交通誘導2級は難しい?合格率や勉強方法は?取得するメリットもご紹介!

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交通誘導2級は難しい?合格率や勉強方法は?取得するメリットもご紹介!

交通誘導の仕事自体は資格がなくても従事することができますが、警備業法により配置基準が定められており、現場によっては有資格者を配置しなければならない場所もあります。その資格の一つが交通誘導2級であり、交通誘導員としてキャリアアップする方なら最初に目指したい資格とも言えるでしょう。この記事では資格の取得方法や合格率、勉強方法などをご紹介していきます。

この記事の目次

    交通誘導2級とは

    そもそも、交通誘導2級とは「交通誘導警備業検定2級」のことを指します。

    交通警備に従事する警備員を交通誘導員といい、前述したように交通誘導の仕事自体は資格がなくても従事することはできますが、高速道路や自動車専用道路においては、交通誘導警備業検定2級以上の資格を保有した警備員を配置させる義務が課せられています。

    交通誘導2級とは、警備業法に定められた警備員の国家資格の中でも、交通誘導に関する資格のことを指すのです。

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    交通誘導2級の取得方法

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    この資格を取得する方法は2つ。一つは、登録講習機関が行う講習会を受講して修了考査に合格する方法。
    そしてもう一つは、公安委員会が行う検定を受験する方法です。

    登録講習機関が行う講習会を受講して修了考査に合格する場合(特別講習)

    この方法は、公安委員会の登録を受けた登録講習機関が実施する講習を受講することで資格を取得できる方法です。

    新任教育を受けた現役の警備員が警備会社を通して申し込むことが一般的で、講習受講を申し込みした後、学科を7時限、実技講習を5時限受講し、4時限の修了考査に合格することで修了証書が交付されます。

    特別講習のメリット・デメリット

    特別講習の期間は6日となっており、また講義があることもあって検定料も3万円以上と割高です。
    検定料に関しては会社が負担してくれるところも散見されますが、拘束時間が長いのは事実でしょう。

    しかし、一方で修了考査の難易度は低く、受験者の60~80%が合格しています。

    公安委員会が行う検定を受験する場合(直接検定)

    この方法は、検定受検の申請をした後、講習検定試験を受ける方法です。
    実技試験と学科試験に合格することで修了証書が交付されます。

    直接検定のメリット・デメリット

    直接検定と比べて合格率は20~40%。
    これは講習と比べて学科試験の問題が難しく、実技試験においても厳しく採点されるため。

    拘束時間は短く、検定料も1万4千円と割安ですが、合格できる自信がない方にはあまりオススメできない方法です。

    交通誘導2級の勉強方法

    まず、勉強の前にどのような問題が試験に出るかを知る必要があるでしょう。
    特別講習と直接検定どちらにしても、学科試験と実技試験が行われます。

    試験内容

    学科試験は警備業法に関する基本的なことや法令、道路交通法や交通誘導警備業務に関する専門知識です。

    実技試験は交通誘導の基本動作、警笛の使い方、緊急事態への対応など多岐に渡ります。
    特別講習の場合、修了考査の前にポイントを教えてくれるため、やや難易度は下がると言えるでしょう。

    問題集

    学科試験に関しては、一般社団法人全国警備業協会が「交通誘導警備業務2級検定模擬試験問題集」を発行しています。

    試験に不安な方はこれがあると安心です。関係法令が改正されているので、必ず最新版を購入しましょう。

    また、実技に関しても同法人からDVDが発売されていますが、結構割高であることは否めません。
    現在はYoutubeに実技の手本をアップしてくれている警備会社もあるので、そちらを参考にするのも一つの手段でしょう。

    交通誘導2級を取得するメリット

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    取得が大変そうに見える交通誘導2級ですが、その分取得するメリットも存在します。

    資格手当がもらえる

    交通誘導2級を持った人員を配置できるということは、それだけ着手できる現場が増えると言うこと。

    企業は特に交通誘導2級を持った社員を増やしたいと考えています。
    そのため、資格手当がある企業がほとんどで、中には資格手当1万円/月というところも。

    収入を増やしたい方に資格取得はオススメと言えるでしょう。

    キャリアアップにつながる

    交通誘導2級ということは、当然交通誘導1級というものが存在します。
    しかし、1級を受検するためには2級資格取得後、当該警備業務に関する1年以上の実務経験が必要となります。

    「1級」は現場を監督する立場にあるため、必ず一人は設置する義務があります。
    つまりその現場責任者として、他のスタッフへの指示はもちろんのこと、顧客と工事現場などの安全確保に関してメインで交渉する立場でもあります。

    さらに経験を積めば、管理者として重宝される警備員指導教育責任者の取得も可能です。
    警備専門でキャリアを積んでいきたい方にはぜひオススメしたい資格と言えます。

    転職に有利

    前述したように、企業は特に交通誘導2級を持った社員を増やしたいと考えています。
    つまりそれだけ資格所有者を求める求人も多いということ。

    特に交通誘導2級は、特別講習を受けて受験をした方が合格率が上がります。
    もし現在、警備会社に勤めていて、会社から資格を取得するよう言われている状況であれば特別講習が受講し、資格を取得するのが良いでしょう。

    今後、今勤めている会社で勤め続けることが困難になっても、資格さえあれば次の転職へのハードルも下がります。

    自分のライフプランを鑑みてさまざまな土地で暮らすことになりそうな方、また手に職をつけていたい方は資格があると安心でしょう。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか?今回は交通誘導2級の取得方法や合格率、勉強方法などをご紹介してきました。

    今回の記事で交通誘導員について興味がわいた方は、交通誘導員の資格とはどんなもの?取得方法や難易度について徹底解説!という記事で業務内容を詳しくお伝えしているのでぜひご覧ください。

    また、現在資格取得で悩まれている方。
    メリットでも述べたのですが、資格はご自身にとって大いにプラスになることです。
    ぜひこの記事を参考に、ご自身のより良いキャリアを描いていってください。

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