ワーママ、プレワーママが知りたい!?子育てと仕事、両立の秘訣?
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- 公開日:2018年6月19日
子育てに仕事に、毎日息をつく暇もないと嘆いている働くママたち。ワーママが増加中ですが、置かれている社会の環境は決して楽なものではありません。子育ても仕事も楽しく両立するには、どうすればいいでしょう。無理せず、長く勤めるためには秘訣があるようです。
この記事の目次
子育てと仕事は両立できる!?
既に働いているママも、これから仕事を始めたいママにも、子育てと仕事の両立は頭の痛い問題です。独身時代とは違い、仕事を自分だけで決めることができないし、子育てが負担になるのではと、不安に思っていませんか。両立のための秘訣を探っていきましょう。
子育てと仕事を両立させるには!
●健康第一
子育てをしながら、仕事をするにはどんなことに注意が必要なのでしょうか。まず、家族の健康に注意が必要です。子供の幼児期は急な発熱で苦労したけど、元気に大きくなったから、もう大丈夫と油断はできません。小学生になると学校で風邪やインフルエンザをもらってきて、家族全員に伝染ってしまうということも考えられます。そのために予防も大切ですが、いざというときに、頼れる家族、友人や場所を確保しておきたいですね。
●家事は時短
両立のためには時間のゆとりが重要です。家事はできるだけ時短を意識しましょう。食事の準備は、時短メニューのレパートリーを増やし、買い物はまとめ買いや宅配サービスを利用する手もあります。掃除、洗濯は最新家電の掃除ロボットや全自動洗濯機を利用するなど、いろいろ工夫できます。でも、何だか手を抜いているような気がする、というような罪悪感を持つことはありません。ママの心の余裕が、ママの笑顔に繋がります。
●家族を自立させる
また、家族での家事の分担も必要です。自分のことを自分でできるようになることから、始めてみましょう。いきなり家事を手伝ってもらうのは難しいですが、最初は上手くいかなくても、大変でも根気強く教えてあげましょう。力仕事など、父親にしかできないこともたくさんあるはずです。家族の誰もが、家事に慣れておけば、急にママが病気になったりしても大丈夫。自分たちのためにもなるのです。
どんな悩みがあるのかを確認しておこう!
仕事を持っているママたちの悩みとして特に挙げられるものは「子供の急病時に休めない」、「疲れて帰宅後の夕食作りが辛い」、「自分の時間が無い」などです。
子供は「急に病気になるもの」。未就学児ならば、病児保育サービスを受けられる場所を確保しておくこと。小学生なら、ファミリーサポートがありますが、頼れる親族がいれば、安心して預けられるように、コミュニケーションをとっておくのも大事です。
両立しながら仕事を長く続けるには、職場の環境も大事です。子育てをしながら働くママがいる職場なら、子供の行事や急病の時に休んだり、早退する理解が得やすいでしょう。今の職場環境が、ワーママに理解がなくて続けるのは辛いと感じたら、転職を考えてもいいのではないでしょうか。
求人を探す時も、女性が活躍できている会社は働きやすいはずです。収入が減る場合がありますが、正社員にこだわらずにパートや派遣でも、自分の働きやすいスタイルに合わせて働くことができれば、楽しく両立できます。パートや時短勤務で時間に余裕ができたら、次の有利な就職のために、資格をとる勉強をしてもいいでしょう。
会社では仕事、家に帰っても寝るまで子育て、家事に追われて、休日には日頃できない分、子供との時間を大切にするという、家族のためにばかり時間を使う毎日を送っていれば、疲れ果ててしまいストレスも溜まる一方です。頑張りすぎて、気がつかないうちにイライラして子供にあたっていませんか。どこで自分の時間をつくってガス抜きをするのは、大切なことです。
両立のために知っておきたいこと
子育てと仕事を両立するためには、時間のコントロールが重要です。毎日の限られた時間を有効に使うための工夫について考えてみました。
子育てと仕事を両立できるスケジュール
無理なく両立しているというワーママのタイムスケジュールを、「パート・時短勤務」と「フルタイムで働く場合」の職種で聞いてみました。
●パート・時間勤務の場合
6時起床 朝食準備と一緒に夕飯の下ごしらえ、洗濯物を干す
7時30分 朝食
8時 子供を保育園に送り、出勤
☆16時 退社後お迎え、買い物
18時30分 夕食
19時30分 子供とお風呂
20時〜21時 明日の準備をしてから子どもが就寝
23時 就寝
16時から夕食時間まで、余裕があるので子供と遊んだり、家事をする時間にあてます。
●フルタイムで働いている場合
6時起床 朝食準備と一緒に夕飯の下ごしらえ、洗濯物を干す
7時30分 朝食
8時 子供を保育園に送り、出勤
☆18時 退社後お迎え、夕食準備
18時30分 夕食
19時30分 子供とお風呂
20時〜21時 明日の準備をしてから子どもが就寝
23時 就寝
比較すると意外に同じようなスケジュールです。フルタイムだと、夕食の準備の時間が少ないので、朝の下ごしらえが大事になりそうです。子供とお風呂の時間では、たっぷりスキンシップを図れますね。次の日の準備を子供とするのも、一緒に洗濯物をたたんだりして家事を覚えてもらうにもいいですね。家族に自立してもらうのも、時間を作りだすコツです。
朝型の生活にすると、仕事から帰ってきたときの負担を減らすことできます。ベスト3の悩みにもあった夕食の準備は、朝食を作るついでにできるといいですね。温めるだけで食べられるような準備をしておけばとても楽です。朝の時間を有効に使うことが負担を減らす鍵です。
そうはいっても、スケジュールどおりに進むことばかりではありません。もし、計画通りに進まないとイライラしてしまう性格なら、きちんと時間どおりにしなくても、これは、だいだいの順番と考えましょう。この時間までに◯◯をしななくてはダメというように、自分を追い込んではかえってきつくなります。
両立を助ける支援制度とは?
子育てをしながら働くママが増えている今、国や自治体の政策で、両立を支援する制度があります。インターネットで情報が簡単に集められるようになりましたが、企業や自治体、国の情報など、信頼できる最新の情報を手に入れることには注意が必要です。ちょっと面倒ですが、自治体によって微妙な差があるので、必ず自分の住んでいる地域の情報を調べてください。
●育児休業法で定められた制度
勤務時間を短縮したり残業時間を制限することを会社に申請できる制度で、2012年より中小企業でも義務化されています。
・短時間勤務制度
3歳未満の子供を持つ親は、1日の勤務時間を6時間まで短縮できます。ただし、入社して1年経っていない従業員や、時短が難しい業務の従業員には適応されないこともありますので就業規則を確認しましょう。
・残業に関する制度
3歳未満の子供を持つ親から申請があった場合、所定外労働(残業)をさせてはいけない制度。小学校就学前の子供がいる従業員に対しても、申請があれば月24時間・年150時間以内の残業時間に抑えなくてはいけないことになっています。
・深夜勤務に関する制度
小学校就業前の子供を持つ従業員は、夜22時〜翌5時までの深夜労働を断ることができます。
・看護休暇制度
小学校就学前の子どもが病気・ケガをした場合、申請することで1年に5日まで看護のための休暇をとることができます。
●ワーママを支えてくれる就業支援
・ファミリー・サポート・センター
子育てを手伝って欲しいママと、手伝いたいという人をマッチングさせてくれるサービスです。地域によって提供されるサービスが違うので、地域のファミリー・サポート・センターを検索し相談してみましょう。
・病児・病後児童保育
病児保育は、病気で保育園等に預けられない子供を一時的に預かってくれるサービスです。
未就学児への支援サービスが多いですが、地域によっていろいろな支援サービスがあります。知らないともったいないので、ぜひ、調べて活用しましょう。
まとめ:毎日、笑顔でいるために工夫をしよう
子育てと仕事を両立するためには、時間を有効に使うことが重要で、そのためにはちょっとした工夫が必要なようです。どんな工夫をすればいいのかをまとめてみました。
・子供とのコミュニケーションは量より質、少しの時間でも必ずとる
・夫婦、家族の協力を得る
・子供の病気予防は万全に
こんなに自分を犠牲にして無理しているのに、その場で気分がコロコロ変化する子供に「ママなんて嫌い」と言われて傷ついていませんか。一緒にいてあげたい時に、あげられないことで子供に対して罪悪感を感じてしまうこともあるでしょう。でも、そんな頑張るママの姿を子供はちゃんと見ています。ママの笑顔が家族には1番幸せなことです。悩みを抱え込んで身体も心も不調になる前に、周りに相談してみましょう。そのために、相談できる幅広い人間関係を作っておくことも大切です。