40代男性はチェック!面接で採用されやすいスーツや身だしなみとは?
- 転職・退職ノウハウ
- 公開日:2017年10月 1日
採用面接では、応募者のスキルや経験はもちろん、パーソナリティや見た目もチェックされています。そのため、面接には当然ふさわしい身だしなみで臨まなければなりません。ここでは、40代男性が面接で好印象を与える身だしなみについてご説明します。
この記事の目次
スーツとシャツの選択ポイントは、落ち着きと清潔感が重要
40代男性が面接の服装で表現すべきポイントは、落ち着きと清潔感。この2つが自分に似合った服装で表現できれば、多くの採用担当者に対して好感を与えられます。そこでこれらを表現できる服装を具体的に紹介します。
スーツの選び方は?
スーツの色は、黒や紺などのダーク系が基本的におすすめです。灰色の場合はダークグレーを選びましょう。一方、ベージュなどの明るめの色は面接には向きません。おしゃれなイメージや遊び心を表現するよりも、仕事を任せられる落ち着いた印象を与えることを重視すべきだからです。柄についてもできるだけ無地に近いものを選び、きついストライプの入ったタイプのものは選ばないのが無難です。
またスーツのシルエットについても極端にタイト・ルーズなものは避けましょう。実際にはおしゃれな着こなしだと思っていても、採用担当者によっては単にサイズが合っていないだけだと思われてしまうかもしれません。
IT関連の仕事やベンチャー企業などでは私服勤務の職場も多くあります。そういった場合は、スーツよりもジャケットとパンツの組み合わせが好感を与えることも。ジャケットは黒・紺・グレーなどのモノトーンを選び、インナーにはTシャツではなくボタンダウンなどを選ぶのが無難です。パンツも太すぎず体型に合ったものを選ぶようにしましょう。
ワイシャツの選び方は?
ワイシャツは清潔感を重視し、無地の白かライトブルーが良いでしょう。明るい色味でもイエローやピンクは、やはり多少遊び心が感じられてしまうので面接には不向きです。また、ストライプやチェックなどの柄も、同様の理由で避けたほうが良いでしょう。濃い色のワイシャツは清潔感に欠けるのでおすすめできません。
ワイシャツの襟は、レギュラーカラーやワイドカラーであれば問題ありません。これらの形であれば、ボタンダウンを選んでも構いません。一方、極端に襟の開いたホリゾンタルカラーや、開きが狭く襟が短いナローショートカラーなどは避けましょう。
大切なのはコンディション!
さらにスーツとシャツのコンディションにも気をつけたいところです。きちんとアイロンがけがされた状態であれば清潔に見えますし、逆にしわだらけのものや生地に傷みのあるものは、だらしなく見えます。面接の日程を確認したうえで、クリーニングに出すなどして準備しましょう。
小物は最小に抑えたビジネス向きのものを
ネクタイの選び方は?
小物などについても落ち着きと清潔感を重視しましょう。ネクタイは極端に派手な柄のものや、ビビッドな色味のものは避けるべきです。しかし、ビビッドな色以外であれば多少の個性があっても問題はありません。ダーク系の色で落ち着きを表現するのも良いですが、スーツやシャツの色とのバランスで活力のない印象にならないように気をつけましょう。
ネクタイピンをする必要はありませんが、仮にする場合はシンプルなデザインのものにしておきます。
靴の選び方は?
靴は、黒か茶の紐のついた革靴が基本です。個性的なデザインのものは避けましょう。なお、ウォーキングシューズは革靴と区別がつかないデザインのものでない限り、ラフな印象を与えるのでやめておくのが無難です。靴下は、スーツや靴との色のバランスから、黒や紺、グレーなどの柄が少ないものが良いでしょう。
カバンの選び方は?
カバンは黒、または茶のビジネスバックが基本です。サイズが大きすぎると面接では場違いな印象を与えますし、小さすぎるものも気軽すぎる印象を与えます。その点ではA4ファイルサイズがビジネスのイメージに適しており、面接にも最適です。
なおバッグに手提げと肩掛けの両方がついているタイプの場合は、肩掛けを外すか短くしておきましょう。カジュアルなイメージのリュックタイプやトートバッグは面接には向いていません。
腕時計の選び方は?
腕時計は、カジュアルなタイプや華美なものを避けておけば特に問題はありません。このようなタイプしか持っていない場合は、腕時計をしないという方法もあります。
また腕時計以外の装飾品は身につけないほうが賢明です。ブレスレットや外から見えるネックレス、アクセサリー、結婚指輪以外の指輪も外します。面接時の小物は必要最低限のものだけにして、落ち着きや清潔感の妨げにならないようにしましょう。
抜かりの無いよう、身だしなみや匂いもチェックしよう
好印象を与える髪型は?
髪型については、長すぎると清潔感を損なう場合があるので、耳にかからない程度にしておくのがおすすめです。ただ、極端でなければ普段の髪型をきちんと調髪しておけば良いでしょう。ただし茶髪に染めているような場合は、黒に戻しておいたほうが無難です。なお白髪が目立ってきている人でも、わざわざ染める必要はありません。
一方、白髪染めをしている人は根元が伸びてだらしない印象になっていないか、チェックしておきましょう。いずれにせよ、できるだけ面接の直近で散髪することがおすすめといえます。
ヒゲや爪も手を抜かないように
ヒゲはきれいに剃っていくのが基本です。ヒゲに理解のある職場もありますが、快く思わない人もいるからです。さらに鼻毛が出ていると不潔に見えてしまうので、面接前に鏡を見るなど必ず確認して対処しておきましょう。 また面接中に意外と目につくのが、応募者の手元です。爪が伸びていたり、爪の中に汚れが詰まっていたりすると、不潔な印象を与えます。必ず前日の入浴後などに、きれいに切りそろえておきましょう。
気をつけたいのは匂い!
さらに注意しておきたいのは匂いです。普段から男性用の香水を利用している人も、面接のときは場違いなのでつけずに挑みましょう。香りには好みがありますし、男性が香水をつけることを快く思わない採用担当者もいるからです。また体臭も不潔感を与えるので注意が必要です。制汗剤などで体臭を抑える場合でも、無香料のものを選ぶようにしましょう。
特に気をつけたいのは口臭です。面接中に口臭がきついと、それだけで採用担当者に悪印象を持たれてしまう可能性があります。前日の食事では匂いの強いものは避け、面接前には歯磨きやマウスウオッシュなどで対策をしておきましょう。
特にタバコの臭いは非喫煙者にとって苦痛なので、喫煙者は十分な注意が必要です。面接前30分以内に喫煙するのもやめておきましょう。衣服に匂いがつくことや、喫煙者の肺からは喫煙後長時間にわたって「呼出煙」が吐き出されるため、面接室に煙草の臭いを持ち込んでしまう可能性が高いからです。
まとめ:悪印象を与えない「守り」の準備が、身だしなみの基本
転職活動における服装や身だしなみで一番大切な心構えは、「悪印象を持たれない」ことです。そのためには、相手に不快感を与えない最低限のマナーを守ることが大切といえます。また、服装や小物においては個性を表現するのではなく、誰からも不快に思われない無難なラインを狙うのが基本です。
つまり「守り」の姿勢で身だしなみを整えるのです。面接の内容での積極的な「攻め」が効果的なものとなるように、服装や身だしなみは落ち着きと清潔感を表現することだけに徹する姿勢が好印象につながります。
また好印象を与えるのは、服装や身だしなみだけではありません。あいさつや姿勢、話し方や表情などとあわせて判断されるものです。総合的にみて好印象を与えられるように、日ごろから行動や立ち居振る舞いについては、意識的に気を配ることも大切です。