【広告】人生を豊かにする社会参加のサポート所「杉並区シルバー人材センター」はどんなところ?特徴や利用するメリットに迫る

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【広告】人生を豊かにする社会参加のサポート所「杉並区シルバー人材センター」はどんなところ?特徴や利用するメリットに迫る

シルバー人材センターとは、都道府県知事の指定を受けた公益法人であり、高齢者が就業を通じて生きがいを得ながら、地域社会の活性化に貢献することを目的にした組織です。基本的に各市区町村に設置されており、それぞれが独立して事業を運営しています。(高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に基づく)今回は、東京都杉並区のシルバー人材センターで働く従業員の方や、実際にシルバー人材センターを利用する会員さんにインタビューを実施。「杉並区のシルバー人材センターの特徴は?」「利用するメリット教えて!」など、詳しく聞いてきました。【写真:杉並区シルバー人材センター 職員の皆様】

この記事の目次

    杉並区のシルバー人材センターの特徴を教えてください。

    P1030627.JPG小林:杉並区のシルバー人材センターには現在約2,600名の会員がいます。
    数字だけ見れば多く感じますが、新型コロナウイルスの影響で前年から約70名ほどが減少してしまいました。
    当センターで紹介している就業の6割が公共の仕事で、自転車駐車場管理、通学案内、施設管理など。民間企業からの仕事としては、住宅地が多い杉並区の特性から事務作業は少なめで、マンションの共用部清掃等の依頼が多いのが特徴です。今後、もっとたくさんの会員に就業紹介できるように、公共・民間問わず仕事の種類を増やしていくことが課題だと考えられます。

    登録している会員さんの年齢や性別は?

    小林:平均年齢は75歳くらいです。65歳定年時代ということもあり、入会にいらっしゃる方は70歳を超えた方が多いんです。
    会員の最高齢は95歳です。皆さん元気に活躍してくださっています。男女比は6:4程度。
    最近は、一般のご家庭内で家事をサポートするようなご依頼が多いので、女性会員の活躍の場が増えてきている印象です。

    シルバー人材センターで活動するメリットは?

    小林:シルバー人材センターは、高齢者が就業を通じて生きがいを感じ、より良い地域社会づくりのために、これまでの経験を活かしていただくことを目的としています。
    ですので、会員がシルバー人材センターで活動するメリットは、社会貢献をしながら地域とのつながりを持ち続けられることが一番大きいと思います。
    その他、就業によって得られる配分金で生活が潤ったり、規則正しい生活を送ることで健康寿命が伸びたり、人生が豊かになるメリットがたくさんありますよ。

    シルバー人材センターの仕組みについてはこちら

    杉並区が展開している事業についてもお聞かせください。

    IMG_0428.JPG

    安藤:各種教室の運営や洋服のお直し工房の運営、包丁研ぎ、リサイクル自転車の販売、手作り作品販売ショップの運営など、大きく分けて5つの独自事業を展開しています。

    それぞれの事業内容を詳しくお聞きしたいです。

    安藤:1つ目は、会員が講師となって趣味や学びをレクチャーする教室の運営。
    パソコン操作や英会話、囲碁などを学べる講座を開講しています。

    2つ目は、「しろがね工房」の運営。
    洋服のサイズ直しやリフォーム、オーダーを承っています。

    3つ目は、包丁研ぎです。
    地域の集会所やイベントに出店し、お客様が持ち込んだ包丁等を研いでいます。
    就業しているのは、調理師や大工出身の会員さんが多いですね。
    包丁研ぎに限らず、技能や必要な就業については、東京しごと財団が実施する就業支援講習等で技術を学べるものもあります。

    4つ目は、駅前などに放置された、引き取り手のない自転車のリサイクル販売事業です。
    杉並区から無償で譲り受けた自転車を修理・部品交換等して、「すぎなみクリーンサイクル」として販売しています。
    需要も高く、月に50台から60台ほど売れています。

    水野:私の担当事業なのですが、放置自転車の有効活用・資源の再利用になり、地域の方にとても重宝されている事業だと感じています。
    販売価格は7,000円とリーズナブルなものから2万程度と幅広くご用意しており、コロナ前は外国人留学生の方にもよく利用していただいてました。
    口コミを聞いて、わざわざ都外からお越しくださるお客様もいらっしゃるんですよ。

    持続可能な社会に貢献するすばらしい事業ですね...!残り1つの手作り作品販売ショップの運営についても詳しく教えてください。

    安藤:5つ目の手作り作品販売ショップ「銀の手」は、杉並区役所のロビーに出店しています。
    会員手作りのポーチやティッシュケース、アクリルタワシなどの作品を販売しているショップなんですが、このショップ事業がスタートしたのは20年程前のこと。
    先程もお話ししたように、杉並区は地域の特性上、事務仕事のような仕事が少なかったので、女性の就業先創出を目指してはじめました。

    杉並区独自の素敵な取り組みですね。作品を販売する条件は会員ということだけですか?

    安藤:はい。会員であればどなたでもご自分のペースで出品可能です。
    出品数に上限を設ける等の一定ルールはありますが、出品待ちになっているようなものはありません。
    現在100名程の会員が出品しており、趣味のものを売る喜びと、ヨコの繋がりができる喜びを感じてくださっています。
    実際に出品している会員が、本日販売員としてショップに立っています。

    ショップに作品を出品されてみた感想等ぜひお聞かせください。

    IMG_0432.JPG

    長石:私は国産のヒノキやさくらなどの木を使ったおもちゃを販売している長石と申します。
    もともとは公務員として働いており、おもちゃづくりは趣味の1つでした。
    リタイア後に趣味の延長で、四谷のおもちゃ美術館のボランティアに参加。
    そこからのめり込んでしまって、今では相模原に工房を持って本格的に打ち込んでいます。
    また、趣味だったおもちゃづくりが、お店で販売させてもらえるようになり、生活に張りが出ましたね。
    だいたい、月に15点から20点ほどの作品を売っています。
    商品単価はさまざまですが、基本的に1000円から2000円台のものがよく売れていますね。

    その売り上げを生活の足しにでき、ありがたいです。
    販売を通じて子どもたちと交流できたり、いろんな人とコミュニケーションが取れたりするので、毎日充実しています。
    子どもに安全なおもちゃを届けたいという思いのもと、木の素晴らしさを広めていければと思っています。

    まとめ:今後のビジョン・課題を教えてください。

    P1030316.JPG

    安藤:平成30年10月からスタートした派遣事業も順調に数字を伸ばしており、地域からのご依頼を今後も増やしていきたいと考えています。
    また、シルバー人材センターは公共性の強い団体ですので、公共等からの仕事も引き続き獲得したい考えです。
    地域に根差して発信力を高め、高齢者の生きがいや社会参加へのサポート、地域全体が活性化するための一助を担いながら、会員増加につなげていければ良いと思っております。

    Interviewees

    【公益社団法人杉並区シルバー人材センター】
    安藤事務局長
    小林次長
    主事 水野さん
    杉並区シルバー人材センター会員 長石さん

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