転職初日のやることリスト|事前準備から当日の持ち物や挨拶まで徹底解説

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転職初日のやることリスト|事前準備から当日の持ち物や挨拶まで徹底解説

昨今ではミドルシニアやシニア層の方も、心機一転新しい会社に転職するというケースも多くなっています。今回は、入社当日までにしておくべき準備や、転職初日にやるべき内容をご紹介します。事前の準備で不安を減らして、しっかりと新しい会社での仕事に備えましょう。

この記事の目次

    転職初日を迎えるためにしておきたい3つの準備

    転職をする際は会社に入る前から準備をしておくと、初日をスムーズに迎えられます。どのような準備をしておくべきか、具体的な内容についてご紹介します。

    会社に合った服装や身だしなみを準備する

    会社によって、服装に関するルールは異なります。スーツや制服など会社が指定している物がある場合は、指定された通りに準備しましょう。しかし、中にはオフィスカジュアルとされている場合も。基本的には、ワイシャツやブラウスに落ち着いた色味のジャケットなどを用意すると良いでしょう。

    また、周囲の人に不快感を与えないよう、身だしなみも整える必要があります。確認すべきなのは、髪の長さや色味のほか、アクセサリーについてなどです。会社によっては、ピアスやネイル、髪色にルールが設けられていることもあります。初日から周囲の印象を悪くしないためにも、服装や身だしなみを事前に準備しましょう。

    自己紹介やあいさつを考える

    転職初日には、新しい職場で自己紹介を求められることでしょう。その際に慌てないためにも、事前に自己紹介を考えておくと安心です。自己紹介をする際は、前職の経験や趣味などを簡潔にまとます。以下では、自己紹介の例文をご紹介します。

    【例文】転職初日の自己紹介
    おはようございます。本日より入社した、⚪️⚪️と申します。前職では営業職を行っており、今回ご縁をいただいて入社となりました。業界の経験がないため、皆さまにご迷惑をおかけする場合もあるかと思いますが、1日でも戦力となれるよう努力してまいります。よろしくお願いいたします。

    会社や業界についての情報を集める

    転職する会社や業界について情報を集めておくと、入社後の業務をスムーズに進められます。学ぶ内容は、業界における基礎知識や、職場のルール・会社の組織図・拠点・取扱商品などホームページからわかることでも良いでしょう。

    特に40代以降での転職では、即戦力が求められます。入社後すぐに業務が始まる場合もあるため、入念に必要な知識を学んでおきましょう。

    菓子折りなどは原則不要

    転職をした際、会社の人へのあいさつとして菓子折りなどを持っていくべきか、迷っている人もいるでしょう。原則入社時のあいさつとして、菓子折りを持っていく必要はありません。どうしても持参したい場合は、人数を把握したうえで、常温で保存できるものを選びましょう。

    転職初日までに準備しておくべき書類

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    転職をする際には、持っていくべき書類があります。入社初日までに手元に揃っているか、もし無い場合はいつまでに手配ができるか確認しましょう。入社時に必要となる書類は、以下の通りです。

    • 前職の源泉徴収票
    • 雇用保険被保険者証
    • 住民用記載事項証明書
    • 年金手帳
    • マイナンバーのわかる書類
    • 健康診断書

    上記の書類以外には、印鑑や給与振り込み先とする口座の通帳も必要です。会社からも通知が届いている場合は、その内容をしっかりと確認しましょう。

    転職初日に多い、1日の流れ

    転職した日を、どのようにして過ごすのか不安を感じる人もいるでしょう。転職初日はどのような流れで過ごすのか、よくある1日の流れをご紹介します。

    出社

    まずは、始業時間までに余裕を持って出社しましょう。遅刻などは、もってのほかです。しかし、反対にあまりにも早く着きすぎると、ビルの外で待ち続けるはめになる場合もあります。入社前にどのくらいの時間までに出社すべきか、目安時間を確認しましょう。

    あいさつ

    入社後には、会社にいる人たちに向かってあいさつをする場合がほとんどです。あいさつの内容は、事前に考えておくとスムーズに行えます。もし、あいさつ回りをする場合は、どの人にあいさつをしたのか、簡単に名簿などを作ると良いでしょう。漏れはもちろん、もう一度あいさつをしてしまうといったことも防ぐことができます。

    事務手続き・研修

    転職をした初日は入社後に必要な、事務手続きをする必要があります。年末調整時に使う書類の提出や、入社手続きなどやるべき内容は多いです。必要な書類や身分証明書の提出、印鑑が必要となる書類への記入などがあるため、会社の指示に従って進めましょう。

    また、企業によっては入社後の研修が用意されていることも。研修を1日〜数日間かけて行う場合もありますが、すぐに部署に配属されることも珍しくありません。

    引き継ぎ

    会社によっては、当日中に仕事を任されることもあるでしょう。引き継ぎが始まった際は、すぐにメモを取って仕事を始めるための準備をしましょう。業務の引き継ぎで大切なのは、分からない部分はすぐに聞く姿勢です。そのままにしておくと、後々自分が困る事態になってしまいます。

    なお、引き継ぎがない場合はPCの設定など、仕事に取り掛かるための準備しましょう。プリンターの設定やメールソフトが利用できるように設定するなど、やっておくべき内容はさまざまです。

    転職初日のお昼の過ごし方

    転職してすぐは、お昼時間の過ごし方も困るかもしれません。もし、自分以外にも中途入社の人がいる場合は、一緒にお昼を食べたいと誘ってみるのもいいでしょう。また、すぐに職場に配属された場合は、「お昼は皆さんどうされているのですか?」など、自身から声をかけてみるのも1つの手です。

    転職して失敗しない・打ち解けるための5つのコツ

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    転職をすると、職場での人間関係を0から作り上げる必要があります。少しでも円滑に周囲と一緒に仕事をするためにも、いくつかコツがあります。

    積極的に周囲とコミュニケーションを取る

    転職をした後、周囲と打ち解けて仕事を進めるためには、積極的なコミュニケーションが必要です。しかし、無理に自分について周囲に話す必要はありません。

    具体的にはあいさつを欠かさない、相手の顔と名前を覚えて積極的に名前を呼ぶ、業務の報連相を欠かさない、積極的に周囲の人を手伝う、分からないことを周囲に聞くなど。すぐにできることから積極的に取り入れましょう。

    笑顔を欠かさない

    あいさつや積極的なコミュニケーションを取る際は、笑顔も大切です。笑顔があるだけで、周囲の人からの印象は大きく変わります。仕事をするためには、円滑に話ができるような状況が大切です。また、会話の際に笑顔を心がけておくと、仕事の相談をされるようにもなるでしょう。

    職場の人間関係を把握する

    転職後に仕事を円滑に進めるためには、職場の人間関係を把握しておく必要もあります。仕事をする際に大切な人や、相談ができる人は誰か、早いうちに把握しておきましょう。いざという際に頼れる人がいると安心です。また、周囲の人から人伝てに聞いた話は主観が入っていることもあるため、参考程度に留めておきましょう。

    特に入社したての頃は、周囲の観察をしておくと人間関係はもちろん、職場全体の雰囲気もつかめるようになります。今後の同僚への接し方なども見えてくるため、どうすれば不快感を与えないか、距離を縮めていけるのか見極めていきましょう。

    年下の上司や同僚にも敬意を持って接する

    ミドルシニアでの転職は、場合によっては年下の上司や同僚ができる場合があります。自身の方が年上であっても、会社では先輩の立ち位置にあたります。仕事に関する内容を、教わる機会もあるでしょう。

    横柄な態度では場合によっては、年齢の割にしっかりとしていない人という印象を与えてしまうかもしれません。会社では立場や年齢に関係なく仕事にかかわる機会があるため、普段から敬意を持って接しましょう。

    無理をしすぎない

    転職をしたばかりで「早く成果を出したい」「少しでも戦力として認められたい」という気持ちを持っている人は多いでしょう。ミドルシニアでの転職は、役職が付いた状態で入社することもあり、即戦力を求められる場合がほとんどです。

    しかし、意気込みすぎて自分の許容量を超えた業務を抱えることはおすすめしません。仕事はずっと続いていくため、自身が無理のない範囲で行うことの方が大切です。まずは、自身の経験や知識を活かしつつ、現在の会社に合った方法に慣れることを優先しましょう。

    まとめ

    今回は、ミドルシニア・シニア層の方が転職した際、転職初日に行う内容をご紹介しました。転職初日を迎える前から、服装の確認や自己紹介を考えるなどの準備を進めておくとスムーズに初日をむかえることができます。

    また、入社前に必要となる書類や持ち物いついても、事前にしっかりと確認しましょう。転職した最初の日には、あいさつ回りや事務手続きなどやるべき内容は多くあります。また、PCの設定や仕事に関する引き継ぎなど、今後すぐに仕事に取り掛かれるような環境を作る必要があります。

    転職をした後も、笑顔で挨拶をする・積極的にコミュニケーションを取るなど、周囲と打ち解けるための工夫が必要です。転職に対して後悔しないよう、初日からしっかりと準備をしましょう。

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