定年後の人生を謳歌させよう!新しい友達の作り方やソロ活のススメ

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定年後の人生を謳歌させよう!新しい友達の作り方やソロ活のススメ

定年を迎えた後は今までの仕事中心の生活とは変わり、自分のために使える時間が増えるでしょう。しかし、定年後の生活について不安を感じている人もいます。今回は、定年後の人生を充実させるために、新しい友達の作り方やソロ活についてご紹介します。

この記事の目次

    定年後に不安を抱える中高年は多い

    定年後の生活に不安を抱えている中高年は多くいる傾向です。第一生命経済研究所の資料では、定年退職前後の生活について、約7割の人が不安を抱えているというデータもあります。

    不安の種類はさまざまで、生活費や友人との関係、再雇用されるかどうかについてなど。そのほか、定年まで勤めたという達成感を味わっている人がいる反面、生活スタイルが変わるため、毎日をどのように過ごすべきかわからないといった悩みを持っている人もいます。

    引用元:第一生命経済研究所「定年退職前後の生活の変化」(2023年11月時点)

    定年後の人生を充実させる方法1:新しい友達を作る

    そこで、不安を感じる定年後の生活を充実させる方法についてご紹介します。定年後からでも、新しい友達を作ることは可能です。新しい友人を作るためにできる行動を確認してみましょう。

    友達の作り方①地域の活動に参加する

    友達を作る方法として、地域の活動へ参加する方法があります。自治体の運営や登下校補助など、活動の内容はさまざまです。人の役に立つ活動を通して、地域に住んでいる方と世代を問わずに交流することができます。

    その結果、近所に住む人と友達になれる機会もうまれます。自宅近くで交友関係を作りたい場合は、地域活動への積極的に参加してみましょう。

    友達の作り方②ボランティア活動にチャレンジする

    ボランティア活動を通して、友達ができる場合もあります。ボランティアは「人の役に立ちたい」という気持ちを持った人同士が集まるため、自身と同じような考えや気持ちの人と交流できるでしょう。

    ボランティア仲間との共同作業によってコミュニケーションが取れるほか、一体感や達成感を得られます。さらに、自身が社会貢献できているという、自信にもつながります。行動範囲内に興味があるボランティアがあるか、一度探してみましょう。

    友達の作り方③習い事をはじめる

    習い事を始めると、共通の趣味を持った友達を作れる可能性があります。今まで興味があったけど、挑戦していなかったことを始めてみましょう。英会話や書道、ピアノなど定年後から始められるものは多数あります。

    グループレッスンであれば、自然と同じグループの人と交流もできます。同じ趣味を持っている友達が欲しい、新しいことに挑戦したいといった方は、習い事を検討しましょう。

    友達の作り方④シニア向けの交流会に参加する

    友達作りにはシニア向けの交流会への参加も効果的です。友人作りを目的としたものを選ぶと、自身と同じ目的を持っている人と出会えるでしょう。そのほかにも、スポーツを一緒に楽しむものや、ビジネスに関する情報交換会なども。

    同世代が集まる場のため、年齢などを気にせずに会話を楽しめる機会があります。また、新しい場所への外出やおしゃれは、自身への刺激にもなります。もし、自宅の近くで交流会が開かれる際は、参加を検討してみましょう。

    友達の作り方⑤デイサービスを利用する

    デイサービスの利用も、友達ができるきっかけになります。デイサービスでは同年代の人も多くおり、コミュニケーションのためにレクリエーションが行われます。一緒に作業やゲームなどを行うため、会話をする機会も増えるでしょう。送迎サービスもあるため、通いやすいのも魅力的です。

    デイサービスの利用は、自身の認知機能低下の防止にも効果があります。デイサービスに通える条件に当てはまっている方は、利用を検討しましょう。

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    定年後の人生を充実させる方法2:没頭できるソロ活を見つける

    定年後の生活を充実させるには、友人との交流はもちろん、1人で楽しめる趣味もあるとより良いでしょう。1人でも楽しめる趣味には、どのようなものがあるのかご紹介します。

    おすすめのソロ活①推し活

    1人で楽しめる趣味として、推し活があります。推しの対象となるものは幅広く、韓流の俳優やアイドル、キャラクターなどさまざまです。興味がある公演やライブがある際は、少し脚を伸ばして行ってみると良いでしょう。

    多くの人と同じ推しを楽しめるほか、好きなものを直に見聞きできると、生きる活力にもつながります。好きなアイドルや俳優がいる方、演劇・ミュージカルなどに興味がある方には、おすすめのソロ活です。

    おすすめのソロ活②寺社仏閣巡り

    寺社仏閣巡りも1人で始めるには、ハードルの低い趣味の1つです。御朱印集めが注目されている状況もあり、1人でも尋ねやすい場所といえるでしょう。広大な土地に建っている場合も多く、歩く時間が増えて適度な運動にもつながります。

    寺社仏閣の参拝は清々しい気持ちになるほか、その土地からのエネルギーを得られます。ゆっくりと1人の時間を楽しめるため、ぜひ一度挑戦してみましょう。

    おすすめのソロ活③フリマアプリの利用

    フリマアプリは、手軽に不用品の整理ができるツールです。終活準備として、自宅から出た不用品を手放して、お金にも変えられます。自宅にいながら出品ができ、郵送は自宅近くの郵便局やコンビニからできるため、手間はかかりません。身の回りをスッキリとさせながら、お小遣いも得られます。

    おすすめのソロ活④ホテルステイ

    ホテルステイも1人で楽しめる趣味です。普段は行かない土地のホテルで、贅沢な時間を過ごせるでしょう。ホテルによっては、1人歓迎プランなどが用意されており、行きやすい環境が整っています。ゆっくりと朝食やアフタヌーンティーを楽しんだり、浴場を利用したりと、ホテル内での楽しみ方はさまざまです。

    海外や遠くの土地へ行くだけではなく、近場のリゾートホテルなどであれば、気軽に利用できるでしょう。自分へのご褒美で落ち着いた時間を楽しみたい方は、行ってみたい場所を探してみましょう。

    定年後の人生を充実させる方法3:健康を維持する

    定年後の人生を充実させるには、健康的な身体がないと楽しめません。充実した時間を過ごすためにも、健康維持は大切です。健康に過ごすために有効な方法をご紹介します。

    おすすめの健康法①ラジオ体操をする

    ラジオ体操は自宅で取り入れられる、手軽な健康維持法の1つです。お金がかからないほか、自身の体力や体調に合わせられるため、継続しやすいでしょう。また、特別なスペースも必要なく、どこでもできるのもメリットです。

    ラジオ体操は立った状態はもちろん、座ったままでも可能で無理のない範囲で行えます。全身の血行を促すためにも、ぜひ取り入れてみましょう。

    おすすめの健康法②園芸に挑戦する

    健康維持の方法として、園芸への挑戦もおすすめです。園芸によって植物を育てると、身体にも精神的にも良い効果をもたらします。園芸療法もあり、土の香りや緑を目にするといった行動で、五感が刺激されて癒しを得られます。

    園芸では座る・立つといった動作のほか、歩く・耕す・運搬するなど、多くの動作が必要です。その分身体を刺激するため、健康維持にもつながります。自宅の庭や畑がある方は、改めて園芸に力を入れてみましょう。

    おすすめの健康法③アロマテラピーを取り入れる

    アロマテラピーも手軽に楽しめる方法です。芳香療法とも呼ばれ、香りの刺激によって集中力を高めたり、鎮静効果を得られたりといった効果があります。アロマテラピーで使用される精油は皮膚から働きかける効果もあるため、蒸気吸入による鼻からはもちろん、マッサージなどでも利用可能です。

    オイルはホルモンや自律神経などに働きかけ、身体や心の不調を取り除く効果が期待できます。アロマテラピーは心身ともに癒しの時間につながるため、まずは自身がいい香りだと感じるオイルを探しましょう。

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    定年後の人生を充実させる方法4:再雇用・再就職して働く

    定年後に充実した生活を送る方法として、再雇用や再就職で働くという選択肢もあります。仕事を続けたいと考えている方は、定年後の再雇用や再就職ではどのような制度が利用できるのか事前に情報収集をしましょう。

    定年後再雇用制度とは

    定年後再雇用制度とは、定年を迎えた従業員に継続勤務の意思がある場合、退職後に新たな雇用契約を結べる制度です。2013年の法改正により、高年齢者雇用安定法では60歳未満の定年が禁止されました。

    その際に高齢者雇用確保措置が定められ、改善措置として企業に実施が義務付けられた3つの内の1つが、定年後再雇用制度です。また、3つの改善措置は以下の通りです。

    1. 定年制の廃止
    2. 定年の引き上げ
    3. 継続雇用制度(再雇用制度・勤務延長制度)の導入

    厚生労働省によると、継続雇用制度の導入を行っている企業が大多数であり、高齢者雇用制度として一般的となっています。再雇用制度では、従業員は一度退職した扱いとなり新しい条件で雇用契約を結ぶため、グループ企業などでも勤務可能です。

    引用元:厚生労働省「令和3年 高年齢者雇用状況等報告」(2023年11月時点)

    再雇用のメリット

    再雇用の制度を利用するメリットは、仕事を探す手間がかからないこと、慣れた職場で働けることです。定年後に関わらず、新たに仕事を始める際は、仕事を探す手間がかかります。しかし、再雇用の場合は同じ企業で働けるため、就職活動をする手間が省けるという点は魅力的です。

    環境も大きな変化がなく、慣れた職場で仕事ができることは安心感があります。また、厚生年金の受給額が増えるほか、会社の健康保険を利用できる可能性もあるでしょう。

    再就職も定年後の人生を充実させるひとつの選択肢

    再雇用ではなく、再就職も人生を充実させるためには有効な選択肢です。再就職は再雇用とは異なり、今までとは違う環境で働くため、刺激を得られます。新しい仕事内容や、今まで関わる機会のなかった人と働くと、新たな経験や技術を身につけられるでしょう。

    また、再雇用では65歳までしか働けませんが、再就職では66歳以降でも雇用される可能性があります。環境を一新したい、新しい出会いを得て働きたい方は、再就職も検討しましょう。

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    まとめ

    定年後の生活には、ほとんどの人が何かしらの不安を抱えています。しかし、定年後からでも充実した生活を送れる方法があります。習い事への挑戦や、ボランティアへの参加で新たな友人を作ったり、1人で楽しめる趣味を充実させるのも良いでしょう。

    充実した時間を過ごすには、健康維持も欠かせません。ラジオ体操や、園芸などを通して体力をつけて、より楽しく過ごせるように備えましょう。さらに、定年を迎えたからといって、働けなくなるわけではありません。

    企業の再雇用制度の活用や、再就職によって働ける機会もあります。働いている場合は給料も入ってくるため、金銭的な不安も解消されます。自身の漠然とした不安を解消させて、充実した時間を過ごすためにも、さまざまな方法を試してみてください。

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