子育てと仕事の両立で疲れた時の対処法は?

  • ライフプラン・人生設計

子育て、家事に仕事。これまでは全部こなせていても、40代に入ると仕事の責任が増えたり、子供の進学が気になってきたり、新たなストレス要因も増えてきます。抱えた悩みに疲れきってしまう前に、心と体のバランスを上手く整え、ストレスを上手く乗り越える方法をご紹介します。

子育てと仕事の両立、疲れてしまった時は?

まずは、「疲れるのが当たり前」と考えよう!

家事に育児、そのうえに仕事もしているワーママであれば、毎日休む時間もなく限界まで頑張っている方も多いことでしょう。体力があった20代、生活が落ち着いてきた30代に比べて、40代になると、毎日疲れが取れづらいと感じたり、体調が悪くなることもあるでしょう。そんな「疲れた」「つらい」と感じる瞬間、「こんなことではダメだ」と無理に自分を奮い立たせてはいませんか。家族のためにと頑張りすぎて、体調を崩してしまっては、元も子もありません。疲れるのは当たり前。ときには自分をいたわってあげましょう。

おすすめのストレス解消法

もう疲れが限界で、毎日がしんどい...、というワーママのためのストレス解消法をご紹介します。

ときには手抜きも重要!

家事は日常のことなので、ともすれば「やってて当たり前」と思われてしまうことも。何でもきちんとやりたい真面目なワーママほど、「報われなくて辛い」と感じてしまう要因になりがちです。そんな時は、気軽な気持ちで「手抜き」をしましょう。

手を抜くことに後ろめたさを感じてしまう方もいるかもしれませんが、たまに手抜きをすることは、「さぼっている」とは違います。「手抜き」は「上手く時間を使うこと」と理解すれば、罪悪感など感じることはありません。時間がないときは、買ったお惣菜で夕飯を済ませても、意外に子供はいつもと違う味に喜ぶもの。たまには外食だって、気分が変わって楽しいものです。

限られた時間でも工夫次第で楽しめる!

自分のことよりも、家族のことを優先してしまうのが母親というもの。とはいえ、「お母さん」にも自分の時間があって当然だし、家族と一緒に楽しみながらリフレッシュできる方法もあります。

休日は家で過ごしたい派

部屋を少し暗くして、映画館の雰囲気を出しながらDVDなどを鑑賞するのもオススメです。家族全員が見れる内容であれば一緒に楽しめますし、子供中心のものであればこっそり寝てしまうという裏技もあります(笑)。

休日はお出かけしたい派

近くの公園はいつも行ってる。人混みは避けたい。それならば、人の少ない海岸や緑地など、自然の中で過ごすのがお手軽なストレス解消法です。敷物を持って、簡単なお弁当を持って出かければ、プチ遠足の始まりです。スマホの代わりに、昔読んだ文庫などをお供にしてみるのもオススメです。ご飯を食べて帰れば、家に着いて夕飯を作る必要もありません。

疲れを根元からなくす方法とは?

自分の負担を軽減しよう!

疲れた時のリフレッシュ方法をご紹介しましたが、そもそも疲れてしまう原因は何なのでしょう。

食事ひとつとっても、献立を考えて買い物して、時間までに調理するという作業を毎日2〜3回するという重労働。食事を支度しながら、洗濯物をして、子供の相手もしてと、一人でいくつもの家事を担当しつつ、仕事もこなす。それが毎日続いていくのですから、ひとりで抱え込んでしまえば、忙しいのも当然です。疲れ果ててしまう前に、家族に協力してもらってはいかがですか。

家族に協力を仰ぐときのポイント

中には「自分ひとりでやったほうが早いし、上手くできる」というワーママもいるでしょう。実際、家事に慣れているお母さんのほうが早いし、夫や子どもに指示を出しても上手くやってくれないと、かえってイライラしてしまうということもあるかもしれません。

しかし、最初は誰でも上手くいかないもの。一緒に家事をすることで会話も増えるし、うまくいけばその後自由な時間も手に入るのですから、ここは根気よく教えてあげてください。夫に家事と仕事を両立するのは大変なことなんだと、体感してもらういい機会。子どもにとっては、自立に繋がるいい機会となります。

注意したいのは、手伝ってくれた家事が完璧ではなかった場合でも、相手に「感謝の気持ち」を持ち、それを伝えること。それがモチベーションを引き出し、次の手伝いにつながります。やりがちなのは、夫や子どもがせっかく皿洗いを手伝ってくれたのに、すぐそばでお母さんが皿を洗いなおす。これを見たら、次に手伝おうという気にはならないですよね。手伝う側のモチベーションを落とさない配慮をし、感謝の気持ちを伝えることが、家事分担を継続するポイントになります。

こちらの記事も参考になります
働くママが子供との時間で気をつけていることは?

年齢からくる疲れの対処法は?

ストレスが強いほど、体が「きつい」と感じる疲労感も強くなります。年代によってストレスの要因は変化しますが、今までストレスと感じていた「仕事」「人間関係」「家事」「自分の時間がない」「子供」「夫」などの要素に加え、40代以降になると「親の介護」「健康の不調」が加わることが、心と体の疲労と不調に関係しているようです。

50代になっても体の疲労は残りますが、精神的疲労は少なくなるというデータ※もあります。40代を上手く乗り切れば、だんだん楽になっていくと考えれば、もう少し頑張る気力が戻りますよね。

では、ストレス解消法はどんなものがあるのでしょう。アンケート結果によると、自分が夢中になることを見つけるといいようです。好きなテレビ番組を見たり、友人とおしゃべりしたり、またスポーツクラブで汗を流したり、ヨガをしたりして体を動かすのもリフレッシュには良いですね。疲れたと感じたら、無理をせずに気晴らしをすることで、心と体のバランスを取りましょう。

※データ元:40~50代女性の「疲れ」と解消法(花王株式会社 生活者研究センター)
http://www.kao.co.jp/content/dam/sites/kao/www-kao-co-jp/lifei/report/pdf/20.pdf

まとめ:一人で抱え込まずに、家事も仕事も自分のペースで

家庭と仕事の両立は簡単なことではありません。年齢を重ねていけば、また新しい問題に頭を悩ませるでしょうし、仕事も社会的な責任が重くなって辛い、しんどいと感じて当たり前なのです。

でも、気持ちの持ち方でその疲労感を軽くすることはできます。毎日の疲労感をうまくコントロールするには、疲れたら無理をしないで、自分の自由になる時間、自分を解放できる時間を作りましょう。そのためには、家族や友人に協力してもらうこともあるでしょう。それはサボりでも開き直りでもありません。

自分ひとりで抱え込まず、自分を労ること。「これが自分のペース」というものをまずは自分自身で認めて、無理をしないことを心がけるのが、家事と仕事を両立させるポイントなのです。

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