ミドルシニアに人気!ドライバーの職種と受かりやすい志望動機を解説

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ミドルシニアに人気!ドライバーの職種と受かりやすい志望動機を解説

ドライバーの仕事は平均年齢も高く、ミドルシニアの方でも就職しやすい仕事の1つです。これからドライバーの仕事を検討したい方や、転職を考えている方向けて、志望動機の書き方や面接の際の注意点を解説します。

この記事の目次

    ドライバーの主な職種

    ドライバーには、どのような職種があるかを確認しましょう。ドライバーと言っても、必要な資格や働き方は異なります。

    トラックドライバー

    トラックドライバーは、トラックの種類によって必要な免許が異なります。大型トラックの場合は大型自動車免許、中型トラックの場合は中型自動車免許が必要です。大型トラックの場合は、長距離の移動も多いでしょう。中型や小型の場合は、荷物の積み下ろしなどの対応もあります。

    配送ドライバー

    配送ドライバーは個人宅、会社や店舗などへ荷物の運搬・配送をする仕事です。配送依頼に応じて、荷物や封筒などを指定された場所へ配送します。軽貨物の場合は荷物が比較的軽量であるため、女性やミドルシニアの方でも働きやすい仕事です。より大きな荷物を扱う場合は、車の大きさに合わせた運転免許や、フォークリフトなどの免許が必要な場合も出てきます。

    タクシードライバー

    タクシードライバーは乗用車を利用した仕事のため、普段から車の運転に慣れている人には人気の転職先です。仕事をするには、第二種運転免許の取得が必要となります。個人タクシーとして働ける場合もあり、比較的働き続けられる仕事の1つです。会社に勤務する場合は、日勤や夜勤のほか1日働いて次の日は休みという勤務形態もあります。

    バスドライバー

    地域を走る路線バスのドライバーは、大型二種免許が必要です。仕事はシフト制で進め、早朝・日中・深夜の3つに分かれます。時間通りに走らせる必要がある点や、大型車のため運転の技術が求められる点にプレッシャーはあるでしょう。

    ドライバーの志望動機を書く4つのポイント

    各種ドライバーの求職活動をするには、まずは志望動機を作る必要があります。今回はアピールすべきポイントを、4つご紹介します。自身がアピールできる点はあるか、どうやって伝えるべきか参考としてご確認ください。

    体力に自信があること伝える

    ドライバーとして仕事をするには、体力が何より重要です。運転している間は座りっぱなしのため、腰痛や肩こりなどのトラブルが発生します。身体のトラブルがあったとしても、乗り越えていける体力がドライバーには必要です。また、場合によっては集荷や荷物の積み込みや、積み下ろし作業も発生します。そういった仕事上で必要となる体力や、腕力がある点はアピールしましょう。

    集中力や責任感の強さをアピールする

    ドライバーとして仕事をするためには、集中力や責任感も大切です。少しのミスが人の命に関わる可能性もあり、大きな事故を起こした場合は人生が変わるほどの影響もあるでしょう。事故防止のためにも、仕事に集中してこなせる人物が求められます。さらに、渋滞などの状況によって、予定に変更が生じる場合もあります。そういった状況の中でも、しっかりと時間に間に合わせようとする責任感が大切です。

    なぜドライバーを志望しているかを伝える

    なぜドライバーを志望しているのか、選んだ理由についてもしっかりとアピールする必要があります。「なんとなくできそうだから」「1人で仕事がしたいから」といった、曖昧な理由では企業側は採用しようという判断にはつながりません。

    業界の特徴を知ったうえで、活かせる自信の強みや魅力に感じている部分を明確にさせる必要があります。同業他社と比較して、その会社ならではの魅力を伝えられるようにまとめておきましょう。

    資格やスキルを記載する

    ドライバーとして活かせる資格・スキルを持っている場合は、アピールしましょう。中型や大型などの運転免許はもちろん、仕事の内容によってはフォークリフトや玉掛けの免許を求められる場合もあります。該当する資格やスキルがある場合は、必ず記載します。未経験の場合でも、接客業でのコミュニケーション能力や、長時間集中できる力など、伝えられる点はあります。

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    ドライバーの志望動機として書かない方がいいこと

    志望動機を作る際には、書いておくべき内容はもちろん、正直に書きすぎない方がいい内容もあります。

    給料の良さなど待遇面だけを書く

    仕事をするうえでは、給料や休日、福利厚生は大切な部分です。しかし、待遇面だけを押し出した志望動機は良い印象を与えません。「給料が良ければどの仕事でも良いのではないか」「待遇が良くなければ、すぐに辞めるのではないか」といった、イメージを持たれる可能性があります。希望している会社の魅力や、仕事内容について惹かれている面をアピールし、待遇面は最小限に留めておくと良いでしょう。

    ネガティブな転職理由

    転職をする際の理由は人間関係や業務内容への不満などさまざまあるでしょう。しかし、前職の批判や悪口などネガティブな理由を伝えると、同じような出来事があった際に、すぐに辞める可能性があると判断されてしまいます。

    転職理由を伝える際は、ポジティブな内容に変換しましょう。例えば、「周囲の人のペースに合わせて仕事を進めるのが苦手」な場合、「自分のペースで丁寧に仕事を進められる」といった形です。

    自分らしさのない志望動機

    志望動機を作る際は、ネットなどで例文を探す場合もあるでしょう。しかしその際は、定型文や例文などをそのままコピペして提出するのは辞めるべきです。自分らしさがない志望動機は、ばれやすく相手からの印象も悪くなります。

    定型文は参考として活用し、自分の言葉やエピソードを盛り込んだ内容を作成しましょう。綺麗な文でなくても、自分の言葉で熱意や強みを伝えられると、採用の可能性も高まります。

    ドライバーとして採用されやすい人の特徴

    ドライバーとして採用される人には、いくつか共通した特徴があります。今回はドライバーに向いている人、採用される可能性の高い特徴を3つご紹介します。

    長時間の運転が苦にならない人

    ドライバーの仕事は長時間拘束される場合が多く、運転している時間も長いです。そのため、長時間の運転に対して抵抗のない人が向いているでしょう。特に長距離ドライバーの場合は、1日13時間以内の勤務が基本であり、1日最大16時間まで延長が可能です。

    渋滞などに巻き込まれても落ち着いて運転できる、荷物の積み込みや積み下ろしなどの待ち時間も問題なく過ごせる、忍耐強い人がドライバーとして向いていると判断されるでしょう。

    コミュニケーションスキルのある人

    ドライバーの仕事は、基本的に1人で仕事を進める時間が多いでしょう。しかし、荷主という依頼主との関係構築が重要です。運送先や荷主の方へのあいさつや、誠実な対応ができる人、コミュニケーション能力のある人は信頼獲得へとつながります。協調性を持って仕事を進められる人であると伝わると、採用につながる可能性が高まります。

    ルールやマナーを守れる人

    ドライバーの仕事を続けるには、ルールやマナーを守って運転をする必要があります。ルール違反による交通事故などは、遅配の原因になるほか、顧客からの信頼を失う原因にもなります。安全運転による事故防止を心がけるのはもちろん、時間を守る、荷物を丁寧に扱うといったマナーは必要です。

    さらに、仕事で使用する車は他の従業員が運転する場合もあります。車内の整理によって、他の人が気持ち良く仕事ができるような状態を作っておきましょう。

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    ドライバーの志望動機の例文紹介

    ドライバーの志望動機として、実際に使える例文を2つご紹介します。経験者向けと未経験者向けの両方をご紹介するため、実際に志望動機を作成する際の参考としてご活用ください。

    ドライバー経験者向けの志望動機

    経験者が転職をする際は、退職理由や選んだ理由などを、ポジティブに伝える必要があります。

    私は今まで大型のトラックドライバーとして、5年間勤めていました。無事故・無違反を心掛け、丁寧な配送を行っていました。会社の方針転換により、現在は小型の車を運転しています。やはりトラックの運転をしたい、よりドライバーとしてのスキルを高めたいと思い、今回運送業でも大手の貴社を志望しました。

    貴社では検品作業などもあると知り、フォークリフトの免許取得を検討しています。現在保持している大型免許・中型免許も活かしながら、より幅広い業務が行えるように努めてまいります。多くの人とコミュニケーションを取りながら、貴社のトラックドライバーとして働きたいと考えています。

    ドライバー未経験者向けの志望動機

    未経験者の場合は、ドライバーとして活かせるスキルや、志望するきっかけとなったエピソードなどを記載しましょう。

    私は倉庫作業員として働いており、トラックドライバーの方と関わる機会がありました。トラックドライバーの方と関わるうちに業務内容を知り、人の生活を支える物流に興味を持ち、今回応募をいたしました。業務経験はありませんが、車の運転が好きな点、長時間の作業によって身につけた集中力を活かして働けます。

    中型や大型の免許は持っていませんが、現在取得のために教習所へ通っています。貴社のドライバーとして、自身もお客様から信頼されるドライバーになりたいと考えています。

    ドライバーの面接を受ける際の注意点

    ドライバーとして働くには、履歴書などの書面提出のほか、面接も受ける必要があります。面接を受ける際に気を付けておきたい点を3つご紹介します。

    基本のマナーを守る

    面接を受けるにあたって、1番大切なのは基本のマナーを守ることです。時間を守る、あいさつをしっかりとする、ふさわしい服装をする、言葉遣いに気を付けるなどです。ドライバーとしての能力以前に、社会人として問題なく働ける人物であると伝わらないと、採用にはつながりません。

    自身の強みを具体的に伝える

    志望動機と同様に、志望理由を面接で聞かれた際は、自身の強みを伝えましょう。実際の経験などのエピソードを踏まえて伝えると、どういった人柄であるかが伝わりやすくなります。ドライバーの経験がある場合は、経験者であるという点を強みに、未経験である場合は、接客の経験や車の運転に自信がある点を伝えましょう。

    入社後のビジョンについても伝える

    入社をしたい理由はもちろん、入社をした後に具体的にどのような人間になりたいか、ビジョンについても伝えましょう。例えば、入社後に長距離ドライバーとして活躍したい、フォークリフトの免許を取得したいなど、ステップアップについてです。具体的なビジョンを伝えると、企業側も採用後のイメージを持ちやすくなります。

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    まとめ

    ドライバーの仕事には、トラックやタクシー、配送の仕事などさまざまな種類があります。仕事内容によって必要な免許などは異なりますが、平均年齢も高くミドルシニアでも転職しやすい仕事です。

    志望動機を伝える際は、体力や集中力に自信があることやスキルなどを含めた内容を要ししましょう。経験者はもちろん、未経験者でもコミュニケーション能力や、忍耐強い性格などはアピールポイントになります。ドライバーになりたいという、志望動機をしっかりと作った上で面接の対策も行い、ドライバーデビューを目指しましょう。

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