目指す人

      まず、仕事を通じたスキルアップ・成長意欲が旺盛で、今の職場では達成できない明確な理由がある人です。今の職場で求める成長性が実現できるかを考え、会社規模や将来性、経営状態などあらゆる要素を考慮したうえで「これは転職した方が良い」と自分の中で言い切れる。それであれば、その転職理由はきっと第三者にも納得感を与えられるでしょう。

      しかし、「今の自分に必要なスキル・経験」を考えるとき、多くは主観的で漠然とした内容のことが多いです。転職というリスクを取るにあたっては、より客観的な視点で整理することが大切です。過去に担当してきた仕事や、会社から得た評価、残した実績を時系列でまとめながら整理を行いましょう。そして、そこからさらに5年後、10年後、20年後といった長いスパンの将来計画を作ることで、身につけるべきスキルが見えてきます。

      そのうえで、「このスキル・経験を43歳までに身につけたいが、今の会社では難しい」。このような理由を導き出した人であれば、転職がプラスに働くといえるでしょう。

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      ライフスタイルの変化を求める人

      もう1つの特徴として、U・Iターン転職のようにライフスタイルの変化に応じて転職しなくてはいけない事情がある人です。「ワークライフバランスを考えたい」といった漠然とした考えだけでは、「待遇重視の転職」と受け取られるリスクがあるかもしれません。しかし、子供の世話、家族との同居や介護、パートナーの転勤に合わせた引越しなどの事情があれば「納得できる」話になるでしょう。

      とはいえ、会社にとって採用する個人の事情はあくまで二の次。気になるのは「自社の事業にどれくらい貢献できる人材」であるかです。そのためには、これまでの経験を整理したうえで「たとえ、フルタイム以外の勤務でも、このようなスキルで貴社の事業に貢献できる」、ということを伝えていきましょう。

      転職には一定のリスクが伴うものの、明確な理由や事情があれば、より良く生きるための大きなチャンスと考えられます。35歳からの転職をきっかけに後悔しないキャリアを築くため、自分は「転職に向く人」か「転職に向かない人」か、ゆっくりと考えてみましょう。

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