今、人気の工場パートの仕事内容とおすすめポイント
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- 公開日:2018年8月22日
工場の仕事というと、「力が必要」「汚れそう」「男の人が多い」といったイメージを持つ人もいるのではないでしょうか? でも実は女性も働きやすく、初心者でも安心して仕事ができる環境が整っていることが多いのです。今回は工場パートの仕事の内容や応募の注意点などをご紹介します。
この記事の目次
実は女性にも人気の工場でのパート
主婦のパートというと、短時間から働けるファミレスやコンビニの店員などを思い浮かべる人も少なくありません。工場勤務は女性には厳しそうイメージがありますが、「思ったほど力仕事がなく女性向き」「工場内は清潔で快適」などの理由で、近年工場パートが人気を集めているのだとか。具体的にはどのような仕事内容なのでしょうか。
工場のパートの仕事内容は?
ひと口に「工場」といっても、その業務内容はさまざまです。ここでは、代表的な工場パートの仕事内容をご紹介します。
<梱包・仕分け>
完成し、検品も済んだ洋服や玩具、食品、雑貨といった商品を仕分けて、袋詰めにしたり、箱に詰めたりする仕事です。指示書などをチェックしながら、商品の形がつぶれないよう、きれいに箱や袋に納まるように作業を行っていきます。商品を配送する場合は、梱包が終わった商品を配送するエリアごとに仕分けるという作業も行います。
<組み立て>
工場内で製造された電子機器や玩具、自動車の部品などを組み立てて、製品の一部を作る仕事です。専用の機械を使って組み立てる場合もあれば、手作業でパーツとパーツを組み立てるなど、さまざまなケースがあります。組み立て方のコツをつかむまでは大変ですが、慣れれば簡単な仕事なので、工場パートが初めてという人も取り組みやすい仕事と言えます。
<食品加工>
食品加工工場で、フライの衣を付けたり、肉や魚、野菜といった素材の洗浄や形を整えたり、お弁当箱におかずを詰める、ケーキなどの飾り付けといった仕事です。食品を扱う仕事だけに衛生面に厳しく、ヘアキャップ・白衣・長靴・手袋をするのはもちろん、爪の長さなどもしっかりチェックされます。多くはライン作業で、決められた時間の中で、正確に作業を行わなければならず、集中力も問われる仕事です。
工場でのパートをおすすめする理由
前項で説明したように、工場パートは単純作業が多く取り組みやすい仕事が多いため、社会復帰が久しぶりな人や初心者でも安心して働ける職場です。また、工場の多くは土日が休みであることが多いので、子どもや夫など、家族の休みにも合わせられます。従業員の数も多いので、子どもの急な病気やケガなどで休まなくてはならなくなった時も従業員同士で穴埋めしやすいようです。
前項のような仕分けや梱包、食品加工、組み立てなどを行う工場は、主婦が多い職場であることが多いため、同じ主婦同士、フォローしあって働くことができます。また、主婦向けに募集が多いファミレスのホールやコンビニなどの仕事は接客が必要となりますが、工場勤務はお客様と接することはまずありません。そのため、接客に自信がない人でも取り組みやすい仕事と言えます。
工場のパートへ応募する前に知っておくべきこと
ブランクがあっても安心して働けて、休みも取りやすい工場パート。子育てに理解もあり、働きやすい環境といいことづくめですが、応募の際にチェックしておきたいポイントもあります。ここでは応募する前に知っておくべきことをご紹介します。
工場でパートをする際の注意点
主婦向けに募集を行っている工場では、多くは力を必要としない仕事が多いのですが、中には力作業が含まれる場合もあります。完成した商品を箱に入れて積みあげたり、運ぶ仕事を行う場合もあります。座ってできる仕事もありますが、立ったままや同じ姿勢のまま行う仕事も多いので、最初のうちは疲れを感じることもあるかもしれません。
また、仕事内容や勤務時間にもよりますが、時給が安い工場もあるようです。休みやすく、子育て中の主婦に優しい環境ではありますが、時給はその分低めということを念頭に入れておきましょう。
雇用期間もしっかりチェックしておきたいポイントです。「長期でしっかり働きたい」「夫の転勤の可能性があるので、数か月ごとの短期契約がいい」「レジャー費を稼ぎたいので一か月だけ集中して働きたい」など、自分の希望と雇用期間にアンマッチがないか確認しておきます。
工場のパート求人に応募する際のチェックポイント
実際に応募するときは、どのようなことに気を付けたらいいのでしょうか。まず最初にチェックしたいのは、休日と勤務時間、週に何日から働けるかという点です。土日が休日の工場が多いですが、中には交代制のところもあります。午前中だけの勤務も可能か、最低でも週に何日働いた方がいいのかを、求人誌や求人サイトで確認しておきましょう。
交通費についてもチェックします。特に規模が大きな工場は駅から遠く、バスを使わなくてはならない場所にあるところも多いものです。送迎バスがあるか、ない場合はバス代が支給されるのか、車通勤は可能かもチェックしましょう
また、繁忙期は残業も発生する工場もあります。子どもの帰宅時間までに帰りたい場合は、「残業なし」「定時あがりOK」などとはっきり明記された求人がおすすめです。
まとめ:短期・長期パートなどさまざまな働き方ができる
工場の業種にもよりますが、多くの工場パートの仕事は単純作業が多く、仕事も覚えやすいのが特長です。同年代の子持ち主婦も多いため、パート仲間同士で子育て情報の交換などもできるかもしれませんね。仕事を始めるのに不安な場合、まずは短期や単発で工場の仕事を体験してみるのもおすすめです。「長期」「短期」「1日からOK」などさまざまな働き方ができるのも、工場パートの魅力ですよ。