履歴書は資格や免許の書き方で、採用率を上げられる⁉

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せっかく資格や免許を保持しているのに、履歴書への書き方のポイントが抑えられていないと、上手くアピールできていない可能性があります。履歴書への資格や免許の書き方をマスターして、採用率アップを目指していきましょう。

履歴書「免許・資格」欄の基本の書き方

具体的に、履歴書の免許や資格欄にはどのような書き方がベストなのでしょうか。
ポイント別に見て参りましょう。

ポイント1 免許や資格を書く順番

記入順には決められたルールはありません。
しかし、まずは運転免許を先に書き、その後に他の資格を書くようにするのがいいでしょう。
本来ならば、免許・資格の取得順に合わせて時系列で書くというのが基本ですが、運転免許だけは先に書いても◎。

採用担当者は運転免許とその他の免許・資格を区別して認識する場合が多いので、このように書かれている方が読みやすいのです。

また、仕事に必須であったり、よく使われる免許や資格については、取得年月なども評価対象になりますので、忘れないように書くようにしてください。その際には、実務経験やレベルの程度などをより詳細に書くようにしましょう。

さらに、取得済みの資格が多く、資格や免許欄に書ききれない場合は、応募する求人や仕事に役立つ度合いが高い資格を優先的に記載するようにします。

企業から予め出された応募条件に「必須」「尚可」と記載された資格や免許があれば、必ずそれらを書きましょう。例えば、応募条件に「宅地建物取引士」と書かれていた場合で、保持しているのならば、他の資格より優先的に書くように心がけます。

ポイント2 資格は正式名称で!

免許や資格欄に記入する資格や免許の名前は、正式名称で書くのが決まりになっています。

「普通免許」「宅建」などと、略称で書くのはNGです。
また、運転免許には「第一種」と「第二種」の区分もありますので、それも含めて正しく書くことが必要です。

その際に、忘れてはならないのは、運転免許の名前の後ろに1文字分のスペースを空けて「取得」と記入することです。
これが記入されていないと履歴書のルールを知らない人なのだと思われ、評価がマイナスになってしまう可能性がありますので、資格の名称や取得年月は正しい情報を記載するようにしてください。

資格の中には、「1級」や「2級」などの階級が設定されているものがあります。
「何級から書いたらいいのか」と迷う方もいるかもしれませんが、特にルールはありませんので、応募求人に関連してる資格であれば記載しても良いでしょう。

ただし、取得が比較的容易な級数は、履歴書に書くと逆にマイナスな作用をする場合がありますので、注意してください。

ポイント3 表記の統一は必須!

取得年の表記方法は他の記入欄の表記と統一することを忘れないでください。

「日付」や「学歴・職歴欄」で「昭和〇年」と和暦を使っているなら、免許・資格欄も「昭和〇年」と和暦で書くようにしてください。
もし、他の記入欄で「19〇〇年」と西暦を使っているなら、免許・資格欄でも西暦を使用するようにしましょう。

また、資格名の後ろには、1文字分のスペースを空けたうえで、その資格に合わせて「合格」や「取得」などの言葉を書くのが一般常識ですので、忘れないように記載してください。

ポイント4 取得と合格を間違えない!

ポイント3でも少し触れましたが、免許の場合は、正式名称に続いて「取得」と記載します。決して資格のように「合格」ではありませんので気をつけましょう。

細かいと感じられるかもしれませんが、企業の人事は何千、何万と履歴書を見てきている履歴書マスターでもあります。こういった細部にまで目を行き届かせていると、採用の場でもきちんとした人なのだと評価される点になります。

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免許や資格を保持していない場合は?

免許や資格を持っていないからといって免許・資格欄を空欄にするのはご法度です。
もし、免許や資格をお持ちでない場合は「特になし」と記入します。

書くことがないからといって、空欄のまま提出すると、記入漏れと誤解されたり、大雑把な人だという印象を与えてしまったりする可能性があるので、注意が必要です。

勉強中の免許・資格も書いて良い?

取得はできていなくても、取得や合格に向けた勉強をしているのであれば、その旨を書くことに問題ありません。例えば、経理を希望するなら「簿記の取得を目指して勉強中」、不動産職を希望するなら「宅地建物取引士を目指し、受験予定」などと書いておくのです。

このように、資格が必要な職務において勉強中であるというアピールをすることは、その仕事に向かう姿勢があることや、資格はないが、今後資格を保持することができる人である、というプラスな印象を与えられるのです。

また、語学やパソコンのスクール通学、セミナー受講など、専門教育を受けた履歴を示して空欄を埋めることもOKです。それらは資格ではありませんが、応募者の意欲や評価を高めてくれる大切な情報になります。

さらに、書くことがなさすぎて心苦しいという方は、履歴書用紙を資格欄が小さめのフォーマットのもので選ぶなど、工夫の仕方は様々あります。

優先的に書くべき免許・資格とは?

優先的に書くべき免許や資格はどのようなものが挙げられるでしょうか。

まず、忘れてはならないのは運転免許や業務に関連する資格、どの職場でも重宝されそうなPCスキルの認定資格は書いておくようにしましょう。

反対に、業務とまったく関係ない資格は書かない方がベターです。職務内容と関連性が低い資格や免許が記載されていると、職場でのミスマッチを疑われる要素になってしまうからです。

さらに、TOEICなどの点数化された資格試験の場合、点数によっては書かない方がいいこともあります。例えば、点数が低い場合は英語力がないと自ら企業に露呈してしまう結果になってしまうので、記載が必須でなければ書くのは控えるのがいいでしょう。

業務に直接的には関係のない、スポーツの級・段や紅茶検定など、面接でのネタになりそうなものは「趣味・特技」欄に入れるといいでしょう。
面接官が興味を持った場合は、話のタネにもなることがありますので「趣味・特技」欄を使ってアピールしましょう。

そして、忘れてはならないのは、履歴書や職務経歴書などの応募書類に、虚偽の記載をしてはならないことです。虚偽であると判明した際は、内定取り消しや解雇になる可能性がありますので、必ず事実のみを書くようにしてください。

まとめ

意外と知らない履歴書の資格や免許の書き方。
きちんとした書き方を身につけてさえいれば、書類審査を通過する率を上げることができます。

面接に進む前に残念な結果にならないよう、履歴書は丁寧に書くようにしましょう。

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