主婦におすすめの在宅ワーク/仕事の選び方やメリット・デメリットを解説
- 働き方を選ぶ
- 公開日:2023年5月11日
主婦になると、子育てや家事などで忙しくなり、社会とのつながりを感じられなくなる方も多いのではないでしょうか。そして、家族がいるのにも関わらず孤独感に苛まれてしまう、なんてことも。今回は、そんな主婦の方向けにスキマ時間の活用や、本来の自分を取り戻して自己実現にもつながるような在宅ワークについて解説していきます。
この記事の目次
子育ての合間に「仕事」で取り戻す「自分らしさ」
子育てで忙しくなると、家庭の中で閉塞感や孤独感を感じがちになる主婦の方が多多くいらっしゃいます。「母」という役目に徹するあまり、自分が持つ個性や強みを忘れてしまうことも。
そんな中で自分が持つスキル、好きなことなど「得意」を活かせる場所づくりは精神衛生上、非常に重要です。子育てや家庭以外にも活躍の場を持つことは、自己実現にもつながります。結果的に、自分だけでなく家族や周りの人間関係にも良い影響を与えることになるのです。
もちろん「子育てや家庭のことだけで精一杯!」という方も少なくないでしょう。しかし、スキマ時間などの短い時間でも良いので、他のことに夢中になれるというのは良いことです。そして、それがお金になり家計のプラスにもなります。
ここでは、タイプ別でおすすめの在宅ワークについて紹介していきます。未経験から挑戦できるものや、自分のスキルや強みを活かして挑戦できるものなどさまざまありますので、一つひとつ見ていきましょう。
タイプ別おすすめワーク ①データ入力
在宅ワークの中でも特に人気なのが「データ入力」です。データ入力は、パソコンと基本的なPCスキルさえあればできる仕事なので低コストで挑戦できます。
また、基本的に指定された納期まで提出すれば良いため、納期に間に合いさえすればスキマ時間などを活用して、自分のペースでやることができるのも魅力の1つ。
報酬体系は、時給や「1文字〇円」という形が多いです。そのため、いかに効率的に行うかが肝となります。ただ、データ入力は他の在宅ワークと比べて報酬が低いことが多いでしょう。
▼データ入力が向いている・おすすめの方
・基本的なPCスキルがある(WordやExcelなどが使える)
・黙々と仕事をするのが得意
・スキマ時間を活用したい
・自分のペースで仕事がしたい
タイプ別おすすめワーク ②ライティング
データ入力と同じくらい人気なのが「ライティング」です。ライティングも基本的なPCスキルがあれば挑戦可能です。未経験から募集しているところが多いため「文章力がないけど大丈夫?」と不安な方でも安心して始められます。
こちらもパソコンさえあれば仕事ができるので、低コストでスタートできるのも嬉しいポイント。また、データ入力と同様に、指定された納期までのスキマ時間を活用し、自分のペースで進めることができます。
未経験や初心者を募集しているところは「1文字0.3~0.7円」などの報酬形態であるところがほとんどですが、1文字1円にも満たない単価は低い、ということを覚えておいてください。
「自分は未経験だからしょうがないかも...」と思わずに、最低でも1文字1円のところに応募することをおすすめします。ただ、最初は1円に満たなくとも、スキルや経験に応じて単価が上がっていく制度があるところならば良いでしょう。
ある程度経験することで、自分のブログを立ち上げてそこからアフィリエイトなどで収入を得る、という選択肢もうまれます。自分の得意なことや、個性を活かしたオリジナルのブログを書いてみるのも面白いかもしれませんよ。
▼ライティングが向いている・おすすめの方
・基本的なPCスキルがある(WordやExcelなどが使える)
・文字を書くのが得意
・自分の個性を活かした文章を書きたい
・スキマ時間に仕事がしたい
・自分のペースで進めていきたい
タイプ別おすすめワーク ③翻訳
翻訳は「日本語の文章を外国語に訳す」パターンと、「外国語を日本語に訳す」パターンの2種類があります。語学力や読解力に加え、単純に翻訳するだけでなく、訳した後の文章を分かりやすく組み立てる文章力も必要となる難しい仕事です。
そのため、これらの知識やスキルがあるという方におすすめの仕事です。こちらの報酬体系も文字単価となっており、「和訳の文字単価:26~35円」、「英訳の文字単価:20~30円」が相場です。
特別なスキルを必要とするため、先述したデータ入力やライティングに比べると、非常に高い単価になっていることがわかります。また、こちらも納期があるため、余裕を持って仕事を進めるようにしましょう。
▼翻訳が向いている・おすすめの方
・基本的なPCスキルがある(WordやExcelなどが使える)
・翻訳に関する知識やスキルがある
・文章力がある
・スキマ時間を有効活用したい
タイプ別おすすめワーク ④Web制作
翻訳と同じく、専門的な知識が必要になるのが「Web制作」です。こちらは、エンジニアとしてサイトを制作したり、デザイナーとしてサイトのデザインを制作したりする仕事です。1からサイトを制作する場合もあれば、既存のサイトを新しく作り変えることもあります。
PCの基礎知識をはじめ、HTMLやデジタル関連の知識、スキルを持っている必要があるため、未経験者には難しい仕事でしょう。逆にこれらの知識やスキルを持っていると、十分な収入を得ることができる仕事ともいえます。
▼Web制作が向いている・おすすめの方
・基本的なPCスキルがある(WordやExcelなどが使える)
・Web制作に関する知識とスキルがある(エンジニア、デザイナー)
・スキマ時間を使って大きく稼ぎたい
・自分のペースで仕事をしたい
タイプ別おすすめワーク ➄フリマアプリ
特別なスキルを必要とせずに挑戦できるのが「フリマアプリ」です。現在は、メルカリやラクマなど、さまざまなフリマアプリがあります。家にある不要なものや、仕入れた商品の販売で収入を得ることができます。中古品、新古品に関わらず売れることがメリットの1つ。
自分で商品を仕入れて販売する場合は、バイヤーとして商品をセレクトするセンスが問われます。自分のイメージだけで「この商品は売れそうだからたくさん仕入れよう」というだけでは、全く売れずに在庫を抱えてしまうことになりかねません。
そのため「どのような商品が人気で、そして売れやすいのか?」という傾向や市場の分析が必須です。例えば、新しいゲーム機やトレーディングカード、ブランドのスニーカーなどが売れる傾向にあります。
まずは、家にある不要なものから販売することをおすすめします。写真の取り方や商品説明なども工夫してみましょう。意外なものが高額で売れたりすることもあるかもしれませんよ。
▼フリマアプリが向いている・おすすめの方
・不用品が多くある
・手軽に収入を得たい
・スキマ時間を利用して簡単に稼ぎたい
タイプ別おすすめワーク ⑥ハンドメイド販売
次は「ハンドメイド販売」です。アクセサリーやスマホケース、雑貨など自分で手作りしたオリジナルの商品を販売します。最近は多数のハンドメイド専門のフリマアプリも登場しています。将来的にはネットショップを立ち上げて、自分だけのお店を持つことも考えても良いでしょう。
自分の個性やセンスを活かしたものが売れたときには、大きな喜びを感じることができるでしょう。ただ、プロのハンドメイド作家のマーケットシェアが高いため、競争率が高いことを覚えておいてください。
ハンドメイド販売における価格設定は、原価の3~4倍程度が適正とされています。例えば、原価が400円のアクセサリーは、1200~1600円ほどで売れる計算になり、最低でも800円の利益を上げることができます。
▼ハンドメイド販売が向いている・おすすめの方
・ハンドメイドが趣味
・手先が器用
・スキマ時間に仕事がしたい
タイプ別おすすめワーク ➆オンライン教室(料理。DIY、英会話など)
インターネットが発達した現代では、自分のスキルまたは得意分野を活かして、語学やDIY、料理、メイクなど、個人でさまざまな「オンライン教室」を開くことができます。
趣味レベルだったとしてもそれができない人から見れば、十分勉強になることが多いです。ココナラやストアカなどのサイトを活用することでも参加者を集めることができるでしょう。
▼オンライン教室が向いている・おすすめの方
・なにかしらのスキルや得意分野を持っている
・夢中になれる趣味を持っている
・自分の個性を活かしたい
・スキマ時間や好きな時間に仕事をしたい
主婦の在宅ワーク:メリット
ここからは、主婦が在宅ワークをするメリットとデメリットについて解説していきます。まずは、メリットから見ていきましょう。大きくわけて、5つのメリットがあります。
①フレキシブルな働き方ができる
在宅ワークの1番のメリットといえば、やはりこれでしょう。自分のペースででき、拘束されない働き方というのは、あまりストレスを感じることなく仕事をすることができます。
②スキマ時間に仕事ができる
お伝えしてきたように、在宅はスキマ時間を活用して仕事ができます。子育てや家事の合間など、ちょっとしたスキマ時間を効率的に使うことができるのです。
③家計のプラスになる
夫だけでなく自分も働くことで、家計のプラスになります。また、夫の収入だけで十分に暮らしていけるという場合でも、在宅ワークで収入を得ることで、自由に使えるお金が増えるというメリットもあります。
④自己実現につながる
先述したように子育てや家事など、主婦業で忙しくなると社会とのつながりがなくなり、孤独感を感じてしまうこともあるでしょう。自分のスキルや得意分野などを活かせる在宅ワークをすることで、社会とのつながりを感じられ、自己実現にもつながるのです。
➄夫の転勤に左右されない
例えば、近所のスーパーなどでパートをしていた場合、夫の転勤が決まった際には引越しをする必要があるため仕事を辞めなければなりません。しかし、在宅ワークならば自宅で仕事ができるため、引越しに関係なく仕事を続けられます。
主婦の在宅ワーク:デメリット
続いて、デメリットについて見ていきましょう。
①低収入の仕事が多い
通常の仕事に比べ在宅ワークは、収入が低い傾向にあります。加えて、フルタイムではなくスキマ時間を使って働くわけなので、どうしても低収入になりがちです。「月に数万程度稼げれば良い」くらいに考えておきましょう。
②家族にしわ寄せが生じる恐れがある
スキマ時間に仕事ができるとはいえ、子育てや家事と両立するわけですから、あまり負担になるような仕事をするのはおすすめしません。少し余裕を持てるくらいにしておきましょう。
③オンオフの切り替えが難しい
在宅ワークは、自宅で仕事をするためオンオフの切り替えが難しいという方も少なくありません。パソコンの電源を入れたらオン、仕事が終わって電源を切ったらオフ、というように自分なりのタイミングを作る必要があります。
④自律して仕事をしなければならない
自分のペースで仕事ができる代わりに、自律して仕事をしなければなりません。納期がある仕事であれば、納期までに終わらせる必要があります。
自分にあった働き方を見つけよう
在宅ワークのメリットとデメリットをお伝えしてきましたが、大切なのは「自分にあった働き方を見つける」ことです。
繰り返しになりますが、自分にあった働き方を見つけることで、社会とのつながりを感じられるだけでなく自己実現にもなります。また、額は低くとも収入を得ることで家計のプラスになります。
結果的としてQOLの向上にもつながるため、自分にあった働き方を見つけるということは非常に重要であり、有益なことだということを覚えておいてください。
まとめ
主婦になり子育てがはじまると「本来、自分はどんな個性を持った人間だったのか」というのを忘れてしまいがちになります。そんなとき、仕事探しをすることで、それを思い出す良いきっかけになるでしょう。
必ず、あなたの強みや個性を活かせる仕事があります。家族はもちろん、自分のためや社会のためにも、自分にあった仕事探しをあきらめないでください。