ミドルシニア向け職務経歴書の自己PRの書き方|コツや疑問点の解決も

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ミドルシニア向け職務経歴書の自己PRの書き方|コツや疑問点の解決も

職務経歴書の自己PRは、企業の採用担当者が求職者のことを深く知るために必要です。しかし、自己PRをどのように書けばいいのかわからず戸惑っている方もいることでしょう。今回は、自己PRはなぜ重要なのか、自己PRの基本的な書き方、最終チェック方法を解説します。職務経歴書に関するよくある疑問も解決しますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の目次

    職務経歴書と自己PRの重要性とは

    履歴書にも書く自己PRですが、なぜ職務経歴書の自己PRが重要だと言われているのでしょうか?職務経歴書の意味や履歴書との違いを解説します。

    職務経歴書とは

    職務経歴書とは、業務経験・スキルなどを確認するための書類です。履歴書のように職歴を書くだけでなく、どのような仕事を行い、どのような成果を上げたのかを具体的に書きます。

    また、これまでの経験やスキルを志望企業でどう活かすことができるのかを伝えます。基本的にA4用紙1~2枚程度にまとめるようにしましょう。

    職務経歴書の自己PRが重要な理由

    そもそも履歴書に書く自己PRと、職務経歴書に書く自己PRには大きな違いがあります。

    履歴書に記載する自己PRは「最もアピールしたいポイントを簡潔に書く」もので、職務経歴書に書く自己PRは「アピールポイントのエピソードを入れ込むなど詳細に書く」ものです。履歴書に書いたアピールポイントを、職務経歴書で膨らませるイメージを持つといいでしょう。

    職務経歴書の自己PRは、履歴書では伝わらない性格や企業への理解度、自社との相性、入社意欲などを判断する材料のひとつとなります。企業の採用担当者が求職者のことを深く知るために重要なものといえます。

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    採用確立がアップする自己PRを書く準備

    職務経歴書の自己PRを書く時には、3つのステップを踏む必要があります。以下の3ステップをしっかり行うことで、採用確立が上がることでしょう。

    ①これまでの経験を書きだす

    はじめに、これまでの業務経験・スキル・成果などを振り返ります。

    具体的な仕事内容やポジションを書きだした上で、各業務での仕事に関するエピソードや成功体験、数字を含んだ実績、上司や先輩から評価を受けたことも書き出しましょう。ツールは何でも構いません。パソコンやノートなど、使いやすいものに書き出します。

    ここで重要なのが、思いついたものすべてを書きだすこと。「これは自己PRに関係ないかな...」という内容でも、自己PR作成時に役立つことがあります。もし何も思いつかない場合は、以下の内容を考えてみましょう。

    ・苦手な分野ができるようになったことはあるか?
    ・どんな課題を解決した経験があるか?
    ・周りの人より得意な分野は何か?

    ②強みやスキルを見つける

    書き出した経験をもとに、自分の強みやスキルを見つけましょう。強みやスキルを見つけ出すコツは、以下の内容を探すことです。

    ・上司・先輩・周りの方に評価されたポイント
    ・継続して取り組んでいること
    ・周囲より上手だと感じること
    ・仕事のために勉強したこと
    ・仕事のために資格をとったこと

    5つにつながる経験が見つかれば、強み・スキルも見つかるはずです。
    たとえば、「周りをよく見て、サポートしている」と評価された場合には、視野の広さ・チームワークを重視すること・コミュニケーション能力をアピールできるでしょう。

    また、「目標達成のために尽力した」経験がある場合には、計画性・チャレンジ精神・主体性などをアピールできます。もし強み・スキルが見つからない場合には、以下の記事を参考にしてみてください。

    ミドルシニアのための転職成功ガイド 自己PRの書き方

    ③志望企業が求める人物像にマッチする要素を選ぶ

    強み・スキルが見つかれば、志望企業が求める人物像に合う部分を抽出します。企業のホームページや採用ページ、求人を見て求める人物像を把握しましょう。

    求める人物像を把握するには、企業研究が必須です。企業理念やビジョンをはじめ、業界での立ち位置、仕事内容までしっかり調べます。リサーチした上で、ビジョンと重なっている部分をピックアップしましょう。また、仕事で活かせそうな強みを見つけることも大切です。

    自己PR基本の書き方

    ここからは、職務経歴書における自己PRの基本的な書き方について解説していきます。

    自分の強みや評価されたことを冒頭に書く

    採用担当者は「この人はどのような強みがあるのだろう」という目線で職務経歴書を見ます。そのため、はじめに結論を記載する必要があります。たとえば、「私の強みはコミュニケーション能力があることです。」などという文章からはじめるといいでしょう。

    エピソードを書く

    結論を冒頭に書いた後は、強み・評価されたことについてのエピソードを書きます。なぜその部分が強みだと感じたのか、どういう取り組みの結果評価されたのかを記載しましょう。準備で書き出した経験をもとに書いていきます。

    結論を書く

    エピソードを書いた後は、再度結論を記載します。自己PRは結論からはじまり、結論で終えることが基本となります。加えて、記載した強みが志望企業でどのように活かせるかを記載できるとさらにいいでしょう。

    職務経歴書の自己PRを書くポイント

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    次に、職務経歴書の自己PRを書くポイントを7つ紹介します。7つのポイントを押さえれば、よりよい自己PRにできます。

    ①端的に書く

    私たちが長い文章を読むと、何が言いたいのかわからなくなることと同じで、採用担当者も長い文章は理解しづらいです。特に冒頭に書く強みは端的に書くようにしましょう。1文を短くすることも大切です。

    また、エピソードや結論を長く記載するのもNG。400文字以内に抑えれば読みやすい文章となります。自分のことアピールしたい気持ちは大切ですが、多く記載してしまうと1番伝えたいことがわからなくなってしまいます。

    ②言い切り文を使う

    言い切り文とは、「です」「~します」という文章のことです。言い切り文にすることで、自分の気持ちや強みについて自信をもって伝えている印象を抱きます。

    たとえば、「私の強みはコミュニケーション能力だと思います。」より、「私の強みはコミュニケーション能力です。」の方がよりよく聞こえますよね。しっかり自分の気持ちをアピールするためにも、言い切り文を使いましょう。

    ③接続詞を多用しない

    「しかし」「また」「そして」などの接続詞を使いすぎると、くどい印象を抱きます。自己PRが完成したら読み直し、接続詞を多用していないかを確認しましょう。

    ④抽象的な内容は書かない

    自己PRで強みや評価されたことを書くことは大切ですが、性格など抽象的な部分をアピールすると、志望企業でどのように活躍できるかがわかりません。どのような要素が会社に貢献できるのかを重視しましょう。

    また、エピソード記載時も具体的な内容でなければ、なぜ強みなのかを理解できません。抽象的な内容は避け、具体的に書くようにしましょう。

    ➄前向きな姿勢を示す

    せっかく強みをアピールしても、「貴社で活躍できるか不安」などネガティブな文章を書くといい印象を与えません。また、短所を書く際もその短所をどう克服していくのか、克服して仕事にどう活かすのかがわからなければ、採用確立は下がるでしょう。

    そのため、「貴社に入って活躍したい」「強みを活かし仕事に取り組みたい」など前向きな姿勢を示しましょう。

    ⑥アピールポイントは1つに絞る

    強みがいくつかあった場合でも、複数の強みをアピールすることは避けましょう。自己PRは文字数が限られているため、複数アピールすると1つの強みの文章量が少なくなります。文章が少なくなると、その分説得力に欠けてしまいますので注意してください。

    企業が求める人物像とマッチする強みを1つに絞り、採用担当者に「自社の○○の業務で活躍できそう」という印象を抱かせましょう。

    ➆エピソードの中に数字を盛り込む

    エピソード内に数字を入れることも重要です。もし「営業で活躍した」と記載していても、どのように活躍したのか、どの程度活躍したのかわかりませんよね。

    どの程度の大きさのプロジェクトで、どの程度の実績を残したのかを記載しましょう。たとえば、「売り上げを〇%アップした」などを書けばいいでしょう。

    自己PRを書いた後のチェックポイント

    自己PRを書いた後は、しっかり見直すことが重要です。チェックポイント3つを確認しましょう。

    ①誤字・脱字がないか確認する

    誤字・脱字は印象が一気にダウンします。どんなに魅力的な文章でも、いい印象を与えません。提出する際は、数回確認するようにしてください。パソコンで作成した場合は、WordやGoogleの文章校正ツールを利用するのもひとつの手です。

    ②読みやすい文章であるか

    自己PRが完成したら、自分で読んでスムーズに読めるかを確認します。完成直後は書いた内容をしっかり理解しているため、読みやすく感じるかもしれません。

    時間をおいて再度読むことで、違和感を覚えることもあります。言い切り文であるかも同時に確認しましょう。また、他人に読んでもらうことで、読みやすいかを判断することも可能です。

    ③結論がはっきり理解できるか

    採用担当者にいい印象を与え、印象に残すためにも、結論をはっきり理解できる文章で提出します。結論から伝え、結論で終わっているかを確認してください。

    自己PRに関するよくある疑問

    最後に、自己PRに関するよくある疑問を解決します。

    未経験業界や職種の場合、どのようにアピールする?

    未経験の業界・職種に転職することもあるでしょう。その場合は、前職での経験で得た強み・スキルをどのように活かし、会社に貢献できるかをアピールします。

    異業種からの転職である時、採用担当者は貢献度を重視しています。しっかりとアピールポイントをまとめ、貢献できることを強く伝えましょう。

    ブランクがある場合、どのように説明すればいい?

    ブランクがある場合は、なぜブランクが生じたのか理由を伝えます。もしスキルアップするために勉強に取り組んでいる場合にはアピールしましょう。ブランク期間に得た知識やスキルをアピールすることもいいでしょう。

    郵送かメール、どちらで送ればいい?

    郵送でもメールでもどちらでも構いません。どちらで送っても合否に影響はありませんので安心してください。企業から指定がある場合は従いましょう。

    手書きでアピールしたい場合やパソコンの操作に不安がある場合は郵送、履歴書の印刷や郵送が手間な場合や、より早く送りたい場合にはメールで送ります。

    参考:履歴書は手書き?パソコン?迷った時の判断基準と書き方ポイント

    まとめ

    職務経歴書での自己PRは、自分をアピールするために非常に重要な役割を担っています。強み・スキルを志望企業でどのように活かし貢献できるのかをアピールして、採用につなげましょう。

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