ママたちの再就職最前線! 家庭と仕事を両立させるためのポイント

  • キャリアを考える

現在、子育てをしながら働きたいというママが増えています。しかし、家庭と仕事を両立させるのには不安もありますよね。そこで、今回は働くママにとっての再就職における大切なポイントをお伝えします。

家庭と仕事は今や当たり前⁉ ママたちの現状とは

男女雇用機会均等法が施行され、女性が社会に進出する機会が増えてきました。
平成17年以降、日本では全ての都道府県で女性の就業率が上昇しているのだそうです。その背景には社会情勢の動向や、生活スタイルの刷新、女性管理職の増加など働く環境の変化がみられます。

そんな中、子育てをしながら就業をしている女性の割合もこの数年で著しく増えています。
ママたちの就業拡大には、仕事と育児の両立支援のための保育所などの施設拡充や、パートナーの意識変化も挙げられます。

中には、自治体が積極的に預かり保育などを行っている都道府県もあるほど、ママにとって働きやすい環境が整ってきています。
さらに、女性の登用を進める企業も増え、現在ではママたちにぜひうちで働いてもらいたいと募集をかける会社も多くなりました。

参考:「内閣府 男女共同参画白書 平成29年 第1節 働く女性の活躍の現状と課題」

ママの再就職! やっておくべき準備とは?

働く環境が整い、周りのママたちが働いているとはいっても、やはり新しくお仕事を始めるには不安や心配事も多いでしょう。しかし、予め準備をしておくことで余裕をもって就職活動に臨むことができるのです。

ライフスタイルに合わせた働き方をする!

ママの再就職に大切なのは、ご自身のライフスタイルに合わせた働き方をすることです。
例えば、まだ子どもが小さいために預かってもらいながら仕事をする場合には、時間に制約のある正社員では難しいこともあるかもしれません。

そこで、契約社員や自身の希望が通りやすい派遣社員、隙時間を利用するパートタイムなど、どのような働き方がご自身に合っているかを見極めるようにしましょう。

また、最近では在宅でできるプログラミングやデザイナー、ライターなどのフリーランスの仕事も、子育てをするママたちには人気が出てきています。

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優先順位と要望ははっきりと!

ママの再就職先を探す上で大前提となるのは、ご自身の優先順位をはっきりとさせておくことです。希望条件をピックアップしておくことで、再就職先とのマッチングをスムーズに行うことができます。

例えば、「将来、子どもの学費に充てたいからしっかり稼ぎたい!」という方にとっては給料の安定した正社員で働く方がよいと言えます。
反対に、「少しだけ家計の足しになる働き方がしたい!」という方には派遣や時短勤務など、それぞれの希望にかなった働き方ができる就業先を見つけるべきでしょう。

また、「まだ子どもが小さくてかかりきりになってしまう...」という方には在宅でお仕事ができる企業も増えていますので、ご自身の希望はどこにあるのかを明確にしておくようにしてください。

ママにとって働きやすい職場を探す!

再就職をするにあたって気を付けなくてはいけないことは、職場が働きやすい環境であるかという点です。

最近では【女性5割以上 産休・育休取得実績あり 働くママ歓迎】など、ママでも働ける環境の用意があるという点を企業もアピールしています。
その点を踏まえた求人を見つけることがママとして、家庭も仕事も両立できるポイントの一つになるでしょう。

ブランク期間こそ、上手にアピールする!

ママの再就職では、どうしてもブランクがある方が多く、そんなご自身のキャリアに不安を覚える方も少なくありません。
また、履歴書に書く際には主婦を行っていた間のことは空欄になってしまうため、面接で聞かれたらどうしたらいいのか、とママたちが必ず悩む点でもあります。

しかし、このブランク期間こそ自身を知ってもらうきっかけにできるのです。
例えば、子育てしながらPTAや地域の行事などを行っていた場合、そこで学んだことや取り組んできたことを話すのも良いでしょう。

自分らしさをアピールできるようにし、主婦としての経験をプラスにさせることを忘れずにいてください。

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家庭と仕事の両立のために押さえておく、ポイントとは?

再就職を果たした後、意識しておきたいことがいくつかあります。
その一つはこれまでと同じような時間のやりくりはできないということです。
働きに出ると、どうしても時間に追われる瞬間が多くなります。しかし、忙しいからといって育児も蔑ろにできないところが主婦にとっては難しい点だと思います。

主婦として、働くママとして、全てをしっかりやらなくてはいけないという発想は、ご自身を追い詰めてしまいます。
ですから、再就職をしてからは仕事と育児のバランスを取り、時には時短の家電を使うなどの工夫や、自治体のサービスなどを大いに利用し、これまでとは違う視点で子育てをしていくことが大切になってくるのです。

家族に頼る重要性

ワンオペでの育児や、一人で家庭のことを行いながら働くことは大変なことでしょう。いくら就職先が働きやすくても、仕事をしていく上で一人の力には限界があります。

そこで、夫や家族に頼れることは頼りましょう。責任感があり、仕事もできるママの多くは何でも自分でこなそうとしてしまいます。
何でも完璧を目指そうとせず、自分を労わりながら周りにも協力をしてもらうことで、より健康的に働き続けることができるでしょう。

子どもと過ごす時間の「質」を大切に

働きに出たことによって子どもと関わる時間が少なくなってしまうと、心配される方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは専業主婦だった頃とは発想を変えて、より密度のある時間を過ごすように意識しましょう。

中には、働きに出たことで子どもとほどよい距離感ができ、イライラすることもなくなったという方もいます。
子どもと向き合える時間はしっかり向き合うようにすることによって、仕事や生活にもメリハリが生まれてくるでしょう。

まとめ

ママにとって制度も充実してきた近年は、まさに再就職しやすい時代でしょう。
家族に協力を求めながら、ご自身の力を社会に活かしていくワーキングママは子どもにとってもかっこいいお母さん像かもしれませんね。

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