50歳から転職は現実的？成功の秘訣とおすすめ転職サービス
- キャリアを考える
- 公開日：2019年1月31日
「若い人はいいなぁ。背負ってるものが少ないし、気軽に転職できるもんな」と思っている皆さん。果たして、50歳からの転職は本当に難しいのでしょうか？ 答えはあなたの行動次第。自分に合った転職サービスを活用して、50代の転職を成功させましょう！
この記事の目次
50歳からの転職は厳しい？
もしも皆さんが「50歳からの転職」を考えているのなら、まずは現実に目を向けることから始めましょう。企業は50代の求職者に何を求めているのでしょうか。
豊富なキャリアを求めている企業が多い
50代の強みは、なんと言っても豊富なキャリアを持っていること。若い頃に現場で経験を積んだだけでなく、管理職としてマネージメントに携わった経験も豊富。たとえば工場の製造設備を長く担当してきた人なら、製造設備の修繕から新規ラインの立ち上げまで、大小さまざまなプロジェクトを統括するなど、若い人にはない経験・スキルを持っています。
企業が50代の求職者を採用するとき、このような豊富な経験・スキルを評価することが多い傾向にあります。逆に言うと、特筆すべき経験やスキルがないと、50代の転職はチャンスが限られてしまうことになります。
業界や職種が限定される
「どうしてもこの仕事がしたい」と思っても、採用されにくい職種や業種もあります。特に未経験の職種や業界を検討している人は、注意が必要。「未経験可」をアピールしている求人でない限り、50歳の転職は難しいと考えた方が良いでしょう。
年収が下がる可能性も
転職先によっては、年収が前職よりもダウンする可能性も考慮しておきましょう。確かに過去のキャリアや経験が評価されるケースが多いものの、企業によって待遇に関する考え方は異なります。
また、「体力的にフルタイムが難しくなってきた」「シニア世代になっても無理なく仕事を続けたい」といった理由から、正社員ではなくフルタイム以外の働き方を希望する方もいらっしゃることでしょう。年収に関しては、高すぎる希望を持たないほうが成功する確率が高まります。
50歳で転職を決めるきっかけ
では、同世代の人達は、どのような理由から転職を考えるようになったのでしょうか。厚生労働省が「雇用の構造に関する実態調査（転職者実態調査）平成27年」で、「自己都合」による離職理由を公表しています。50～54歳の転職理由で多かったものを３つ紹介します。
労働条件(賃金以外)がよくなかったから
50代前半の転職理由のトップは、「労働条件」。しかも、労働時間や休日、有給休暇、福利厚生といった「賃金以外」の労働条件を理由に挙げています。50代になると親の介護も視野に入ってくるため、労働条件の良し悪しが転職を考える大きなきっかけになっているのかもしれません。
満足のいく仕事内容でなかったから
２番目は、仕事内容。満足のいく仕事ができず、鬱屈した気持ちを抱えている人は多いようです。「今の会社でやりたいことができないのなら......」という理由から、前向きな転職を考えるのでしょう。
人間関係がうまくいかなかったから
人間関係がこじれて、もはや修復不可能。ならばいっそのこと、と決断を下す人も多いようです。毎日、会社で顔を合わせる同僚や上司、部下との関係が悪化すると、心がどんどんすさんでしまいますよね。「せっかく良い会社に入れたのだから」「公務員なら安泰だから」と我慢に我慢を重ねるうちに、心の限界が来てしまうのかもしれません。
50歳の転職を成功させるための３つのポイント
同じ50歳でも、転職を成功させた人もいれば、なかなか決まらない人もいます。その違いはどこにあるのでしょうか。ここでは50歳の転職を成功させるためのポイントを３つに絞って紹介します。
年収はある程度まで譲歩する
前述の通り、転職によって必ずしも年収がアップするとは限りません。前職よりも低い数字を提示してくる企業もあることを考えて、年収はある程度妥協した方が成功の確率が高まります。「ここまでなら」という年収に対する条件を考えておきましょう。
取得した資格や過去の経験を洗い出す
どのようなキャリアを積んできたのか、改めて振り返ってみましょう。過去の経験やスキルはもちろん、取得した資格なども評価してもらえる可能性があります。「そういえば......」と忘れていたキャリアを思い出すかもしれません。
事前に振り返りを行っておけば、自分のキャリアを整理することができるし、「面接であのこと言えば良かった！」と失敗せずに済みます。
役職にこだわりすぎない
「前職は役員だったからね。最低でも部長待遇でないと」――自分の地位や評価にこだわりすぎて、せっかくの転職のチャンスをふいにする人もいます。自分に自信を持つのは良いことですが、あなたの態度がぞんざいに移ってしまう危険性もあります。
「心機一転、転職先で一からスタートしよう！」と謙虚な気持ちを抱くことが大切です。
中高年に特化した転職サービスを利用する
世の中にはさまざまな転職支援サイトがあり、それぞれ特徴あるサービスを提供しています。50歳から転職活動を始めるのであれば、中高年に特化した転職支援サイトを活用することをおすすめします。
マイナビミドルシニアでは、ミドルシニア世代(40代・50代・60代)に特化したサービスとして、「マイナビミドルシニア」と「マイナビミドルシニア人材サービス」を運営しています。
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50歳の転職が、笑顔で人生を歩むきっかけとなる。
人生経験豊富な皆さんなら何度も実感してきたと思いますが、何かアクションを起こすときは必ずリスクを伴います。転職によって、すべての条件をアップさせられるケースは、決して多くないことでしょう。特に大手企業に勤務している人は、転職により労働条件が悪くなってしまうことも考えられます。
そのため、「待遇が下がってまで、転職をする意味があるのだろうか？」と悩む人もいるかもしれません。けれど、もしも皆さんが現状に不満を抱えているだけでなく、つらい想いをしているのだとしたら？
待遇が下がっても、転職先で実績を上げることで、「前職と同レベルの年収を得られる」ようになるかもしれません。
「散々悩んでいたのが嘘のよう」と、「転職先での仕事にやりがいを感じる」ようになるかもしれません。また、「待遇が下がったけれど、そんなこと気にならないほどに良い仲間と出会えた」と思うかもしれません。
まとめ
50歳以降もまだまだ現役。活躍し続けなければならないのが、これからの時代です。先の人生を笑顔で歩んでいくためにも、50歳の転職を前向きに考えてみてはいかがでしょう。
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