アルバイト・パートの面接を辞退したい!上手な断り方やポイント、内定後のお断り方法まで紹介

  • 転職・退職ノウハウ
アルバイト・パートの面接を辞退したい!上手な断り方やポイント、内定後のお断り方法まで紹介

「面接の申し込みをしたけど他で採用が決まってしまった」「職場の雰囲気を知り、自分とは合わないと思ってしまった」など、就職活動を進める上ではアルバイト・パートの面接を辞退したいと考えるタイミングもあるかもしれません。今回は、面接辞退の基本マナーや、辞退するときのポイント、連絡方法などを紹介します。例文は電話とメールでパターン別に紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の目次

    アルバイトの面接を辞退するなら早めに連絡をする

    アルバイトの選考を受ける途中で、辞退を決めた際は早めに相手へ連絡をしましょう。可能であれば、面接を受ける前日までには連絡を入れると、相手側も次の対応ができます。面接後、企業側が採用を決めていた場合は、連絡が遅れるほど相手へ迷惑をかけてしまいます。

    次の連絡が届いた時に辞退を伝えようと考える方もいますが、連絡が遅れる分相手に迷惑がかかることを考慮し、すぐに自分から辞退の連絡をしましょう。他の企業の面接も受けており、返事を待っている場合は、何日まで正式な返事を待ってもらえるかを交渉するのも手です。

    面接確約の求人を探す

    アルバイトの面接を辞退する際のポイント

    アルバイトの面接を辞退する連絡をする際には、いくつか守っておきたいポイントがあります。スムーズに辞退をするためにも、以下のポイントを意識して、相手へと連絡しましょう。

    丁寧・誠実・簡潔を意識する

    辞退の連絡をする際は、丁寧・誠実・簡潔に伝えることを意識します。辞退したい旨と共に、相手を不快にさせないような言葉で伝えると、最後まで相手に良い印象を残せます。単純に「辞退します」だけではなく、辞退に対する謝罪も同時に伝えるようにしましょう。

    お礼を伝える

    辞退の連絡をする際は、辞退する旨のみではなく、ここまで時間を使ってもらったことに対するお礼も伝えると良いでしょう。相手側は業務の時間を使用して、書類選考や面接を行っています。相手への敬意や、配慮を忘れずに対応しましょう。

    アルバイトの面接を辞退する際の連絡方法

    pixta_79259481_M.jpg

    アルバイトやパートの面接を辞退する際の連絡方法をご紹介します。電話の方が良い場合、メールでも問題ない場合の判断ポイントを解説します。

    基本的には電話で連絡する

    スムーズに辞退の意思を伝えるためにも、電話連絡が最適です。メールでの連絡は文章として残せますが、相手側の確認が漏れる可能性があり、自分の意思がきちんと届いているかがわかりません。

    しっかりと伝えるためにも、採用担当者の方に電話で伝えましょう。また、どうしても面接日直前に日程変更をしなければならなくなった場合も、電話連絡が望ましいです。

    面接まで日数があるならメールでもOK

    面接までに3日以上の日数がある場合は、メールで連絡しても問題ないでしょう。これまでの選考に関するやりとりをメールで行っている場合は、返信する形で連絡をします。

    ただし、メールを送ってから2〜3日経っても返信がない場合は、電話や再度のメールで連絡をする必要があります。メールをしたから良しとはせずに、最後まで誠実な対応を行いましょう。

    アルバイトの面接を辞退する際の例文

    アルバイトの面接を辞退する際の例文をご紹介します。書類選考後に辞退する場合や、内定後に辞退する場合など、ケースと手段ごとに分けてお伝えします。

    【電話】書類選考後に辞退をする場合

    □□(担当者の名前)様、お世話になっております。アルバイトに応募しておりました◯◯◯◯(自分の名前)と申します。書類選考を通過させていただいたところ恐縮ではございますが、事情により選考を辞退させていただきたくご連絡いたしました。こちらの都合でご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。

    電話で辞退する際には明確に事態を伝える必要があるため、事前に言葉を整理して不安があればメモにまとめ、見ながら伝えましょう。

    【メール】書類選考後に辞退をする場合

    件名:選考辞退のご連絡 ◯◯ ◯◯(自分の名前)

    本文:
    株式会社 △△
    □□ □□(担当者の名前)様

    お世話になっております。◯◯ ◯◯(自分の名前)です。

    先日は書類選考通過のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
    誠に身勝手ではございますが、事情により今回の選考を辞退させていただきたくご連絡いたしました。

    選考のお時間をいただきましたのに、申し訳ございません。心よりお詫び致します。
    何卒ご理解、ご容赦くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

    ◯◯◯◯(自分の名前)

    【電話】面接の辞退をする場合

    □□(担当者の名前)様、お世話になっております。◯◯◯◯(自分の名前)です。せっかく面接の機会をいただいたところ大変恐縮ですが、事情により面接を辞退させていただきたくご連絡いたしました。こちらの都合でご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。

    【メール】面接の辞退をする場合

    件名:アルバイト面接辞退のご連絡 ◯◯ ◯◯(自分の名前)

    本文:
    株式会社 △△
    □□ □□(担当者の名前)様

    お世話になっております。
    ×月×日の×時に面接をお約束しております、◯◯ ◯◯(自分の名前)です。

    この度は面接の機会をいただき、感謝申し上げます。
    せっかく機会をいただいた中で恐れ入りますが、事情により面接を辞退したく、ご連絡いたしました。
    お忙しい中、面接の時間をご調整いただいたにもかかわらず、誠に申し訳ありません。

    何卒よろしくお願いいたします。

    ◯◯ ◯◯(自分の名前)

    【電話】内定連絡後に辞退をする場合

    お世話になっております、◯◯ ◯◯(自分の名前)です。先日は内定のご連絡をいただき、ありがとうございました。誠に恐縮なのですが、事情により、このたびの内定は辞退させていただきたくご連絡いたしました。面接や選考にお時間を割いていただいたにもかかわらず、大変申し訳ございません。

    【メール】内定連絡後に辞退をする場合

    件名:内定辞退のお願い ◯◯ ◯◯(自分の名前)

    本文:
    株式会社 △△
    □□ □□(担当者の名前)様

    お世話になっております。◯◯ ◯◯(自分の名前)です。

    この度は内定のご連絡を頂き、誠にありがとうございました。

    せっかく内定をいただいた中恐縮ですが、事情により辞退させていただきたくご連絡いたしました。
    お忙しい中、選考のお時間を頂戴したにもかかわらず、誠に申し訳ありません。

    何卒ご理解いただけますと幸いです。
    最後になりますが、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

    ◯◯ ◯◯(自分の名前)

    アルバイトの面接辞退に関する質問

    pixta_85320039_M.jpg

    アルバイトやパートの面接を辞退する際には、さまざまなイレギュラーに見舞われるケースもあります。どんな状況にも焦らず対応できるように、アルバイトの面接辞退に関するさまざまなケースをQ&A式に紹介します。

    連絡した時に担当者が不在だったら?

    面接辞退の電話をかけて担当者が不在だった場合、電話をとった相手に伝えるのではなく、担当者の戻り時間を確認してかけ直すのがマナーです。もし、戻り時間が不明と言われた場合には、後日改めて連絡する旨を伝えて忙しい時間帯を避けてかけ直すようにしましょう。もし、先方から「折り返す」と言われた場合はお願いしても問題ありません。

    飲食店の場合は、ランチタイム後からディナータイム前の14時から17時、コンビニやスーパーなら、通勤通学時間後の10時から11時、一般企業であれば始業開始2時間後からランチタイム前の11時から12時頃は比較的混雑を避けられるでしょう。

    辞退したけれど、同じ仕事に再応募できる?

    結論からいうと、再応募は可能です。ただし、失礼な断り方をしていたり、辞退からあまり日が経っていないのに再応募したりすると、採用担当者は不信感を持ってしまうでしょう。そのため、アルバイトの面接を断る際には丁寧に、また再応募する際には期間を空けたり、どうしても再応募したい理由を伝えたりと、真摯な想いを伝えることが大切です。

    担当者から強く引き止められて断りづらい場合は?

    なかには、人手不足やあなたの経歴の魅力から「どうしてもうちで働いてほしい」という採用担当者もいます。場合によっては求人情報に記載している時給よりも上げる、アルバイトに必要な備品はすべて無償で提供する、まかないをつけるなど、待遇を上げて交渉してくる場合もあるでしょう。

    もし、それで納得できるのであれば、面接を受けたり、採用の承諾を検討しましょう。納得できない場合や、やむを得ない事情がある場合には、強い意志を持って断ります。まずは引き止めてくれたことへの感謝を伝え、辞退する理由を説明し、丁寧に断れば理解してもらえるはずです。

    辞退を拒否された場合はどうすればいい?

    バイトやパートの内定辞退を受け入れてもらえなくても、雇用契約前なら労働の義務はないので働く必要はありません。もし、雇用契約締結後であったとしても、法律上は2週間前に辞退の意志を示した(申し出た)場合は、辞退することができます。

    ただし、先方にも次の労働者を探すなど都合があるため、採用辞退する場合はできるだけ早く連絡するようにしましょう。

    損害賠償請求をすると言われたら払うべき?

    バイト・パートの採用辞退で損害賠償の請求に値する事態はほぼありません。ただし、勤務前に研修など予算が発生するものに参加し、勤務開始当日に辞退するような場合や悪質と認められる場合は、損害賠償を請求されるケースもあります。辞退を決めたらできるだけ早く、誠意を持って伝えることが重要です。

    雇用契約書にサインした後も辞退できる?

    雇用契約書の締結日前なら、雇用契約書にサインした後でも採用辞退と同様の扱いで辞退ができます。締結日を過ぎてしまった場合も雇用契約関係にはなっているものの、辞退=退職が可能です。

    申し出から2週間(14日後)には契約解除できます。仮に、申し出が勤務開始予定日の7日前だとしても「数日だけでも働いてほしい」と頼まれるケースはほぼないので、そのまま辞退できる場合が多いでしょう。

    辞退の理由を聞かれたときはどう答えればいい?

    アルバイトやパートの面接を辞退する際には、特に詳細な理由を述べる必要はありません。プライベートな事情や一身上の都合、他で採用が決まったことを伝える程度でいいでしょう。

    万が一、辞退の理由を詳しく聞かれたとしても「他の応募先より条件が悪かった」「職場の雰囲気が自分に合わないと思った」といった、応募先へのネガティブな意見は伝えないのが社会人としてのマナーです。

    辞退のメールを送ったけど返信がない!このまま放置でいい?

    面接辞退のメールを送ってから担当者から返信がこない場合、複数のメールに埋もれている、迷惑メールフォルダに振り分けられてしまっているなどの理由でメールを確認していない可能性があります。メールを送信してから2、3日経っても返信がない場合にはもう一度メールを送るのが望ましいです。

    また、面接前日まで待っても返信がない場合は電話で連絡したすることも検討します。面接日までの残りの日数も踏まえつつ、メールか電話どちらの連絡方法が良いか判断し、改めて連絡しましょう。

    まとめ

    アルバイトやパートの選考を辞退したいと思った場合は、とにかく早めに先方に連絡しましょう。辞退する際の連絡方法は基本電話で、面接までに日数の猶予がある場合には、メールでも問題ありません。

    もし、辞退の理由が条件や雰囲気の悪さなど、先方のネガティブイメージであっても極力伝えることはせず、最後まで誠実な対応を行いましょう。

    マイナビミドルシニアに会員登録(無料) マイナビミドルシニアに会員登録(無料)

    関連記事

    ミドルシニア向け!面接対策で押さえておきたいポイントとは 40代・50代向け!履歴書の書き方と注意点について 【久しぶりに履歴書作成をする方必見!】基礎から学ぶ、パート・アルバイトでの履歴書の書き方

    記事をシェアする

    • Twitter
    • Facebook
    • Line

    あなたへのオススメ記事

    最終出社日(退職)にやることは?挨拶やメールのマナーや注意点も紹介

    最終出社日(退職)にやることは?挨拶やメールのマナーや注意点も紹介

    退職をすると決まってから、最終出社日まではやるべき業務が多くあります。今回は最終出社日の、会社での過ごし方をご紹介します。また、退職メールやスピーチのポイント、最終出社日までに終わらせておくべき内容なども併せて解説します。

    • 転職・退職ノウハウ
    • 2024年9月30日
    休職か退職か悩む人へ。休職する時のポイントや退職前に使いたい制度などを解説

    休職か退職か悩む人へ。休職する時のポイントや退職前に使いたい制度などを解説

    現在、会社で働いているミドルシニア世代の方のなかには「今の働き方に疑問がある」「仕事を辞めたいけど後悔しそう」などの悩みを抱えている人もいることでしょう。今回は、休職や退職を検討する際に知っておきたい情報や制度を解説します。

    • 転職・退職ノウハウ
    • 2024年9月 2日
    ボーナスを損しない退職のタイミングは?スケジュールや知っておきたいポイント

    ボーナスを損しない退職のタイミングは?スケジュールや知っておきたいポイント

    会社員のモチベーションの1つであるボーナスですが、退職をするとなるとボーナスがもらえないこともあります。今回はボーナスそのものの役割や、退職時にボーナスを受け取りたい場合のポイントについてご紹介。また、転職時期やスケジュールなども解説します。

    • 転職・退職ノウハウ
    • 2024年6月14日

    おすすめ・シリーズ記事

    人気記事ランキング

    おすすめの求人はこちら

    活躍中の年代から探す
    雇用形態から探す
    募集条件から探す
    働き方から探す
    福利厚生から探す
    職種から探す
    マイナビミドルシニアに会員登録(無料) マイナビミドルシニアに会員登録(無料)