3歳までは子育てに専念すべき?育児しながら働くコツ
- 働き方を選ぶ
- 公開日:2018年6月11日
「子育てと仕事を両立させたい」「産休が明けたらすぐに社会復帰したい」と考えるママにとって、「子供が3歳になるまでは母親が子育てに専念すべき」という三歳児神話は悩ましいテーマ。今回は、子どもが3歳になるまで大切な理由と、その大事な時期のおすすめの働き方をご紹介します。
3歳までは仕事をしない方がいいの?
そもそも、なぜ「子どもが3歳になるまでの時期が大切」と言われているのでしょうか? 「三歳児神話」という通説と、子どもの成長という側面から考えてみましょう。
三歳児神話と呼ばれる通説がある
生まれたばかりの赤ちゃんは、ママをはじめ周囲の支援を受けながら、歩けるようになり、言葉を話すようになり、一人で食事ができるようになり、お友達など社会的なつながりも意識できるようになります。
その劇的な成長を遂げる3年間は、母親が子育てに専念すべきであり、その期間の育児のあり方が、子どもの人生に大きな影響を与える......というのが、三歳児神話と呼ばれる考え方です。医学的・科学的に証明されたものではなく、育児に関するひとつの通説に過ぎません。平成10年版「厚生労働白書」でも、三歳児神話には「合理的根拠がない」と発表しています。
ママの中には、産休が明けたらすぐに復職する人もいます。0歳時の方が保育園に入れやすいという事情や、経済的事情が理由の場合もあれば、職場の人材不足、長期休むとキャリアアップが望めないといった考えがある人まで、理由はさまざま。科学的に証明された説ではないにもかかわらず、未だに「もう復帰するの?3歳までは母親の愛情をいっぱい注いであげた方がいいのでは」と言われ、悩むママも少なくないようです。
育児での負担が多い時期
「3歳までは仕事をしない方がいい」と言われる理由は、その時期の子育てはママにとって肉体的にも精神的にも大変であるということも挙げられます。乳児の時期はぐずりに黄昏泣き、夜泣きもあります。1歳になる前には離乳食も開始。はいはいを始めるようになると、目を離すこともできません。そしてトイレトレーニング、2歳のイヤイヤ期。その合間を縫って家事をこなすのですから、ママも自分自身の時間もとれず、睡眠不足になりがちです。
なかなか進まないトレーニングや、自我の芽生えゆえの「言うことを聞かない」ことが増え、ママの育児ストレスもたまる時期でもあります。特に初めての子どもは育児に慣れていないため負担も大きく、よりストレスも抱えがちで、子育てにイライラすることも多いでしょう。
このように、子どもが3歳になるまでは、ママにとっても精神的・肉体的にもきつい時期。その大変さを実感しているからこそ、周囲は「さらに仕事までするなんて、両立は厳しいのでは」と心配しているのかもしれません。
仕事と育児を両立させるためのコツ
3歳までの育児の大変さはわかったけれど、それでも働きたいと考えるママも少なくありません。「子どもの成長に大切な時期」と「ママの負担をできるだけ少なくする」をポイントに、どのように仕事と育児を両立させればいいのか考えてみましょう。
育児のストレスを溜めない
子どもの機嫌はコロコロと変わるもの。大好きなママだからこそわがままを言ってしまうし、急な発熱やケガなど思いもしないアクシデントも付きものです。思い通りに行かないのが育児とはわかっていても、「なぜ言うことを聞いてくれないのか」とイライラし、ストレスを抱えてしまうのは、よくあることではないでしょうか。
これ以上、ストレスをためないためにも、うまく気分転換を取り入れましょう。家事を楽にする家電やサービス、時短ワザを使って家事を効率化させ、空いた時間を趣味に充てたり、子どもとのんびり過ごしてもいいですね。
また、育児とは異なる環境に身を置いてみることも有効です。そのためにも実は、「仕事」に集中する時間を持つことも大切なこと。子どもと離れることで気分をリセットでき、また新たな気持ちで子どもに向き合うことができます。
両立には仕事選びも重要
育児が大変な3歳までの時期は、仕事や家事も無理は禁物です。自分の体力や子どもの状態を優先し、仕事に割くことができる時間をあらかじめ決めておきましょう。具体的にどのような仕事や働き方があるでしょうか。
・飲食店
飲食店は、時間の融通が利きやすく、短時間でも勤務できるところが多くあります。同じように子どもを持つパート仲間も多いので、急な子どものお迎え・予定変更があっても、お互い協力しながらシフトの調整ができるところが魅力です。
・コールセンター
通信販売やユーザーサポートなどのコールセンターで、顧客からの電話対応を行う仕事です。こちらも、短時間から働くことができるところが多いため、小さな子どもを持つママも働きやすいようです。座ってできる仕事なので、飲食店とは違い、体力的に無理せず勤務できます。
・在宅ワーク
これまでのスキルを活かし、在宅で仕事をするという方法もあります。パソコンを使った経験があれば、データ入力などの仕事もできそうです。そのほか、ICレコーダーなどの音源から文字を書き起こす「テープ起こし」といった仕事もあります。園からの急なお迎えなどにも対応しやすいのが、在宅ワークの魅力とも言えます。
産休後の社会復帰も「無理しない」が基本です。ママのホルモンバランスもまだ整っておらず、慣れぬ育児で睡眠不足になっていたり、体調も万全でないこともあります。子どもの送迎の時間やママの体調を優先し、時短勤務から始めることがおすすめです。だんだんと仕事と家事・子育ての両立に慣れてきたら、時短勤務からフルタイムに戻してもいいでしょう。
まとめ:ストレス解消も大切。無理せず両立できる仕組みづくりを
根強い「三歳児神話」や周囲の声に悩み、自分の選択はこれでいいのか悩むママは少なくありません。でも、少しでも働きたいと考えているのなら、時短勤務や両立できる家事の仕組づくり、夫の協力などを得てチャレンジしてみる価値はありそうです。ストレス解消も心がけ、無理せず育児・仕事を両立できればいいですね。