専業主婦におすすめのパートとは?
- 働き方を選ぶ
- 公開日:2018年6月21日
子育てと家事に集中するために、専業主婦という道を選んだものの、子どもが成長して子育てが落ち着いたり、教育費を稼ぐためにと、仕事復帰を考える主婦は多いです。今回は、そんな専業主婦がパートを探す上でのコツをご紹介いたします。
専業主婦におすすめのパートとは?
専業主婦のパート選び、注意点は?
専業主婦がパートを選ぶとき、10年以上のブランクがあるなど、仕事をしたいと思っても不利に感じる環境下にある人は大勢います。ここでは、そんな主婦がパートを選ぶ際の注意点をご紹介します。
①条件にこだわる
独り身での仕事選びとは異なり、家族がいると時間など制約が増えるもの。仕事選びの際は「家から近い」「シフトの融通がきく」など条件にこだわることが大前提となります。
②「無資格・実務経験なし」でも面接でアピールを忘れない
仕事を探す際、自分が無資格・未経験であると、「自分は使えないのでは?」と、ネガティブに捉える人は多いですが、それでも面接でアピールできることはたくさんあります。そもそも専業主婦の経験があることは多くの仕事で強みとなりますし、PTAで保護者とのコミュニケーションを継続的に取ってきたことや、きっちりした性格であることなど、資格化されていないことでも仕事に役立つと思えば、どんどんとアピールしてみましょう。無資格でもパート採用されている人の方が割合は多いので、ネガティブに感じる必要はありません。
③保育園など、子どもを預けられる環境作りを行う
子どもがまだ小さいときにパートに出るためには、子どもを預けられる環境を作ることが先決です。保育園であれば長時間勤務も可能ですが、幼稚園の場合は、預けている間だけ働くと割り切るか、園に付随する預かりサービスや民間サービスを探す必要があります。また、エリアによっては年齢が上がると保育園に入りやすくなるところもあるので、いつから入れるか市などに確認しましょう。
④扶養控除内での年収を考える
旦那さんの扶養控除を受けられる額は、確定申告時の年収で決まります。一定の額を超えると、税金が課せられるので、収入を抑えるかもしくは一定額以上に増やしきるか、計算する必要があります。
⑤正社員になった方が得な時も
勤務時間が長く、平日はほぼ毎日働くような職種であれば、正社員になる方が得な場合も多いです。もちろん、月給が増えることもありますが、後々の年金支給額が増えるなど、長期スパンで考えた場合のメリットもあります。
不安を解消!履歴書、面接攻略法
履歴書を書く際や面接時、少しのコツを知っているだけで、採用にグンと近づくことができます。40、50代でパートが決まらないと嘆いている人、必見です!
①志望動機
面接や履歴書で必ず聞かれるのが、この志望動機です。「家事や育児と両立できそうだから」と答えるのではなく、両立できそうな仕事は他にもあるのに、なぜその職種を選んだのかを、雇用主の視点を想像し、メリットになるように伝えることが効果的です。例えば、「持ち家から近いので」と伝えれば、長期にわたって続けてくれる印象を与えられるので、雇用主も安心して採用できるでしょう。
②子育てとの両立に向けて
子育て主婦を雇うとき、子どもの病気など、緊急時に休まないといけなくなるのでは?と不安になる雇用主は多いです。もちろん、求人の際にも質問されるわけですが、「休みます」「対応できません」と答えていては、不採用の理由を与えてしまうようなものです。「近くに両親が住んでいます」や「民間のサービスを利用できます」など、回答を準備して臨むようにしてください。
③過去の経験をアピール
パート職には、前職経験や高学歴であることはあまり重要ではない、と考える人もいますが、それは誤りです。これまでの経験はどこかで仕事に活かせるものと考え、応募した職種と経験とを結びつけてみましょう。例えば、歴史の研究をしていた経験を活かして、常連のお客さんと会話したり、パソコンのスキルでお店の張り紙を作ることも、アピール材料として使えるのです。
④自己PR
最後に、忘れてならないのが、自己PRです。どんな人にも雇用主が雇ってみたい思える魅力があるもの。たとえ職歴がなくとも、仕事に関連する趣味や特技があれば書き添えてみればアピールになる場合も。また、親と同居しているなど時間の融通が効く場合は、それだけでもシフトを埋めるのに困っている雇用主の強い味方となるのです。自分を振り返り、効果的なアピール内容を考えてみましょう。
厳選!専業主婦に選ばれるパート9選
続いては、専業主婦の女性に選ばれることが多い人気のパート職を10個、厳選してご紹介します。
①一般事務・受付
空調設備の整った部屋でのデスクワークがほとんどで、体力の消耗が少なく、スタッフも多いことからシフトの融通がきくと、主婦に人気の仕事です。スキルアップに伴い、1,000円前後の時給が上がることも多いため、扶養控除内で働きたい方は103万円の壁を超えないように調整する必要も。
②カフェ
おしゃれな店内で働けることが多いカフェ勤務も、人気の職種です。シフトの時間がきっちり守られることと、メニューやマニュアルが少ない場合が多いので、慣れるのに時間を要しません。時給は800〜1,000円前後のところが多く、数時間単位での勤務となるので、年収の調整もしやすいでしょう。
③コールセンター
デスクワークで体力の消耗が少ないのに加え、マニュアルがしっかりとしていることが多いので、ルールを守りさえすれば取り組みやすい業務となります。また、平均の時給も1,200円以上と高額になっているのも、嬉しいポイントです。シフトの入りすぎで年収が控除額を超えないように注意する必要がありますね。
④データ入力
パソコンによるデータ入力も、主婦に人気の仕事です。特にタイピング技術のある人は、短時間で高収入を得ることができます。時給は1,000円程度ですが、スピードや専門性が高まると、収入が上がる場合もあるようです。
⑤軽作業・製造
企業の工場などでの製造作業が業務となります。単純作業の仕事の時給は最低賃金に近いところが多いですが、繁忙期の人手不足時期などでは高時給の仕事が見つかる場合も。シフトの調整もしやすく、比較的周囲との関係に気を使うことも少ないため、マイペースに働きたい人におすすめです。
⑥レストラン
完全シフト制で同世代も多いことから、主婦に人気の職種です。メニューやマニュアルを覚えてしまえば、大手チェーンであれば全国どこでも働くことが可能です。未経験でも採用されますが、過去に経験のある方はとても重宝されます。時給は900円程度ですが、時間帯や時間の長さでは、割増などもあります。
⑦コンビニ
マニュアルや覚えることは多くなりますが、シフト制であることと、家の近所で働ける場合が多いことから、主婦に人気の仕事です。駅の近くや学校の近くの店舗では、午前中の人手を求めている場合も多いので、子どもを送り出した後に出勤するスケジュールも取りやすいです。
⑧介護サポート
高齢化に伴い、資格を持っていなくてもサポーターとして雇用が増えています。体力仕事となりますが、その分時給は高めです。お年寄りと会話をしたり、お世話することが好きな人に向いています。
⑨清掃
オフィルビルやショッピング施設など、場所を選ぶことで重労働を避けることが可能な職種です。体力仕事ですが、その分時給が1,300円を超えるものもあり、稼ぎたい方におすすめです。
まとめ:家庭と仕事を両立させて、毎日の中にやりがいを
専業主婦には専業主婦なりのやりがいがありますが、パートを始めて両立に成功すると、収入以上のやりがいを、毎日の中で発見できます。少しのコツと事前の情報を知っておくことで、スムーズに家事・育児と仕事の両立を実現させたいものですね。