独立・開業で迷われている方へ! キッチンカーという選択肢

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独立・開業で迷われている方へ! キッチンカーという選択肢

開業をしたい方や、脱サラして独立したいと思っている方も多い、昨今。しかし、「一体何から始めていいかわからない…」という方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は独立・開業にキッチンカーという選択肢をお伝えしていきます。

この記事の目次

    コロナ禍でフリーランスや開業が急増!

    働き方改革が進み、現代では副業が当たり前となってきました。数年前の働き手は会社勤めが大多数だった世の中も、事業をしながら会社員をするなど、独自の働き方も増えてきました。

    そんな中、将来は独立・開業をしてみたい人も増えている現状があります。ただし、簡単に独立・開業するのは容易ではありません。ライターやウェブデザイナーなどの職種では、フリーで活動する人が増えたことで仕事を取り合う状況も発生しています。

    2021年に国内で設立された法人は、およそ14万社に上り、2007年以降で初めて前年比の増加率が10%を超え、件数は過去最多を記録したといいます。このように、独立・開業が当たり前となってきた状況下では、独立・開業をしても生き残っていくことが決して楽とは言えなくなってきました。

    そこで、「何をやったらいいかわからない......」「競争が激しい業界はちょっと......」という方は、キッチンカーでの独立・開業を目指してみるのはいかがでしょうか?実は、2021年には大手企業がキッチンカー業界への参入をするなど、今後ますますキッチンカー業界は盛り上がっていくことが予想されているのです。

    参考:東京商工リサーチ 「2021年『全国新設法人動向』調査」

    キッチンカーで独立・開業するメリットとは?

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    飲食店を自ら独立・開業するとなれば、物件の確保、出店や開業するまでのコスト、人件費など...多くの要素を考えなくてはいけません。物件を借りる際には、保証金といって賃料の何倍かの金額を事前に支払わなければならないケースもあります。
    というように、飲食店を一から始めるためには、かなりの資金がかかってしまうのです。

    そこで、屋台や車での移動販売なら開業資金が少なくて済み、時間に縛られずに営業ができると、キッチンカーでの起業に注目が集まっています。国土交通省によれば、東京都の移動販売車の営業許可件数はこの30年で8倍ほどに増えたといいますから、その人気ぶりがおわかりいただけるでしょう。

    さらに、新型コロナウイルスの影響で、飲食業界でもテイクアウトやデリバリー、キッチンカーを対象にした助成金が出たこともあり、この数年でますます注目されているのです。
    キッチンカーで出店するメリットをまとめると、以下の通りです。

    〈キッチンカーで開業する主なメリット〉
    ・家賃がないため、固定費が安く抑えられる
    ・どこへでも好きな時間に、都合を決めて運営できる(※ただし、許可は必要)
    ・労働時間を自分で決められる
    ・初期費用を抑えることができる
    ・定年がない
    ・1人で運営できるので、人件費がかからない

    キッチンカーで独立・開業するには、どのような手順を踏めばいい?

    まず、キッチンカーで開業するにはどのくらいの資金が必要なのでしょうか。
    キッチンカーで開業する場合、およそ250万円〜500万円が相場だといわれています。車の購入費に加え、厨房機器や看板などの準備費用がこの中に含まれています。では次に、出店までの流れをみてみましょう。

    1. 移動販売車の準備(※基準を満たした車)
    まず、移動販売車(キッチンカー)を用意します。車は購入するか、レンタルするかを選ぶ必要があります。

    レンタルには数日間や数ヶ月などの期間を選ぶことができますが、継続的にキッチンカーでビジネスを行うことを踏まえると、購入される方が多いといいます。また、維持費には駐車場や車両保険、ガソリン代も必要であることを覚えておきましょう。

    2.営業許可をとる
    キッチンカーで開業するには、事前に保健所の営業許可が必要になります。保健所の許可には種類がいくつかあり、営業する場所によっても保健所の管轄も変わってきますので、その点を事前に調べて許可を取りましょう。

    3.食品衛生責任者の配置
    キッチンカーで営業を行う場合、1台につき食品衛生責任者を1名設置する必要があります。食品衛生責任者になるためには、養成講習会を受講しなくてはなりません。
    独立開業する場合、調理師免許を取得している方以外は、この講習会を受講する必要がありますので、頭に入れておきましょう。

    4. PL保険(生産物賠償責任保険)に加入する
    キッチンカーで独立開業するには、PL保険(生産物賠償責任保険)への加入も必要となります。この保険は、食品がお客様に損害を与えてしまった万が一の場合に備えて補償をするための保険です。

    もし、運営するキッチンカーで食中毒などが出してしまった場合、莫大な賠償金を請求されることもありますので、きちんと加入しておくようにしましょう。

    5.営業場所の確保
    営業場所には、オフィスなどが集まっている所など集客がしやすい場所がおすすめです。また、野外フェスやスーパーなど、車が停められるスペースさえあれば出店が可能です。

    最近では、出店場所をマッチングサイトなどで探すこともできますので、集客が見込めそうな場所を見極めて探すのが◎。しかし、好立地な場所では既に他のキッチンカーが場所を確保していることもありますので、早めに場所の確保をしておくようにしましょう。

    参考:厚生労働省「食品衛生法等の一部を改正する法律」

    キッチンカーで開業する場合に気を付けておくこと!

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    キッチンカーで開業する際に、どのような点に気を付けておくべきなのでしょうか。

    1.補助金や助成金などの確認
    補助金や助成金など、開業する地域の市区町村によっては出ている場合もありますので、ご自身の市町村のHP等で確認するようにしてください。

    さらに、脱サラして起業する際には受給できる補助金や助成金、低利の融資などもあるのでそういった耳寄りな情報を逃さないようにチェックしておきましょう。

    2.出店場所が売上のカギになる
    お客が多く集まりそうな場所には、競合のキッチンカーも出店を考えているため、激戦区となってしまうこともあります。また、何台もキッチンカーが停まれる広いスペースには同じジャンルの料理のキッチンカーがひしめいてしまうことも。

    趣向が似通った料理ではお客の取り合いにもなりかねませんので、なるべく異なる料理のジャンルで出店すべきでしょう。営業する場所によって月の売上が変わってくるのがキッチンカーでビジネスをする面白い点でもあります。戦略的に場所を見つけるようにしましょう。

    3.設計やレイアウトの変更ができない
    一般的な飲食店の場合、厨房のレイアウトは後に変更できますが、キッチンカーでは、車両の形で内装を決めるため、変更があまりできません。キッチンカー購入時にはどのような動線で調理すればいいかをしっかりとイメージしてから購入することが重要です。

    4.衛生管理に細心の注意を払う必要がある
    店舗型の飲食店には空調などの設備がしっかりとあるため、食材の劣化を防ぐことができますが、キッチンカーの場合は衛生管理が難しい側面もあるため、食中毒には細心の注意を払う必要があります。
    手洗い剤と消毒剤の設置の義務などといった、食品衛生法を必ず守るようにしましょう。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。働く場所も時間も選べるキッチンカーでの開業は、年々人気となっています。
    飲食店を開業するのに自信がないという方は、まずはお客との距離も近く、ダイレクトな反応がわかるキッチンカーで料理の腕前を試してみることからはじめてみるのもいいかもしれませんね。

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