清掃員の仕事はシニア世代にもおすすめ!理由や向いている人の特徴も紹介

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公衆衛生を保つため、さまざまな場所で活躍している清掃員。未経験からでもチャレンジしやすく、年齢制限もないためミドルシニア世代にもおすすめの職種のひとつです。そこで今回は、清掃員の仕事がミドルシニア世代におすすめの理由ついて詳しくご紹介。清掃員に向いている人や向いていない人、そして皆さんの気になる収入についてもお伝えしていきますので、ぜひ求人選びの参考にしていただけたらと思います。

シニア世代に清掃員のバイトがおすすめの理由

未経験からでもチャレンジしやすい清掃員が、なぜミドルシニア世代に特にオススメなのか、理由をご紹介していきます。

特別なスキルや資格がなくても始められる

清掃業には確かに資格も存在しますが、清掃業においていわゆる資格が必要な「独占業務」は少ないため、資格がなくても仕事をすることは可能です。未経験の場合であっても、特別な資格やスキルがなくても始められるので、安心してチャレンジすることができます。

もちろん、専門性を培っていけば「ビルクリーニング技能士」や「清掃作業監督者」といった資格を取得し、スキルアップやキャリアアップも可能です。未経験からでもはじめやすく、キャリアパスも描きやすいという点でも、ミドルシニアにオススメの仕事と言えるでしょう。

短時間勤務が多い

清掃業は正社員からパート、アルバイトと各雇用形態の求人が多くあり、勤務時間も早朝から夜間、フルタイムから短時間勤務と選択肢も豊富です。

特に短時間勤務の場合、1時間~2時間といった求人もあり、シフト制で勤務の融通が利きやすい求人も多く見受けられます。そのため、社会参画のために短時間でも働きたいというミドルシニア世代にもオススメの仕事と言えるのです。

シニア世代向けの求人が豊富

特別なスキルや知識も必要ないため、未経験でもチャレンジしやすい清掃業は、年齢制限があまり設けられていないのも大きな特徴と言えます。シニア歓迎の企業求人が多く、パート勤務や短時間勤務の求人も豊富なため、ミドルシニア世代でも働きやすいオススメの仕事と言えます。

清掃員の求人はコチラ

清掃員の仕事内容とは?

主な仕事の種類

清掃業、と一口にいっても求人は多岐にわたります。そこで今回は未経験でも始めやすく、ミドルシニア世代でも始めやすい清掃業をご紹介していきます。

・施設清掃
ショッピングモールや映画館といった商業施設や、市役所や図書館、駅などの公共施設など、大規模な施設の清掃を行う業務です。
短時間勤務から長時間勤務まで勤務時間の自由度が高い求人であり、特別なスキルは必要ないため、どなたでもはじめやすい清掃の仕事と言えます。

・病院清掃
病院の施設内で、病室やトイレ、手術室の清掃やゴミ捨てなどを行う業務です。病院は特に公衆衛生に気を使う場所なので、施設清掃よりさらに丁寧な作業が求められる業種でもあります。
そのため清掃会社ではなく、病院が清掃員を雇っているケースも見受けられます。待遇はあまり変わりませんが、福利厚生などが異なる場合もありますので、福利厚生が気になる方は病院清掃の求人を探してみるのもひとつの手段でしょう。

・客室清掃
主にホテルなどで、客室の清掃や消耗品の補充、シーツの交換といったベッドメイキングを行う業務です。専門的な清掃器具を使うことは稀ですが、お客様が快適に過ごしていただけるよう、ホスピタリティに気を使う必要があります。
接客などのおもてなし業務に従事していた方は、これまでの経験を活かして活躍できる職種と言えるでしょう。

・ハウスクリーニング
大手清掃会社が手がける業務のひとつとして知名度の高い業務です。
依頼のあったご家庭の家を清掃する仕事ですが、家の清掃と一口にいっても、エアコンのクリーニング、キッチン周りの油汚れやお風呂のカビなどの清掃など、家の掃除のみならず、専門的な清掃のプロとして業務にあたります。またその際は特殊な機材や薬剤を使用することも。

さらに最近はコロナ禍もあって除菌サービスの需要が高まり、その他庭木の手入れや害虫駆除、さらにはお墓の手入れまで、時代に合わせ多様なサービスが生まれているのも特徴です。

また、ハウスクリーニングには「ハウスクリーニング技能士」という国家検定資格があり、受検するためには原則として一定の実務経験が必要となりますが、その分資格手当が支給されるケースが多く、給料アップもキャリアアップも目指したい方にオススメの仕事と言えます。

・ビルクリーニング
オフィスビルや商業ビルなどのビルを専門に清掃を行う業務です。
ハウスクリーニングが一般的に家の中の清掃(油落としや床のキズ補修など)であるのに対し、ビルクリーニングはビルの清掃(ガラス面の洗浄など)と、清掃箇所に違いがあります。

また、ビルクリーニング技能士は複数の等級(1級・2級・3級・基礎級)があり、特に1級はさらに上の資格である「清掃作業監督者」になるための必要資格でもあるため、清掃員としてキャリアを積み、管理者も目指してみたい、という方にオススメの業種と言えるでしょう。

・特殊清掃
孤独死や突然死などで長らく見つからなかった遺体で汚染された環境(家)を元通り(原状回復)にする業務です。その際片付けなども一緒に行うので、遺品整理も業務に含まれています。

ニッチな職業のように感じるかも知れませんが、高齢化が進む現代において、ニーズは日に日に高まっています。そのため現在は大手ハウスクリーニング業者やリフォーム業者も参入しており、市場は年々大きくなっているのも特徴です。

特殊清掃という仕事は死と向き合う仕事であり、故人の思いに寄り添う仕事でもあります。
そのため社会経験が少ない若い人たちは、故人を悼む「重さ」を理解することが難しく、入社しても長続きしない傾向にあるそう。
そのため、人生経験豊富なミドルシニア世代が求められる職業でもあり、ニーズが高まっている業種のひとつです。

活動場所や環境

前述したように、清掃員の働く場所は実に幅広く、商業施設やホテルなどの宿泊施設から、病院や図書館などの公的施設、個人オフィスや一軒家などの小規模住宅、さらには新幹線や電車と言った乗り物まで、さまざまな場所で必要とされている職種です。

そのため、清掃員といっても勤務先によっては勤務時間や休日が異なるため、きちんとチェックしておきましょう。

清掃員に向いている人

ではここから、清掃員に向いている人についてご説明していきます。

動くことが好きな人

清掃業は適度に体を動かす機会があります。そのため退職後で運動不足が気になる人や、健康に気をつけたい人、日頃から運動をしていて体力を使う職業を探している人は、清掃員に向いているでしょう。

キレイ好きな人

日常的に掃除や整理整頓を行っているきれい好きな方は、楽しく仕事ができるでしょう。
また、清掃業は仕事の中で感謝されることも多い仕事です。自分が楽しめる仕事が誰かの役に立っていると実感しながら働けるのは、間違いなく大きなやりがいとなります。

ルーティンワークが好きな人

清掃業は、日々同じ作業を繰り返すことに意味があります。そのためコツコツとした仕事が好きな方や、ルーティンワークが性に合っている人は、清掃員に向いているでしょう。

集中力がある人

ホテルや商業施設などは、営業時間前に清掃を行うことが多く、制限時間がある場合もあります。そのため、業務手順をしっかりと把握し、清掃業務を時間内で終了できるよう集中して業務にあたれる人は清掃員に向いているでしょう。

清掃員に向いていない人

掃除が苦手な人

清掃業では細かい部分も見る必要があるため、掃除に苦手意識があったり、多少の汚れは気にならない方は特にストレスを感じることでしょう。

コツコツとした作業が苦手な人

清掃業は基本的にルーティンワークがメインです。そのため日々変化が欲しい方や、同じ作業の繰り返しに苦痛を感じる方は向いていないでしょう。

潔癖症の人

清掃業務では、ゴミやホコリ、害虫などに接する機会も多いのは事実です。もし掃除が好きでも、抵抗がある場合は、求人をきちんとチェックして、想定外の場所を任されないようにしておきましょう。

体力に自信がない人

当然のことながら、清掃員は基本的に動く仕事です。もちろん休憩などはありますが、勤務中は基本的に動きっぱなしです。時には重たいものを持つこともあります。
そのため、体力に自信のない方や、オフィスワーク中心だった方は、短時間勤務から始めてみるなど、体力にあった求人を探すことをオススメします。

清掃員の給料はどのくらい?

では、ここからは皆さんが気になる清掃員の収入についてお伝えしていきます。

非正規の時給は全国平均より低め

また株式会社マイナビがアルバイト・パート求人情報サイト『マイナビバイト』に掲載された求人広告データを集計した2022年6月の調査結果(※1)によれば、「警備・清掃・ビル管理」の平均時給は1047円であることが分かりました。

全国平均時給は6月時点で1144円であるため、それよりも若干低いですが、求人件数で言えば全体の4位に入る多さであり、幅広い求人がある職業でもあるため、ぜひご自身に会う求人を探してみてください。

※1 マイナビキャリアリサーチLab 「2022年6月度 アルバイト・パート平均時給レポート」

月給の目安は?

ざっくり平均時給1047円で計算してみましょう。

・週3アルバイト勤務の場合
社会参画や体を動かすことが目的で1日3時間、週3程度の勤務に従事した場合、月に12日稼働したことになります。
そのため、1047円×3時間×12日=37692円。
つまり、1日3時間、週3日勤務の場合はおよそ3万8千円程度稼げることになります。

・フルタイム勤務の場合
退職後もがっつり稼ぐことが目的で1日8時間、週5程度の勤務に従事した場合、月に20日稼働したことになります。
そのため、1047円×8時間×20日=167520円。
つまり、1日8時間、週5勤務の場合はおよそ16万7千円程度稼げることになります。

ただ、前述したマイナビキャリアリサーチLabのエリア別平均時給表をみると、関東の平均時給が1221円であるのに対し、中国四国は1004円とかなり地域差があるのがわかりますその点も考慮して、無理せず求人を探してみてください。

正社員の場合

清掃業は未経験からでもチャレンジできる仕事であり、正社員登用も多いのが特徴です。正社員は賞与や福利厚生が充実している勤務形態ですので、ぜひ検討してみてください

厚生労働省が運営している職業情報提供サイト「ジョブタグ」(※2)によれば、ハウスクリーニングの平均年収は388万円ほど。
また、客室清掃・整備担当(ホテル・旅館)であれば平均年収は320万円と、清掃員でも職種や資格の有無によって給料差があることがわかります。

マイナビミドルシニアでは清掃業の正社員求人を幅広く取り扱っていますので、ぜひご自身にあった求人を探してみてください。

正社員の清掃員の求人はコチラ

※2 厚生労働省 職業情報提供サイト「ジョブタグ」

まとめ

今回は清掃員の仕事がミドルシニア世代におすすめの理由ついて詳しくご紹介してきました。

前述したように、清掃業は未経験からチャレンジしやすく、働き方も柔軟な求人が多いため、ミドルシニアの仕事先としてぜひオススメしたい職業です。

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