50代から始める"後悔しない人生設計"|働き方・人間関係・生きがいを見直す

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50代から始める

歳を重ねるほど時間が早く過ぎると感じる「ジャネーの法則」。気づけば人生の折り返し地点を過ぎ、後悔しない生き方を考える時期が訪れます。『死ぬ瞬間の5つの後悔』にあるように、働き方や人間関係、幸せのあり方を見直すことは、豊かな老後への第一歩です。本記事では、50代から始める“いそかつ”として、働き方、断捨離、パートナーとの関係、資産設計、エンディング準備まで、後悔しない人生を送るためのヒントを紹介します。

この記事の目次

    人生の後悔は、ある日突然やってくる

    皆さんは「ジャネーの法則」をご存じでしょうか。ジェネーの法則とは、年齢を重ねるほど時間の流れを早く感じられること心理学的な現象をを指します。小さい時よりも歳を重ねたときの方が、時間の経過が早いと感じたことは誰にでもありますよね。

    これは、人生における「1年」の比率が年齢とともに小さくなるためです。例えば、5歳の子どもにとって1年は人生の5分の1ですが、50歳の大人にとっては50分の1に過ぎません。この相対的な比率の違いが、時間を「短く」感じさせます。

    人生を"よく"生きるとは?

    この世の中で富める者であっても、貧しくあっても、どこに産まれても人間として生を受けたのなら平等に与えられたことが一つあります。それは"人生は一度きり"だということです。

    『死ぬ瞬間の5つの後悔』(ブロニー・ウェア/新潮社)によれば、死ぬ瞬間に後悔することトップ5は以下の内容となっています。

    「自分に正直な人生を生きればよかった」
    「働きすぎなければよかった」
    「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」
    「友人と連絡を取り続ければよかった」
    「幸せをあきらめなければよかった」

    皆さんはどう思われますか?
    考えてみれば、学生時代の友人とは住む場所も置かれた環境も違うことから、連絡を取らなくなることは誰にでも当てはまりそうです。また、ついつい生活に追われてしまい、働きすぎてしまうなんてことも。

    生を受けた私たちが唯一わかっていることは、死が必ず待っていること。そして、いつかは死ぬけれども、そのいつかは決してわからないということです。余命宣告を受けたとしても「この日、何時何分に亡くなる」とは医師でさえも、誰にも判断できません。

    不思議なものですが、産まれるときは大体の予定日がわかっているのに、死ぬときは誰にもわかりません。そんないつ訪れるかわからない死があるからこそ、私たちは後悔なく生きられたらと願うのでしょう。そして、若年層よりも年を重ねているミドルシニアになればなるほど、その色合いは強まるものです。

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    ミドルシニアだからこそ将来の"働く"を意識したい

    2011年には65〜69歳の働く人はおよそ4割程度でした。15年ほど経った現在では5割以上、つまり2人に1人以上は働いていることになります。70〜74歳の男性は約50%、女性は約40%が何かしらの仕事に従事しているといいます。

    昨今、孤独死のニュースが後を絶ちません。それでも、仕事さえしていれば毎日誰かしらとは顔を合わせ、会話をすることができるでしょう。核家族化が進んだ日本では、遠く離れた親戚よりも毎日顔を合わせる職場の人の方が、身近な存在になっている人もいるかもしれません。

    ただし、シニアになって退職をした後は、外出の機会が自然と減ってしまいます。すなわち、"働く"とはお金を稼ぐこと以上に、生活リズムを整えることや人との繋がりを保つために必要なことなのです。

    たとえ、週に2〜3日の勤務であったとしても、外出することで認知機能や身体機能の低下を防ぐ効果があることが報告されています。100年時代を迎えた今、"働く"ことは健康に良い作用を及ぼしているといえるでしょう。

    そのため、人生を通して100年時代を意識した際には、50代のうちに定年後のセカンドキャリアやシニア時代をどのように過ごしていきたいかを定めることが大切になります。

    データ元:総務省「労働力調査」

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    断捨離と老後の人生設計をしておく

    働くことを見据えた後は、キャリア以外の老後の人生を描いてみましょう。老後の生活資金、親の介護など老後の資金についてもしっかりと予測を立てておく必要があります。

    「ねんきん定期便」では、老後に受け取れる年金の金額を確認することができます。予め、老後の月収や年収を把握することで、今の貯蓄額をいくら増やせば良いかを明白にしておきましょう。そうすることでシニアを迎えたときに、お金のことで焦らずにすみます。

    また、断捨離も50代のうちにやっておきたいことの一つです。断捨離は体力や気力が十分にあるときではないと行えないことでもあるからです。昨今、ゴミ屋敷が近所トラブルや社会問題としてニュースなどで取り上げられています。

    断捨離をしておくことで、周囲の人に迷惑をかけずに老後を迎えることができます。万が一自身の身に何かが起こってしまっても、身辺整理された部屋であれば家族も片付けがしやすいでしょう。

    不要な物を整理することで、自分の生活に本当に必要なものがみえてくるようになります。物を選別するときは、「3年間使わなかった物は捨てる」などマイルールを作っておき、効率よく進めるようにすると◎。

    さらに不要なものは捨てるだけではなく、フリマサイトなどに出品してお金に変えると、お小遣い稼ぎにもなります。金の価値が高騰している今、タンスや物置から出てきた古いアクセサリーや使わなくなった品物が、ものすごい価値を持っているなんてこともあったりします。

    部屋を片付けたり、不要なものを捨てたりすることは、身辺を身軽にするだけではなく、心も整えることに繋がるのです。

    人生を共に歩む、パートナーを大切にする

    ハーバード大のロバート・キーガン教授の調査によれば、「よい人間関係をもつことは、人を健康にし、幸せにも導いてくれる」のだといいます。定年後は、人付き合いが希薄になってしまう場合も少なくありません。

    友人関係やコミュニティがあればそれに越したことはないですが、歳を重ねれば仲間を見送るシーンも残念ながら増えてしまいます。そうした中で、生涯を通じて一番身近にいるのは、やはりパートナーでしょう。

    50代になれば多くの方は子育てが一段落し、夫婦の時間も増えていきます。そんな一番身近なコミュニティである「夫婦時間」が有意義なものにできれば、自然と人生も豊かになるものです。

    それでも、独身の方も多くいる時代です。独身の方にとってはこれからの人生を楽しく過ごすために、パートナー探しをするという選択肢もあります。なんと、50代の未婚率は男女ともに増加傾向にあるといい、45~64歳未婚者の約8割は婚活未経験というデータもあります。

    最近では独身のミドルシニアに向けた出逢いの場やマッチングアプリも多く登場し、SNSでも気軽に繋がることもできるようになりました。後悔ない人生を歩むためにもパートナーを大切にし、幸せを諦めないためにもパートナー探しに注力してみるのも重要なことかもしれません。

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    生きがいを見つけておく

    人生を充実させるためには、"生きがいを見付けておく"ことも大切です。海外旅行や資格取得など、自身の興味のある分野やモノを見つけておきましょう。好きなことや打ち込めるものがあると、人生の活力やエッセンスになるでしょう。

    最近では、50代の活動を"いそかつ"と呼ぶことが増えています。「いそかつ」とは50代でこれまでの仕事人生を振り返り、自分の価値観やスキルを見つめ直す時間にすることを指します。そんな「いそかつ」で、趣味や打ち込めることを探してみることをおすすめします。

    「いそかつ」では学びも非常に大切になります。時代がどんどん進化している中、常に新しいことを学び直していくことも、イキイキと生きるためには必要なことなのです。50代では若手よりも時間的に余裕がある人も少なくありませんから、時間的余裕を趣味や学びに向けてみましょう。

    「いそかつ」を通し、思い切って再チャレンジしてみると、できなかったことや難しいと思っていたことが案外簡単にできるかもしれません。人生は今が一番若いのですから、生きがいやチャレンジを諦めず常に挑戦する気持ちを持つべきです。

    エンディングについて考えておく

    遺言書の作成や老後に住む場所など、具体的なエンディングについて考えておくことも50代では必要なことです。遺言書などはまだ早いと思われるかもしれませんが、親族間の争いは意外と身近で起こると言われています。

    「うちはそんなに財産がないから大丈夫!」などと高を括っていると、大変なことになりかねません。実は、遺産額が5,000万円以下の相続争いがほぼ半数以上を占めているというのです。

    つまり、ごく普通のご家庭こそ相続争いが起こりやすいと言えます。自分が亡くなってから子どもや親族が揉めるなんてことがあるのは、大変辛いですよね。ですから、遺言書を早めに用意できるように、50代からエンディングについて考えておきましょう。

    さらに、最近では「高齢者向けシェアハウス」が人気となっているのをご存じでしょうか。「高齢者向けシェアハウス」とは、複数人の単身世帯の高齢者が共同生活を送る住まいのことです。入居条件は、シェアハウスによってそれぞれ異なります。

    パートナーに先立たれてしまい、一人で過ごしたくないという方にもおすすめの暮らし方です。バリアフリー設計が施された物件が多く、シニアになっても生活しやすいのが特徴です。また、物件もマンションタイプから一軒家タイプまで幅広く選べます。

    共同生活を送ることで孤独死を防げるだけではなく、同じ年代の人と交流を持つことができるのも「高齢者向けシャアハウス」のメリットです。入居にはある程度のまとまったお金が必要となりますが、憧れていた場所や田舎に移住したりすることもできるため、近年では注目を集めている老後の過ごし方の一つなのです。

    シニアになってから終の住処を見つけるのもいいですが、「あの土地に住みたい」、「あんな物件に住めたら」と目的や目標を持つことも、まだまだ元気な50代のうちにやっておくべきことでしょう。

    まとめ

    人生を後悔しないためにも50代で行う「いそかつ」が重要です。不要なものは積極的に断捨離し、共に人生を歩むパートナーや身近な人たちを大切にしていきたいですね。

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