【参考】40代女性のための効果的な仕事探しガイド!
- キャリアを考える
- 公開日:2023年9月 5日
女性にとって体力が落ちたり、身体に変化が表れたりしてくるのが40代です。それでも人生100年時代から逆算すれば、新しいキャリアを模索するのには適した年齢と言えるでしょう。本日は、そんな40代女性のための効果的な仕事探しのアプローチ方法をお伝えします。
自己分析とキャリアゴールは予め明確にしておく
人生100年時代を迎え、人生の折り返し地点ともなる50代。そんな50代を前に、今後の働き方を考える機会が増えてくるのが40代です。
ただ、現代社会は多くの情報に溢れ、何を信じていいのか、何を参考に仕事を探したらいいのかわからず、迷走してしまう人も少なくありません。SNSや多くのサイトが存在する現代では、そもそも選択すること自体が難しくなってきているのも事実です。そこで、仕事探しを始める前には、自己分析と自身のキャリアゴールをしっかりと決めておくことをおすすめします。
事前に自己分析とキャリアゴールの設定を行うことで、軸が定まった職探しができるようになるからです。軸を定めておく利点の一つに、取捨選択が容易になるという点が挙げられます。例えば、「なるべくフルタイムは避けて、長く勤められる仕事を見つける」と考えている場合、正社員の募集は予め省いて仕事を探すことができます。
自己分析の重要性
自己分析をしておくことにより「私は事務仕事より接客が好きなんだ」と、自分の特性を知りながら仕事のジャンルを絞ることができます。ご自身のスキルや経験、価値観、嗜好性など、様々な要素を基に自己分析を行いましょう。自己分析を行わず、いきなり求人サイトを開いてみても、多くの求人に戸惑ってしまう場合も少なくありません。
さらに、条件面や待遇面での自分の優先順位がわからない場合、やみくもに応募することになってしまいます。それでは効率的な仕事探しができないだけでなく、いざ応募しても志望動機が弱いため書類審査で落ちてしまったり、面接までいったとしても上手く自分をアピールしたりすることができません。
ですから、新しいキャリアを模索する場合には、まずは自己分析が何よりも重要になります。そして、自己分析を行っておくと、入社してから「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを防ぐことにも繋がります。
しかし、「自己分析って具体的に何をしていいかわからない...」という方も多いかもしれません。紙に書き出して自己分析を行うのもいいですが、やり方自体がわからないという方は、アプリなどを使って自己分析をすることもおすすめします。最近では自己分析ができる様々なアプリが登場しています。ウェブ上であれば記録を残しておけるため、後で見返すにも簡単で便利です。
例えば、何個かの質問に答えると自分の性格や、どのようなことにモチベーションを感じるタイプなのかといった自分でも知らなかった自身が鮮明になる場合もあります。求人サイトに紐づけられた無料の自己分析ツールもあるため、まずは一度試してみるのも良いでしょう。
キャリアゴールの定め方
自己分析が一通り済んだらキャリアのゴールの設定を行います。キャリアのゴール設定とは、例えば同業種でキャリアアップしたい方、非正規雇用から正規雇用を希望する方、休日出勤は嫌な方など、自分らしい働き方ができるかどうかといった"キャリアで果たしていきたいこと"を定めることです。
人によっては管理職にならずに働きたい方もいるでしょうし、仕事よりもプライベートを充実させたい方や親の介護に備えたい方など、それぞれの生活とのバランスもありますから、キャリアのゴールは明確にしておきましょう。
それでもキャリアのゴールがわからないという方は、お手本になるロールモデルを見つけておくのもおすすめです。ロールモデルのキャリアを参考にして、目標を設定してみるとキャリアのゴールの設定が行いやすくなります。また、ロールモデルは身近な存在に限らず、こんなキャリアを歩みたい!と目標にできる憧れの人物でも良いでしょう。
求人サイトやSNSの活用は必須!
自己分析とキャリアのゴール設定を行ったら、次はいよいよ実際に職探しを行っていきます。まずは、求人サイトやSNSを利用して自分のスキルや希望条件に合った求人を探してみましょう。
20代や30代に比べると40代の求人数は少ないと感じられる方もいるかもしれませんが、ミドルシニアに絞った求人を展開しているサイトもありますので、そういったところで応募すると枠が広がるでしょう。
また、最近では求人サイトに載せずにSNSで募集をかけている企業も少なくありません。もし、こんな会社で働きたいといった希望がある場合には、そこで働く人のSNSや会社アカウントをフォローすることで普段から情報を得ることも一つの手です。
そして、40代の女性にとってはハローワークの活用も視野に入れておきましょう。地域に根付いた企業の募集が多く、窓口で対応してくれる職員に面談を通して希望を伝えられるので、家から近くの職種や希望に沿った雇用形態の仕事と出会える確率も高くなります。
例えば、東京都では、女性の事務職への就職・転職をサポートするための「女性しごと応援テラス」という転職支援サービスもあります。また、子育てをしている女性向けの「マザーズハローワーク」を利用するのもよいでしょう。その名前の通り、子育てをしながら就職を希望する方、仕事との両立ができる職場への転職を希望している方を対象に、求人の紹介や職業相談を行っています。
さらに、リアルな友人はもちろん、SNSを介して同じく職探しをしている仲間も見つけておきましょう。1人よりも2人の方が情報量も多くなりますし、多くの方と繋がっていることで有益な話も聞ける機会が広がります。ぜひ人脈作りには力を入れておきましょう。
参考:東京都「女性しごと応援テラス」
面接準備は念入りに。事前に面接での質問を想定して採用を勝ち取る!
実際に求人を見つけ、応募をしたらいよいよ面接が始まります。面接では準備が何よりも重要です。また、効果的に自己アピールができるように、これだけは言っておきたいというリストを作っておくといいでしょう。
人は緊張する場面ではいつもの力を発揮できないものです。せっかく書類審査を通り、面接まで進んだのなら後悔のないように万全の対策をしてから臨むようにしてください。面接の際には、質問には結論から話すようにしましょう。プライベートやこれまでのキャリアについて、多くを語りたいと思われるかもしれません。
しかし、面接では内容が長くならないように端的に「まずは結論から」と意識を持って面接に挑みましょう。さらに、面接の後半では応募者側から企業へ質問する「逆質問」の機会が設けられている場合が多いです。応募者にとっては、自己PRに使える貴重な時間です。面接を成功させるためにも、この「逆質問」を想定しておき、ぬかりなく準備をしておきましょう。
採用側は応募者の入社への意欲はどの程度なのか、社風とは合うだろうか、コミュニケーションに問題はないかといった点を見ています。本気度が伝わるような質問ができると好印象に繋がります。
面接の場面では臆せず、自己分析を踏まえた自己PRを滑舌よく伝えるようにしましょう。面接は企業との「初めましての挨拶」をする機会です。緊張しすぎず、リラックスして臨むことがパフォーマンスを最大に引き出すコツかもしれません。また、近年では一次面接にウェブ面接を導入している会社も増えています。事前にパソコン本体や周辺機器の動作確認を行うことも頭に入れておきましょう。
20代や30代と比べると経験値や人柄の面で評価されることが多い、40代。年齢の壁を感じる人もいるかもしれませんが、今はあらゆる分野の企業が人手不足となっていますので、キャリアや人生経験を多く積み、細やかな気配りができる40代女性を求めている企業は多いと言えます。
そして、情報収集や求人媒体も1つに絞らず複数活用することで自分に合った仕事探しを有利に進めることができます。転職活動で不採用ばかりが続いてしまうと、ネガティブな気持ちになってしまうかもしれませんが、相性が悪かっただけと割り切って次の面接に切り替えることが大切です。自分に合う仕事を見つけるためには、焦らない気持ちも忘れないでいたいですね。
まとめ
働き方が多様化する現代では、40代女性にこそビジネスチャンスが広がっている市場があります。自分に合った働き方を獲得するために、入念なステップを踏み、しっかりと準備に励みましょう。