清掃員のバイトがおすすめの理由!大変さや収入も解説
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- 公開日:2022年7月 7日
公衆衛生を保つため、欠かせない存在である清掃員。未経験からでもチャレンジしやすく、年齢制限もないためミドルシニア世代にもおすすめの職種と言えます。そこで今回は清掃員の仕事がミドルシニア世代におすすめの理由ついて詳しくご紹介。皆さんが気になる清掃員の大変さや収入についてもお伝えしていきますので、ぜひ求人選びの参考にしていただけたらと思います。
シニア世代に清掃員のバイトがおすすめの理由
幅広い世代がチャレンジできる清掃員ですが、なぜミドルシニア世代にオススメなのか、理由をご紹介していきます。
煩わしい人間関係が少ないから
清掃業というのは基本的に担当エリアが決まっており、個人業務であることが多いです。業務内容も同じ作業を繰り返し黙々と行うものが多いので、上司や部下、先輩などに気を使うというような場面は発生しにくいと言えます。施設利用者との会話もあいさつ程度が多く、特に深夜帯の勤務の場合、ほとんど人との関わりはありません。
個人で働く方が性に合っているという方や、リタイア後は人間関係に気を使うこと無く、のびのび仕事をしたい、というミドルシニア世代の方にはピッタリでしょう。
これまでの経験が役に立つから
日常的に掃除や整理整頓を行っているきれい好きな方や、これまでの仕事で専門的にでは無いものの掃除を行ってきた方は、その経験を活かせます。
清掃のは経験を積めば積むほど、専門性が培われる職業でもあります。その知識をまた日常で活かせるのも、清掃業にチャレンジする一つのメリットといえるでしょう。
シニア向け求人が多いから
求人の中には年齢制限が設けられていたりすることもありますが、清掃業は年齢制限が設けられておらず、特別なスキルや知識も必要ないため、未経験でもチャレンジしやすい業種のひとつです。
短時間勤務やパート勤務も多く、シニア歓迎の求人も多いため、働きやすいのも大きなメリットでしょう。
ほどよく体を動かせるから
言うまでも無く、清掃業は適度に体を動かす機会があります。
しかし、重たいものを運んだり、激しい動きをするような重労働はほとんどないので、特に退職後で運動不足が気になる方や、健康に気をつけたい方、または日頃から運動をしていて体力を使う職業を探している方は、清掃業の仕事はピッタリと言えるでしょう。
やりがいを感じられるから
清掃業は公衆衛生を保つため不可欠な業務であり、直接感謝の言葉をいただくこともある仕事です。そのため「人のための仕事をしたい」という方や、「リタイア後はやりがいや生きがいになるような仕事をしたい」という方に向いているでしょう。
また、汚れた場所を掃除することで達成感を感じる人や、コツコツとした作業が好きな方にもオススメの仕事です。
自分に合ったシフトで働けるから
清掃業は正社員からパートの求人まで幅広く、勤務時間も早朝から夜間、フルタイムから短時間勤務と選択肢も豊富です。そのため、社会参画のために短時間でも働きたいという方から、もっとお金を稼ぎたいという人まで、幅広いニーズを満たすことができる職種と言えるでしょう。
特に短時間勤務の場合1時間~2時間といった求人もあり、シフト制で勤務の融通が利きやすい求人も多いので、プライベートを大事にしながら働きたい、という方にもオススメの仕事です。
清掃員の大変さとは?
慣れるまでは大変
清掃業は特別なスキルや知識、経験が無くともチャレンジできる仕事ですが、その分始めてから慣れるまで時間がかかることもあるでしょう。
特に掃除用具の場所や掃除の手順、気をつけるべきポイントなど、どの仕事でもそうですが、新しいことを覚え、慣れるまでには大変と感じることもあるのではないでしょうか。
汚れが多く精神的にきついことも
清掃業務なので、ゴミやホコリに接する機会も多いのは事実です。ゴミ捨て場など、汚れや匂いがある場所の清掃を行う必要もあります。掃除が好きでも、そのような場所を掃除することに抵抗がある場合は、求人をきちんとチェックして、掃除場所を事前に確認しておきましょう。
また、そのような場所で日常的に清掃を行う場合、感染症などから自分の身を守ることも必要となってきます。日頃からきちんと手洗いや消毒に気を配り、体調管理にも気をつけましょう。
限られた時間内で終わらせなければならない
掃除というものは意外と「どこまでやれば完了か」というのが分かりにくいものでもあります。そのため、業務手順をしっかりと把握し、清掃業務を時間内で終了できるよう、計画的に業務にあたる必要があります。
ホテルや商業施設などは、営業時間前に清掃を行うことが多く、制限時間があることも。そのため、いかに効率的に業務をこなせるかを考えることも必要だと覚えておきましょう。
清掃員バイトの収入はどのくらい?
では、ここからは皆さんが気になる清掃員の収入についてお伝えしていきます。
時給は全国平均より高め
清掃スタッフのバイトの平均時給は1027円(※1)となっています。ただ、データでは全体の給与幅が850円〜1400円と比較的広いため、地域や業務内容などで差がある職種とみることができます。また、夜勤の時間帯は比較的高い水準になっているので、稼ぎたい人は夜勤帯の求人を探してみるのも一つの手段でしょう。
※1 マイナビミドルシニア内求人の提示給与額をベースに算出
キャリアを積めば正社員への道も!
清掃業は未経験からでもチャレンジできる仕事ですが、キャリアを積めばより待遇の良い環境で正社員になることが可能です。
正社員は賞与や福利厚生が充実している上、キャリアアップが目指しやすい勤務形態ですので、ぜひチャレンジしてみてください。
オススメの清掃業
清掃業、と一口にいっても求人は多岐にわたります。そこで未経験でも始めやすく、スキルアップ、キャリアアップにつなげやすいオススメの清掃業をご紹介していきます。
ハウスクリーニング
ダスキンやお掃除本舗など、大手清掃会社が手がける業務のひとつとして知名度の高い業務です。家の清掃と一口にいっても、エアコンのクリーニング、キッチン周りの油汚れやお風呂のカビなど、特殊な機材や薬剤を使用する場合もあります。
最近はコロナ禍もあって除菌サービスの需要が高まり、その他庭木の手入れや害虫駆除、さらにはお墓の手入れまで、時代に合わせ多様なサービスが生まれているのも特徴です。
それに加え、ハウスクリーニングには「ハウスクリーニング技能士」という国家検定資格があり、受検するためには原則として一定の実務経験が必要となりますが、その分資格手当が支給されることの多い資格でもあります。
そのため、清掃業の実務経験を積み、キャリアアップを目指す方にはオススメの仕事と言えます。
ビルクリーニング
オフィスビルや商業ビルの清掃を行う業務です。
こちらもハウスクリーニング同様、実務経験を積むことで「ビルクリーニング技能士」という国家検定資格を受験することが可能です。
ハウスクリーニングが一般的に家の中の清掃(レンジフードやステンレスの油落とし、フローリング床のキズ補修など)であるのに対し、ビルクリーニングはビルの清掃(ガラス面の洗浄、スプレーパフ作業など)と、行うことはかなり違いがあります。
またビルクリーニング技能士は複数等級(1級・2級・3級・基礎級)があり、特に1級はさらに上の資格である「清掃作業監督者」になるための必要資格でもあるため、キャリアアップには最適の資格とも言えます。
そのため清掃員としてキャリアを積み、管理者も目指してみたい、という方にオススメの業種と言えるでしょう。
病院清掃
病院の施設内で、病室やトイレ、手術室の清掃やゴミ捨てなどを行う業務です。病院は特に公衆衛生に気を使う場所なので、丁寧な作業が求められる業種でもあります。
病院清掃は夜勤帯の求人も多く、夜勤の求人は給料が高い傾向にあります。そのため特別なスキルや経験が無くとも稼ぎたい、昼は別の用事があるので夜に働きたい、という方にはオススメの業種と言えます。
商業・公共施設の清掃
ショッピングモールや映画館といった商業施設や、市役所や図書館、駅などの公共施設など、大規模な施設の清掃を行う業務です。
短時間勤務から長時間勤務まで勤務時間の自由度が高い求人が多いため、社会参画のために1~2時間程度働きたい、という方にオススメの業種です。
仕事を選ぶ時のポイント
清掃業は未経験からチャレンジしやすく、キャリアアップも目指せる仕事ですが、場合によっては汚れの酷い場所を清掃することもあるため、感染症対策など自分の身を自分で守ることも必要となる職業です。
そのためどのような求人に申し込むか、きちんと情報を判断する必要があります。下記に選ぶ時のポイントをご紹介していきますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
自分の「働きやすさ」を決めた上で、求人を探そう
劣悪な労働環境で働いて体を壊してしまっては元も子もありません。自分が苦手なことであっても、他の人は得意、ということもあります。
そのため、自分にとっての「働きやすさ」をしっかり定めた上で、自分の働きたい条件の求人を検索しましょう。
フルタイムや夜勤勤務は平気だが、あまり人と関わる仕事はしたくない、ということであれば夜勤フルタイムの求人を検索し、給料面もしっかりとチェックしましょう。
社会参画が目的で金銭よりもプライベートと両立して行いたい、という方は短時間勤務の求人を検索し、残業時間がどれだけかもチェックしましょう。
制服の貸し出しはあるか
前述したように、清掃業は汚れた場所を掃除することもあります。自分が日頃から着ている服で業務にあたるのは抵抗があると同時に衛生的にもよくありません。
そのため、制服の貸し出しはあるのか、何か衣服を用意すべきなのかという点から、できれば職員の衛生管理にはどのような取り組みを行っているかも調べておきたいところです。
信頼できる求人サイトを使用する
求人内容がきちんと的確かどうか、信頼できる求人サイトを選択するのも大きなポイントです。
もしアドバイスをもらいたい、と言うことであれば、ハローワークをオススメします。自分の希望する求人をアドバイザーも交えて探すことができる他、紹介状があれば面接の実施も可能です。
また、「もっとがっつり働きたい」「リタイア後、週1でもいいから働いていたい」など、自分のライフスタイルに合わせた働き方をしたい方は、ミドルシニア(40代~50代)向けの求人サイト「マイナビミドルシニア」など、世代向けの求人サイトを検索してみるのも一つの手段でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は清掃業バイトのオススメポイントや求人の選び方まで詳しくお伝えしてきました。
前述したように、清掃業は働き方も柔軟な求人が多いため、ミドルシニアの仕事先としてぜひオススメしたい職業です。よろしければ転職サイトなどご覧ください。