定年後は清掃員にチャレンジしたい!求人を選ぶポイントは?
- 働き方を選ぶ
- 公開日:2022年11月10日
清掃とひとくちに言っても業務の種類は幅広く、勤務形態もさまざま。そこで今回は定年後にチャレンジしやすい清掃員の仕事や、求人を選ぶ際のポイントについてご紹介していきます。
この記事の目次
清掃員の仕事内容
今回は未経験で、なおかつ定年後のミドルシニア世代でも始めやすい清掃業をピックアップしてご紹介していきます。
・施設清掃員
施設清掃員は未経験からでも始めやすく、なおかつ施設内で空調の効いたところで働けるため、身体的な不安が少ないという点でオススメです。
施設といっても市役所や図書館、駅などの公共施設から、ショッピングモールやパチンコといった商業施設、さらにはバスや列車などの公共交通機関まで、清掃場所は実にさまざま。
特に不特定多数の人が多く出入りする施設では、昨今の情勢もあって除菌や消毒に力を入れている場所も多くあります。
訪問者からすれば、清掃員も「その施設の職員」と見られますので、質問をされる場合も。その際にどのような対応を取るべきか、ぜひマニュアルをチェックしておきましょう。
・ビル、マンション清掃員
施設清掃員とよく似たケースに、ビル・マンション清掃員があげられます。
特にビルの用途次第では、施設同様、消毒や除菌に気をつかう必要があるでしょう。
マンションの場合は、いわゆる「マンション管理人」の業務の一部に清掃活動が含まれる求人と、「マンション清掃員」として独立した求人があります。
・病院清掃
病院清掃も一定のニーズがある業務です。
病院は特に公衆衛生に気を使う場所なので、より丁寧な作業が求められる業種でもあり、昨今の情勢もあって特に除菌などにも力を入れています。
清掃会社ではなく、病院自体が清掃員を雇っているケースも見受けられます。その場合、福利厚生などが充実している場合もあるので、安定した働き口を求めている方にはオススメの業種です。
・ホテル清掃
徐々に観光・ホテル業界の有効求人倍率も復活の兆しを見せており、同様にホテル清掃の求人も増えてきています。
行う業務としては、客室の清掃や消耗品の補充、シーツの交換といったベッドメイキングなど、お客様が快適に過ごしていただけるよう、ホスピタリティに重きを置いた業務です。
より人のためを考えて働きたい方や、接客業などの経験がある方は、これまでの経験を活かして活躍できる職種と言えます。
・個人宅清掃(ハウスクリーニング)
依頼のあったご家庭の家を清掃する仕事です。CMなどでも有名な大手会社は皆さんもご存じなのではないでしょうか。
エアコンのクリーニング、キッチン周りの油汚れやお風呂のカビの清掃など、家の掃除のみならず、専門的な清掃のプロとして業務にあたります。
さらに最近はコロナ禍もあって除菌サービスの需要が高まり、時代に合わせ多様なサービスが生まれているのも特徴です。
未経験からでもはじめやすいですが、覚えることは多いため、定年後でもしっかり働きたい方に向いている業種です。
・特殊清掃
ニッチな職業のように感じるかも知れませんが、高齢化が進む現代において、ニーズは日に日に高まっています。そのため、現在は大手ハウスクリーニング業者やリフォーム業者も参入しており、市場は年々大きくなっているのも特徴です。
中々過酷な現場であることは事実ですが、特殊清掃という仕事は死と向き合う仕事であり、
そのため社会経験が少ない人たちは、故人を悼む「重さ」を理解することが難しく、入社しても長続きしない傾向にあるそう。
そのため、人生経験豊富なミドルシニア世代が求められる職業でもあり、これまでの人生経験を活かして業務にあたれる職業とも言えます。
シニア向け清掃求人の探し方
シニア向け求人サイト
皆さんがまず求人を探すなら、やはり求人サイトを活用なさっていることでしょう。しかし、折角よい求人があっても年齢制限がある場合も。
そこでオススメしたいのが、シニアに特化した求人サイトや転職エージェントサービスです。特にマイナビミドルシニアであれば自分の持っているスキルに合わせて求人が探せるので、自分にぴったりな働き方を探すことができます。
知人からの紹介
周りに清掃員をしている知人、もしくは経営者がいたら声をかけてみるのも一つの手段です。求人に空きがあったり、仕事を紹介してもらえたりする可能性もあります。
知り合いからの紹介であれば、実際の現場について詳しく知ったうえで働くか決められるうえ、求人サイトでは募集していない優良な仕事に出会えることも。
ぜひ繋がりがあるなら、それも駆使してぴったりな求人を探してみてください。
地域のフリーペーパー
お住まいの地域のチラシやフリーペーパーにも、地域限定の求人が多数掲載されています。
そのような地域に特化したメディアに掲載される求人は、逆にWebには掲載されないことが多いです。お住まいの地域近隣で働き口を探している方は、自分にあった求人が見つかるかもしれません。
ハローワーク
ハローワークは全国にあるので行きやすく、仕事に関する相談も無料でできる場所です。
より自分にあった求人を探したい方や、これからの働き方を相談したい方はもちろんのこと、紹介状があれば面接までスムーズにいくこともできるので、行きたい求人を見つけた方もハローワークの活用をオススメします。
シニア向け清掃求人を選ぶ際のポイント
ミドルシニア世代に特化した求人サイトや相談施設を活用するだけでなく、実際仕事を選ぶ際は、以下の3つ点を意識した探し方をオススメします。
未経験可の求人を選ぶ
これまで清掃に関わった経験がない方は、未経験歓迎の求人をオススメします。
前述したように、現場によっては特殊な薬剤を使用したり、プロとしてのスキルが求められることも。
未経験の場合、特別な資格やスキルが無くても始められる現場から安心してチャレンジすることができる上に、入社後のフォローや引継ぎも充実している可能性が高いです。
ぜひ、自分の所持しているスキルと、求人内容を照らし合わせ、仕事内容がイメージできる求人を選びましょう。
体力に見合うかどうかで選ぶ
当然のことながら、清掃員は基本的に動く仕事です。もちろん休憩などはありますが、勤務中は基本的に動きっぱなしであり、現場によっては重たい荷物を持つところもあります。
そのため、仕事内容はよく確認し、自分の体力でも余裕を持ってできるかどうか、きちんと確信が持てる求人を選びましょう。
体力的な不安がある方は、シニア歓迎と表記されている求人を選ぶほか、アルバイトやパートといった、勤務時間が選びやすく、短時間勤務も可能な雇用形態を選ぶようにしましょう。
働く時間で選ぶ
求人によって、働く時間や時間帯はさまざまです。
日勤帯もあれば早朝もあり、無理なく働くためにも、自分の生活リズムに合う時間帯に対応している求人を選ぶのがおすすめです。
前述したように、清掃員というのは基本的に動きっぱなしの仕事です。そのため勤務時間の長さや休憩時間の有無もきちんとチェックしておきましょう。
清掃員の求人は正社員からパートまで幅広く、短時間勤務も可能な求人も多く見受けられます。プライベートとのバランスや体力的なものも考えて、自分にあった働き方を選びましょう。
清掃求人に採用されやすい人や採用されるコツは?
体を動かすことが好きであることをアピール
繰り返しになりますが、清掃業は基本的に体を動かす仕事です。そのため、「日頃から運動をしていて体力には自信がある」「健康体であり、社会貢献をしたい」などをアピールすることが、より採用につながるでしょう。
清掃業に適している人材であることをアピール
日常的に掃除や整理整頓を行っているきれい好きな方は、清掃の求人に興味を持った理由としてアピールが可能です。清掃に活かせそうな経験として、普段から掃除で気を付けていることや得意なこと、身につけたスキルなどを伝えるとより効果的でしょう。
ただ清掃業務は、ゴミやホコリ、害虫などに接する機会も多く、潔癖すぎるきらいがある、と判断されると逆にマイナスになることも。
あくまで「適した人材」という前提で、きれい好きをアピールしましょう。
清掃の仕事が向いている人の特徴
きれいになっていく過程が好きな人
日々の清掃の中で、汚れた場所がどんどんキレイになっていくことに喜びを感じる人は向いているでしょう。また、汚れた場所を見て「きれいにするぞ!」とモチベーションが上がる人も向いています。
ですが、清掃業とは自分がキレイにした場所がまた汚れ、またキレイにする、という繰り返しです。そこで「折角キレイにしたのに!」とストレスを感じる人は、キレイ好きでも向いていないかもしれません。
黙々と作業できる人
清掃業は、基本的に決められた場所を決められた清掃方法で掃除する仕事です。
同じ作業を繰り返す単調な業務が続きやすいため、コツコツとした仕事が好きな方や、ルーティンワークが性に合っている人は、清掃員に向いているでしょう。
また、施設によっては、清掃時間に制限がある場合も。そのため、業務手順をしっかりと把握し、清掃業務を時間内で終了できるよう、集中して黙々と業務にあたれる人は清掃員に向いているでしょう。
人に喜んでもらうことが好きな人
清掃業は効率的に作業を行う必要はありますが、誰も見ていないだろう、と手を抜いてしまうような人より、不特定多数の人が使う場所をきれいにすることやりがいを感じる方の方が楽しく仕事ができるでしょう。
また、清掃業は仕事の中で感謝されることも多い仕事です。自分の仕事が誰かの役に立っていると実感できることを、大きなやりがいと言える人は清掃員に向いていると言えます。
早朝や夜の出勤に抵抗がない人
施設によっては、開店前の人のいない早朝や深夜に行う場合もあります。そのため、早起きや夜遅く起きることに抵抗がない人や、そのような職業でずっと働いて抵抗が無い人は、仕事の幅も広がり、多くの求人を選ぶことができるでしょう。
特に、夜勤は日勤に比べると給与が高い傾向にあるので、効率的に稼ぎたい人はオススメです。
まとめ
今回は定年後にチャレンジしやすい清掃員の仕事や、求人を選ぶ際のポイントについてご紹介してきました。
前述したように、清掃業は未経験歓迎の求人もシニア歓迎の求人も多いため、ミドルシニアの仕事先としてぜひオススメしたい職業です。
ぜひお伝えしたことを活かして、あなたにぴったりの求人を見つけていただけたらと思います。