防災センターで働く!施設警備員のお仕事とは?

  • 働き方を選ぶ
防災センターで働く!施設警備員のお仕事とは?

近年、都心部ではビル建設や開発が進み、防災センターでの警備員の働き口は増えている状況です。そこで今回は、施設警備員の仕事内容や実態についてお伝えしていきます。

この記事の目次

    防災センターの施設警備のお仕事とは?

    一概に、防災センターの施設警備の仕事といっても一体どのような業務内容なのか、聞くだけではわからない方も多いかもしれません。
    順を追って具体的にみていきましょう。

    そもそも防災センターって、どのような場所?

    防災センターは、建物などの施設内の防災管理を行う場所を指します。消防法によって一定の防火対象物に設置することが定められ、施設内の火災などの事故や事件が起こらないように監視や消防設備の制御を行ないます。

    防災センターの設置場所については、建築基準法で定められた中央管理室がその役割を担うこともあり、非常用のエレベーターを設置している建築物や、床面積が1000㎡を超える地下街といった建物に敷設しなければならないという明確な設置基準が設けられています。

    施設警備員の仕事内容とは?

    施設警備員とは、商業施設やビルなどの施設に常駐して警備を行う人のことを指し、屋内での勤務や業務を担うことが多いです。

    仕事内容としては、施設内の巡回や車両の出入り管理、防犯カメラでの人の出入りの監視など、様々です。さらに、事故や火災、盗難といった突発的に起こるトラブルにも対応したり、建物内にいる不審者の対応にあたったりするなど、その業務内容は多岐に渡ります。
    このように、建物と施設にいる人々の安全を守るのが施設警備員の仕事です。

    勤務場所で言えば、オフィスビルやショッピングセンター、公共施設、学校などの教育施設といった、多数の人が日常的に出入りする場所で働くことが多いです。

    pixta_56694691_M (1) (1).jpg

    施設警備員には向いている人とは?

    警備員の仕事は、人々の安全を守る大切な仕事です。
    そのため、責任感のある人が向いていると言えます。有事の際には、人の安全や命に関わることも生じるため、使命感をもって仕事に向かう必要があります。

    また、勤務には夜勤があることも多く、シフト勤務に対応できる方でないと向いているとは言えないでしょう。さらに、何かトラブルが発生しない場合は単調な巡回などが多いため、忍耐力も必須となります。

    施設警備員ではこんな経験が活かせる!

    警備員の仕事は基本として、十分な体力が必要です。不規則な勤務時間になることも多く、体を鍛えていていたり、昔から何か運動をしていたりする経験があれば働きやすいと言えます。そのため、体力に自信がある方は適性があるでしょう。

    また、人に接することも多く、円滑なコミュニケーション能力も必要となりますので、接客の経験やスキルを活かすこともできます。

    施設警備の求人を探す

    防災センターの仕事に資格は必要?

    防災センターは法律で設置基準が設けられているため、求人数も常に一定数あります。では、そんな防災センターで実際に働くためには何か特別な資格や能力は必要なのでしょうか?具体的にみていきましょう。

    防災センター要員講習ってどんなもの?

    警備員をする上では、資格や特別な能力は特に必須ではありませんが、取得しておくことで幅が広がる資格があります。それは防災センター要員講習です。

    防災センター要員とは、東京防災設備保守協会が認定する国家資格であり、防災センターに勤務する人を対象として、防災センター内の防災盤などの監視や操作に必要な知識と技術を学んでもらうものです。

    実は、平成21年に防災センター要員講習は廃止され、現在では防災センターの規定の残っている東京都だけになりました。
    そんな防災センター要員の受講資格は実務経験も特に必要なく、誰でも受講できます。そのため、これから施設警備の仕事に従事したい方にとっては就職を有利に進めるために、取得を検討するのもよいでしょう。

    講習の日程は2日間で、内容としては防火管理の知識や、防災センター要員の役割など、基礎的なことを学びます。なお、火災時の対応訓練もあります。
    費用は35,200円です。講習後には、きちんと学習内容が頭に入っているかを確認する効果測定が行われ、無事に終えることができれば「防災センター要員講習修了証」が与えられます。

    さらに、講習受講後は5年ごとに防災センター実務講習を受講することが義務付けられていますので、覚えておきましょう。
    このように、防災センター要員講習を受けておけば、施設警備員として再就職や転職がしやすくなると言えます。

    参考:一般社団法人 東京防災設備保守協会「防災センター要員講習」

    pixta_81023177_M (1) (1).jpg

    自衛消防業務講習とは?

    防災センター要員講習とよく似た講習で「自衛消防業務講習」というものがあります。講習の内容はほとんど変わらず、違いといえば防災センター要員講習は東京のみの資格であるのに対し、自衛消防業務講習は全国共通の資格です。

    現在、東京都では防災センター要員講習と自衛消防業務新規講習を合わせて実施しており、単独での自衛消防業務講習は行っていません。
    東京都以外の都道府県では2日間の講習が実施され、講習の最後には1時間の効果測定が行われます。費用は種別にもよりますが、およそ35,000円。

    また、再講習については新規講習で資格を取得して初めて迎える4月1日から起算して5年以内に受ける必要があり、講習自体は1日で費用は20,000円です。

    このように、資格を取得しておくことで、施設警備員の就職や転職の際に採用される確率を上げることができます。

    施設警備の求人を探す

    まとめ

    今回は、防災センターで働く施設警備員の業務について解説しました。
    警備のお仕事は未経験の方であっても歓迎している会社が多いです。年齢が高いから、資格や経験が無いから...と自信がない方へおすすめしたい職種のひとつです。

    マイナビミドルシニアに会員登録 マイナビミドルシニアに会員登録

    関連記事

    施設警備員の夜勤ってどう?メリットやデメリットを紹介 警備会社はどのような仕事をする?ミドルシニアが知るべきポイントを解説 施設警備員の収入事情は?より高い収入を得るための方法

    記事をシェアする

    • Twitter
    • Facebook
    • Line

    あなたへのオススメ記事

    マンション管理人は未経験でも始めやすい?シニア世代から人気の理由を解説!

    マンション管理人は未経験でも始めやすい?シニア世代から人気の理由を解説!

    マンション管理人は、シニア世代にも人気の職種のひとつです。マンション管理人の仕事は、特別な資格や経験は特に必要なく、未経験からでも始めやすいことが特徴です。今回は、マンション管理人の仕事内容やシニア世代にも人気の理由を解説します。

    • 働き方を選ぶ
    • 2024年8月29日
    年収の壁が撤廃されたらどうする?主婦への調査結果や収入を増やすコツ

    年収の壁が撤廃されたらどうする?主婦への調査結果や収入を増やすコツ

    パート・アルバイトで働いている人の多くは、103万円や130万円などの年収の壁を意識しているでしょう。今回は年収の壁を意識して働いている人の割合や、年収の壁がなくなった後の就労意識に関する調査結果をご紹介します。併せて年収の壁撤廃に関する内容や、主婦が効率よく収入を調整する方法、月数万円の収入を増やす方法も解説します。

    • 働き方を選ぶ
    • 2024年8月20日
    定年後もできる中高年におすすめ在宅ワーク|はじめる準備や求人の見つけ方

    定年後もできる中高年におすすめ在宅ワーク|はじめる準備や求人の見つけ方

    定年後はゆっくり過ごしたいけれど、収入面や社会との繋がりに不安を抱く中高年の人は多くいらっしゃいます。今回は自分の趣味や得意なことをペースに、働きながら収入を得られる在宅ワークについてご紹介します。定年後に始められる在宅ワークの探し方、気を付けるべき点について解説していきます。

    • 働き方を選ぶ
    • 2024年8月 7日

    おすすめ・シリーズ記事

    人気記事ランキング

    おすすめの求人はこちら

    活躍中の年代から探す
    雇用形態から探す
    募集条件から探す
    働き方から探す
    福利厚生から探す
    職種から探す
    マイナビミドルシニアに会員登録 マイナビミドルシニアに会員登録