自分に合う仕事を探すために|求人情報の探し方&適職の見つけ方
- キャリアを考える
- 公開日:2023年8月 9日
「今の仕事は自分に合っていないかも…」「適職の見つけ方がわからない」と悩んでしまうことがありますよね。人生の多くの時間を費やす仕事だからこそ、自分に向いている仕事で働くことは非常に大切です。本記事では、求人の探し方を解説します。
自分に合った仕事とは
そもそも"自分に合った仕事"とは何なのでしょうか?
強みやスキルを活かせる
これまで業務に取り組む中で、さまざまな強みやスキルが身についていることでしょう。それらを活かすことで、新しい仕事でも力を発揮することができます。中には自分の強みがわからないという方もいらっしゃいますが、強みやスキルは特別なものでなくて構いません。
例えば、「コミュニケーション能力が高い」「責任感がある」「営業スキルがある」「ExcelやWordのスキルがある」など、性格的なものや、社会人経験を通して得たスキルも当てはまります。これらのスキルを活かせる仕事であれば、自分に合った仕事だと言えるでしょう。
自分に合う社風である
自分に合う社風の会社で働くことは、モチベーションアップにつながります。そのため、社風を意識することも非常に重要です。社風を確認するためには、採用ホームページの確認や社内見学・面接での従業員の対応と様子をうかがいます。確認ができない場合は企業の特色をチェックし、自分に合うかどうか確認しましょう。
例えば、中小企業は幅広い仕事に携われる可能性が傾向にあります。また、社員数が少ないことで、従業員間のコミュニケーションが活発なことが多いです。そのため、裁量の大きな仕事で積極性を発揮したい方や、チャレンジ精神旺盛な方が向いているでしょう。一方、企業文化が根付いていることが多いため、自分の考え方と合わないと厳しい面があるかもしれません。
また、ベンチャー企業は社員が少なく、ひとりあたりの仕事量が多いことも。営業がしたくても、事務作業や総務のような業務もすることがあります。さまざまな仕事をしてキャリアアップしたいと考える方は適した企業と言えます。
キャリアプランを実現できる
「今後仕事でどのような成果を上げ、どのように働きたいか」というキャリアプランを実現できる企業・職種であれば向いている仕事だと言えます。現職で実現が難しく転職を考えている場合は、志望企業で叶えられるかを考えることも大切です。
例えば、「大きなプロジェクトのリーダーになる」「未経験からデザイナーになりたい」「年収600万円をめざしたい」など、さまざまな面からキャリアプランを考えます。その後、それを叶えるためには、どのような経験やスキルが必要かも考えましょう。必要な経験・スキルがわかれば、キャリアプランを実現できる企業・職種が見つかるはずです。
適職で働くメリット
仕事で結果を残せる
強みやスキルを活かせる仕事であれば、成果を残せる可能性が高いでしょう。効率的に仕事を進められるため、生産性もアップします。さまざまな成果を残すことで、収入アップや出世も期待できます。
仕事にやりがいを感じられる
適職であれば、向いていない仕事よりストレスを受けにくいです。日々の仕事を楽しいと感じやすく、毎日モチベーションを維持して働けるでしょう。また、困難な問題に直面したとしても、解決に向けて行動することでやりがいを感じられます。
転職に有利になる
適職に就くと、強みやスキルを活かして活躍できる機会が増えるため、成果を残しやすくなります。転職で経験して身についたスキルは、他の会社でも活かせる可能性が高いです。特に成果を出した経験があると、市場価値が上がり志望企業の内定に一歩近づくでしょう。
適職を見つける3ステップ
1.自己分析をする
まず行うのは自己分析です。適職を見つけるためには自分への理解が欠かせません。自分の強みや得意なこと、好きなこと、これまでの仕事で楽しいと思ったことなどを書き出してみましょう。
2.広い視野で企業を探す
自己分析を行ったら、これまで見ていなかった業界も視野に入れて企業探しをします。自己分析で明確になった自分の強みを活かせる企業や職種に目を向けましょう。
また、事業や仕事内容だけでなく、身につく経験、キャリアアップについて、職場環境、給与、評価方法など細かなところまで見ることも大切です。多角的に企業を見ることで自分に合う仕事が見つかりやすくなります。可能であれば、他業種・他職種の方から話を聞いてみましょう。考えていなかった業種が適職だと気づくこともあります。
3.適職か確かめる
企業探しができたら、本当に自分に合った仕事かを確かめます。求人サイトで仕事内容や待遇などの情報を閲覧したり、面接で企業文化や社風などの話を聞いたりするといいでしょう。
適職を見つけるポイント
適職を見つけるポイントは以下の4つです。
好きな仕事だけに絞らない
好きなことは向いている仕事だと考えがちですが、実際にはそうでないこともあります。向き・不向きと好き・嫌いは別物であるため、好きな仕事が向いている仕事ではない場合もあります。好きな仕事だけに絞って仕事探しをするのではなく、別の仕事も視野に入れることが大切です。考えてもいなかった仕事が自分に向いていると気づくかもしれません。
楽しいと思うことを見つける
楽しいと思うことを見つけてみましょう。例えば、「細かい作業をすること」「朝早く起きて料理をすること」など、日常のことで構いません。その中から、「細かい作業のあるデータチェック」「始業が早い銀行」など適職が見つかるかもしれません。
苦手なことを見つける
苦手から仕事を絞るのもひとつの手です。苦手なことはやりたくないことである場合があります。例えば、細かい作業が苦手であればデータチェックや検品などの仕事は避けるといいでしょう。
自分に合っている働き方を考える
自分に合った労働条件であることも大切です。例えば、勤務地、勤務時間、休日数、給与、福利厚生などがあげられます。自分に合う労働条件を考えてから仕事探しをすれば、適職を探しやすくなります。また、キャリアアップを考える場合は教育体制が整っていたり、資格取得支援制度があったりなどの会社を選ぶといいかもしれません。
適職を見つける求人の探し方
適職を見つけるために、次のような方法で求人を探しましょう。
ハローワーク
国が運営する公共職業安定所「ハローワーク」で仕事探しができます。ハローワークでは、4種類の適職診断が受けられます。適職診断を受ければ、さまざまな仕事の中から自分の能力にピッタリな仕事が明確になります。また、無料で専門家からアドバイスを受けられるため、適職が見つかりやすいでしょう。自分で仕事を探すことに不安や難しさを感じる方におすすめの方法です。
求人サイト・アプリ
求人サイト・アプリには求人情報が掲載されているものと、エージェントに紹介してもらうものの2タイプがあります。目指す業界が定まっていなかったり、アドバイスがほしかったりする場合はエージェントの利用がおすすめです。
求人情報が掲載されたサイト・アプリの利用は、業種などが決まっている方におすすめ。エージェントからの紹介と異なり、一気に複数の求人が見られるため、希望業界・職種の企業比較が簡単にできます。
マイナビミドルシニアは40代・50代・60代向けの求人サイトです。業種や職種で検索できることはもちろん、働く時間やエリア、活かせるスキルなど細かく検索できます。自分にぴったりな企業が見つかるでしょう。
転職イベント
転職イベントは採用担当者と直接話もできるため、企業のリアルな情報や社風が理解できる場所です。また、複数企業から話を聞けるため、比較しやすいこともメリットでしょう。多くの企業が参加しているため、思ってもみなかった企業との出会いがある可能性もあります。
多くの転職イベントは参加無料・予約不要・入退場自由であるため、適職探しをするなら1度参加することをおすすめします。さまざまな企業を見たり話を聞いたりすることで、自分に向いている仕事が見つかるかもしれません。
企業の採用ページ
希望する企業が決まっている場合は、企業の採用ページから応募できます。しかし、他社と比較できないため、あなたに合う仕事なのか判断できません。応募する時は他社の情報も入手してから応募するようにしましょう。入社後にミスマッチが起きないよう、細心の注意が必要です。
知人からの紹介
知人から仕事を紹介してもらう方法もあります。仕事内容や働き方、労働条件、環境などがわかるため、自分に合った仕事かどうかわかりやすいです。一方で、他社と比較せずに転職してしまったり、知人にとっていい会社でも自分にはいい会社でなかったりする場合もあるので注意が必要です。
まとめ:適職を見つけて充実した日々を送ろう
適職を見つけるのは簡単ではないかもしれません。しかし、適職を見つければ楽しくやりがいを持って仕事に取り組め、充実した日々が送れることでしょう。