子育て中の仕事にやりがいを感じない? オススメの対処法をご紹介
- キャリアを考える
- 公開日:2018年5月16日
子育て中だからといって、仕事を諦めるのはイヤ。ワーキングマザーだって、仕事のやりがいを感じたい!――仕事も子育ても充実させたいのなら、その覚悟をしっかり周囲に伝えて、理解を得ることが大切です。やりがいをもって働くためのポイントを詳しくご紹介します。
この記事の目次
子育て中は、やりがいのある仕事を任せてもらえない!?
仕事も子育ても頑張りたいのに、時間的に難しい!?
仕事と育児の両立はとにかく大変。本当は独身の頃のように、やりがいをもって働きたいけれど、子育て中の今は何とか仕事をこなすだけで精いっぱい。ワーキングマザーの方の中には、生き生きと成長を感じながら仕事をしていた「かつての自分」を思い出して、ため息をついてしまう人もいるかもしれません。
実際、産休・育休を終えて職場に復帰しても、時短勤務を選んだ場合は、通常よりも勤務時間が短くなります。「時間的制約があるワーキングマザーは、以前と同じような働き方が難しいだろう」との配慮から、本人の意にそぐわず、良くも悪くも負担の少ない仕事ばかり任されるケースもあるようです。
急なトラブルに対応できない。それだけで戦力外になってしまうの?
「以前よりも働ける時間は少なくなったけれど、今まで積み重ねてきたスキルを無駄にしたくない。子育て中の今も、自身の成長を感じながら働きたい」――そう思っても、子どもが小さいうちは、急な発熱などで保育園から呼び出しを受けることが少なくありません。「自分が不在中に、仕事のトラブルが起きたらどうしよう......」と不安を覚える方もいるでしょう。
例えば、営業職のようなクライアントワークについている場合、「お客さまにご迷惑をおかけしてしまう」「これまでのように成果を出すことができない」という理由から、第一線の仕事から外されてしまうことも考えられます。
やりがいある仕事と育児を両立させるためのポイント
子育て中の今だからこそ、「適職」は何かを考えてみる
それでも、仕事を諦めたくない。やりがいをもって働きたい。そんな願いをもっている方は、以下のポイントから「仕事」について考えることをオススメします。
一つ目は、改めて自分にとっての「適職」とは何かを考えてみること。「時間的制約のある子育て中の自分に何ができるか」を突き詰めていくと、「この仕事なら、やりがいをもって働きながら、育児も両立できる」と思える「適職」が見えてくるでしょう。
たとえば前述の営業職には、「目標数字さえ達成していれば、時間の調整が比較的しやすい」というメリットがあります。「子どもを保育園に送り届けた後、取引先に直行する」など、臨機応変に対応できるケースあります。子育てに関する希望と、仕事に関する希望をすりあわせていきながら、生き生きと自分らしく働ける「適職」を見つけ出していきましょう。
もちろん、頭でイメージした通りに物事が進まないこともあります。そこで、まずは想定できるトラブルを一通りイメージしてみましょう。「よりによって、取引先との商談がある日に保育園から呼び出しが!」といった具合に。
こうしたトラブルを踏まえて、上司や取引先に「急に時間変更をお願いすることもあるかもしれません」と、事前に個人としての事情を伝えておきましょう。この時、「時間的な制約がありますが、ご迷惑をおかけしないよう体制を整えています」と、時間的制約があるなかでも段取りを組んでいることを示すことを忘れずに。
このように、「子育ての事情」と「仕事に対する思い」をしっかり伝えること。そして、そのためにどのような準備をしているかを説明することで、会社や取引先の理解が得られる可能性が高いからです。これは、時間の制約がある中でやりがいをもって働くために、とても大切なポイントとなります。
周囲の理解が得られない場合は、思い切って「転職」を考えてみる
まずは今の自分にとって「適職」が何かを考えること。その上で、「仕事と育児を両立させる」という覚悟をもって、会社や取引先にその意欲を示すこと。それでも周囲の理解が得られない場合は、思い切って転職を検討してみるのも一つの手です。
職場の環境は、会社によってさまざまです。働き方に対する考えも、会社によって異なります。転職を考えている方は、「女性の活躍推進に力を入れている会社」を探してみましょう。
子育て支援に関する会社の制度だけでなく、職場でのサポート内容もチェックしましょう。「子育てをしながら生き生きと働いている社員がどのくらいいるか」も確認することをぜひオススメします。
まとめ:キラキラ輝くワーキングマザーを目指して。
ワーキングマザーはいくら時間があっても足りないくらい。だからといって、「やりがいある仕事に就くのは難しい」と、モヤモヤした割り切れない思いを抱えたままでいるよりも、まずは一歩踏み出して、自分が納得しながら働くための方法を考えてみましょう。
時間を上手に活用しながら、時には周囲を巻き込んでいくことで、生き生きと働いていた「かつての自分」に出会えるかもしれません。何よりも、お母さんが笑顔で生き生き働いているのは、お子さんだって嬉しいはず。
「仕事も育児もおろそかにしたくない」「育児中だって、やりがいをもって働きたい」と考えるのは、決してわがままなことではありません。すべてのワーキングマザーが自分に合った働き方を選択し、キラキラと活躍できる社会であることはごく当たり前のことなのです。