トラック運転手は稼げる?仕事内容や年収をご紹介!
- 働き方を選ぶ
- 公開日:2022年4月18日
運送業の要として、人々の生活を支えるトラック運転手。今回は、トラック運転手の仕事内容から、皆さんが気になる年収、さらには気をつけるべきポイントまで詳しくご紹介していきます。
トラック運転手の仕事内容
トラック運転手とは、その名の通り小型から大型のトラックを運転し、荷物の運搬業務を行う仕事です。
所属する企業によって扱う荷物も異なり、企業所属であれば自社商品を、運送業であれば取引先の商品を、宅配業であればお客様の荷物を、引っ越し会社であれば家具など、扱う荷物は多数あり、所属先によって求められる仕事内容もさまざまであるのが特徴です。
集荷
宅配業などでは特に、荷物を受け取りに行く業務が発生します。
お客様の荷物を預かった時点で、その荷物が紛失、損壊することが無いよう気をつけて作業を行う必要があります。
引っ越し会社の場合は特に、運送する荷物の確認は必須です。後々トラブルが無いよう、集荷の時点でしっかり確認しましょう。
荷積み・荷下ろし
当然のことながら、トラック運転手と言っても運転だけすればいい訳ではありません。
荷積み、荷下ろし、どちらにしても荷物を傷つけることが無いよう、気を使いながら行います。
所属企業によって、野菜などの食品からお客様の家具まで、さまざまな荷物を運搬します。
荷物を傷つけることは、信用問題につながりますので充分注意して行いましょう。
配送・配達
荷積みが終われば配送・配達です。
長距離輸送や担当エリアのルート配送など所属企業によって運転時間は異なりますが、仕事の中で最も多くを占めるのがこの業務となります。
交通事故等に注意して安全運転に努めることが必要となってくるでしょう。
その他
所属企業によっては荷物の梱包作業や伝票作成なども業務に含まれます。
トラック運転手に必要な資格
大型のトラックを運転する場合、大型自動車運転免許が必要となります。
長距離輸送トラックで使用するトラックは概ね大型です。
一方、最大積載量が2.0トンの小型トラックであれば、普通自動車を運転するために取得する普通自動車第一種免許でも運転することができます。
俗に言う「軽トラ」や町中のルート配送で使用されるトラックがこれにあたります。自分のやりたい仕事や、所持している免許に応じて就職先を決めましょう。
また、人の力で持ち運ぶことが難しい荷物を積み込む際は、フォークリフトを使用する場面が多々あります。
そのため、職場によっては「フォークリフト運転技能講習修了証」、あるいは灯油・ガソリン、ガス、薬品などの運搬をするための「危険物取扱者」などの別資格が必要なこともあります。
企業によって運搬する荷物はさまざまですので、転職する際にはどのような資格が必要とされているかをチェックしておきましょう。
トラック運転手の気になる年収は?
厚生労働省が発表した「賃金構造基本統計調査」によると、令和2年の大型トラック運転者の平均年収は約454万円。中小型トラック運転者の平均年収は約419万円となっています。
勤務先や経験によって大きな差がある可能性もあります。
トラック運転手に向いている人、向いていない人
ここまでトラック運転手の仕事内容や年収について触れてきましたが、実際にはどのようなタイプの人がトラック運転手として上手くやっていけるのか、お伝えしていきます。
向いている人:運転が好きな人
当然のことながら、トラック運転手としてのメイン業務は「運転」です。
運転が好きな人や、車が好きな人は楽しみながら仕事をすることができるでしょう。
向いている人:個人プレーが合っている人
トラック運転手は基本的に個人業務。
お客様との関わりはありますが、上司や部下、先輩などに気を使う、というような場面は発生しにくい職業です。
個人で働く方が性にあっている人は向いているでしょう。
向いている人:体力仕事をしてきた人
運転がメインの仕事ですので、基本的に座りっぱなしになります。
その上で事故などにも注意し、集中力も必要となってくるため、体力仕事をしてきた人はトラック運転手になってもさほど苦痛を感じることなく業務にあたることができるでしょう。
向いていない人:大雑把な人
荷物を損壊、紛失させてしまえば信用問題ともなるので、荷物を大雑把に扱ってしまう人は向いていないでしょう。
また、お客様の荷物をお預かりしている以上、安全運転を心がけることは必須と言えます。乱暴な運転をしてしまう人は向いていません。
向いていない人:変化がほしい人
基本的に、同じ作業の繰り返しとなります。
なにかしらの刺激が欲しい、変わった仕事がしたい、という方には物足りなく感じてしまうでしょう。
会社選びの際、気をつけるポイント
現在、情勢の変化もあって運送業はニーズが高まっていく一方です。そのためトラック運転手のニーズも多く、求人も多数出ています。
その中で、適切な会社を選ぶ際のポイントをご紹介していきます。
労働時間や残業代はしっかりしているか
長距離ドライバーの場合は特に、労働時間があいまいになりやすいもの。
国も長時間労働の是正に動いていますが、まずは自分でどれくらいの勤務時間になるのか、残業代は固定残業代だったとしてもきちんと出るのか、などしっかりとチェックしておきましょう。
事故の際の対応はしっかりしているか
安全運転に気をつけていたとは言え、事故というものはいつ発生するか分からないもの。
就職の際にはぜひ、乗車するトラックにドライブレコーダーが搭載されているかどうか、責任の所在はどうなるのかは確かめておいた方が良いでしょう。
事故に遭った際のトラブル対処法がしっかりしている会社を選択した方が自分のためと言えます。
さまざまな会社と比較する
前述したように、トラック運転手の長時間労働是正に国が動き出していることもあって、企業も福利厚生や給料の見直しなどの動きが活発になっています。
そのため1社だけ見るのではなく、複数の会社を比較して、自分に合った企業を探すことが重要となってくるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はトラックの運転手の仕事内容から、皆さんが気になる年収、さらには気をつけるべきポイントまで詳しくご紹介してきました。
前述したようにトラック運転手の求人は多数存在します。
未経験歓迎の求人も多く、普通免許からでもチャレンジすることができるため、ミドルシニア世代でも始めやすい仕事と言えるでしょう。