仕事と子育ての両立は難しい!? ワーママが知っておきたい両立10のコツ

  • ちょっと得する知識

仕事と子育てという、全く違う領域のものを両立させるのはとても大変なこと。予期せぬハプニングもしばしばで、両立の難しさを感じているママも多いのではないでしょうか。でも、ちょっとした工夫で両立がラクになる方法があるのです。

仕事と子育ての両立、コツはあるの?

限りある時間で仕事と子育てを行うためには、時間管理を工夫したり、周囲からのヘルプを受けることが大切。具体的なスケジュールを参考にしながら、うまく毎日を乗り切るコツを探っていきましょう。

仕事と子育てを両立するには?

仕事をしながら子育てもこなすワーキングママは、毎日どのようなスケジュールで動いているのでしょうか。一例をご紹介します。

<パートタイムの場合>

・勤務時間...午前中のみ
・家族...夫、子ども(小学生、幼稚園)

6:00 起床、朝食とお弁当の用意、
6:30 子どもと夫を起こす
7:00 朝食。洗濯機をまわす。洗濯物を干す。
8:00 小学生の子どもが登校。朝食の後片付け、夫が出勤
8:30 幼稚園に送っていく。そのまま勤務先へ
9:00~12:30 勤務
13:00 帰宅。昼食をとる。軽く掃除。
14:00 幼稚園の子どものお迎え
15:00 小学生の子ども帰宅。おやつ。夕食の下ごしらえ
16:00~17:30 子どもたち習い事(曜日によって異なる)
18:00 夕食のしたく。子どもたちは宿題
19:00 夕食。夕食の後片付け
20:00~21:00 入浴、子どもたち就寝
21:00~22:00 残った家事をこなす(朝食・お弁当の下ごしらえ、アイロンかけ)
23:00~24:00 自由時間。就寝


<フルタイムの場合>

・勤務時間...9:00~17:00
・家族...夫、子ども(保育園、小学生)

6:00 起床、朝食の用意
6:30 子どもと夫を起こす
7:00 朝食。洗濯機をまわす。洗濯物を干す
7:45 小学生の子どもが登校。自分の身じたく
8:00 保育園に送っていく。そのまま勤務先へ
9:00~17:00 勤務
17:30 勤務先から保育園に直行し、お迎え(小学生の子どもは学童保育で17:00に帰宅)
18:00 帰宅、子どもたち入浴、夕食のしたく
19:00 夕食。夕食の後片付け
20:00 子どもの宿題を見る
21:00 子どもたち就寝 その後、入浴
22:00 残った家事をこなす(洗濯物をたたむ、朝食の下ごしらえ、アイロンかけ)
23:00~24:00 自由時間。就寝

フルタイムで働きたい方への参考記事
子育てしながらフルタイムで働くことは可能? 仕事と子育てを上手く両立させるコツ

抱え込まない!周囲を味方にする両立法

前項でご紹介したように、働くママのスケジュールは日々、いっぱいいっぱい。その合間を縫って、食事作りのための買い物をしたり、習い事の送迎。日によっては、学校行事への参加などもこなさなければなりません。

子どもの熱やケガなどで突発的なお迎えが必要になったり、仕事でトラブルが発生したときは、それに応じてスケジュールを立てなおす必要もあります。

ここでママが陥りやすいのは、家事タスク消化に必死なあまり、自分ひとりで抱えこんでしまうこと。夫や子どもなどにお手伝いをお願いするより、自分ひとりでやった方が早いと思いがちですが、山積みの家事を前に「こんなに頑張っているのに」と自分を追い込んでしまうことにつながります。

さらに、「ママが全部やってくれる」と子どもや夫が思ってしまうと、ママが体調を崩してダウンしたときや、急用で出かけたときに、家庭内の家事が一気に滞ってしまうことも......。

そうならないためにも、子どもたちに積極的にお手伝いの声かけをしたり、夫に保育園などの送迎をお願いするなど、協力体制を作っておくことが大切です。

さらに、事前に家族間のスケジュールを共有しておくことができれば、「今日は早上がりだから、夫が保育園のお迎え」など頼んでおくこともできます。

これで解決!仕事と子育て両立10のコツ

タイムスケジュールを見ると、こなすことがいっぱいでどう時間をやりくりしていいのかわからないという人もいるはず。でも、うまく両立している人にはいくつかの共通点があります。今回は育児と仕事の両方に奮闘するママたちが行っている両立の工夫についてご紹介します。

料理や買い物は「時短」を意識する

会社から帰宅途中や、子どもの送迎のついでに食材などの買い物を済ませるという方法もありますが、店舗で買い物をすると時間もかかりがち。買い物は、ネットスーパーや食材宅配サービスなどをうまく活用すれば、時間を有効活用できます。あらかじめ夕食用の素材が下ごしらえされたキットを使えば、食事を作る時間も短縮できます。

家事にかかる労力を減らす

炊事や掃除の負担を軽くする家電などを活用するのもおすすめです。夕食後、食器洗い乾燥機をセットしておけば、入浴中に機械が洗い物をしてくれます。洗濯~乾燥までしてくれる衣類乾燥機を使えば、干す手間も不要。留守中に部屋の掃除をしてくれるロボット掃除機も、強い家事短縮アイテムになりそうですね。

ワーママ向けの地域のサポートも活用

子どもの送り迎えをしてくれる「ファミリーサポート」制度を整備している自治体もあります。勤務時間の調整がつかず、お迎えが間に合わないときのために登録しておくと安心です。

ファミリーサポート制度の詳細はこちら

「時間の長さ」より「質」で子どもと向き合う

子どもと過ごす時間が短いことに罪悪感を覚えるワーママも多いかもしれませんが、「量より質」と考え方を変えることも大切。長時間一緒ではなくても、大好きなママと一緒に過ごす楽しいひとときは、子どもにもエネルギーを与えてくれるはずです。ネットスーパーの利用などで生まれた時間を使い、子どもと公園で遊んだり、入浴中のスキンシップ、就寝前の絵本タイムなど、出来る範囲でいろいろ試してみてはいかがでしょうか。

考え方を柔軟に

「食事は手作りであるべき」「掃除は毎日行うべき」など、「〇〇すべき」でがんじがらめになってはいませんか? 「〇〇すべき」が多いと視野が狭くなり、自分を追い詰めてしまいがちです。子育てと仕事を両立のためには思い切っていくつかの「〇〇すべき」を捨てて、考えを柔軟に保つことも大切です。

家族を自立させる

子どもや夫には、自分でできることは自分で行うような意識づけもしていきましょう。翌日の天気予報を見て、次の日に着る洋服を自分で選んで枕元に用意させるだけでも、朝のゆとりが違うはずです。

サービスや市販品などを使う「罪悪感」を持たない

時間の有効利用のために使うとはいえ、夕食にスーパーで惣菜を購入したり、時短のための家電を使用することを"手抜き"であると罪悪感を持つこともあるかもしれません。手抜きではなく、今の自分に、そして家族との時間のために必要なことだと割り切りましょう。

アプリを活用する

時間の有効利用を手助けしてくれるスマホアプリも積極的に活用しましょう。家族間のスケジュールを共有できるものや、一週間分の夕食の献立を考えてくれるものなど、さまざまなアプリがリリースされています。

「ながら作業」を取り入れる

簡単な掃除は、「ながら作業」がおすすめです。洗面所で歯磨きをしながら、粘着式ローラーで落ちた髪の毛を取ったり、入浴のついでに風呂掃除をしたりなど、負担にならない程度に「ながら作業」を取り入れるといいでしょう。

朝方にシフトする

フルタイムで働くママの場合、帰宅後すぐの夕食作りから始まり、入浴、寝かしつけまであっという間。朝、少し早めに起きてさまざまな家事をこなしておくと、帰宅したあとも、気持ちにゆとりを持って家事に取り組むことができます。朝食やお弁当づくりのついでに、夕食用の野菜や肉などをカットしておいたり、カレーなどの素材を煮込んでおくなど、下ごしらえをしておくのがおすすめです。ただし、働くママにとって睡眠時間はとても大切。体調を考えて、無理ない範囲の早起きを心がけましょう。

職場側で工夫できることも

働く女性に優しい制度を設けた企業が増えたことに加え、共働き世帯も増加しているため、「子育てと仕事の両立」に理解がある人が多くなっています。それでも、子どもの急な病気などで早退や休まなくてはならなかった時、一部の人から理解を得られなかったり、後ろめたさを感じて自己嫌悪に陥るママもいるようです。

そのためにも、日頃から職場の人間関係に気を配り、コミュニケーションをとっておくようにしましょう。自分の状況を理解してくれる上司の存在や、同じ子育て真っ最中の同僚が大きな力となってくれるはずです。お互い様の気持ちで、困ったときは助け合う気持ちを大切にしたいものですね。

また、「子育て中の時短勤務」「時間外労働の免除」などの制度を積極的に利用し、子育て中の一定期間は仕事形態を変えてもいいでしょう。

時短勤務制度の詳細はこちら

時間外労働の免除に関する制度の詳細はこちら

まとめ:「○○すべき」を捨てて、がんばりすぎないことがポイント

子育てと仕事を両立するために大切なのは「がんばりすぎないこと」ではないでしょうか。完璧を目指さず、「〇〇すべき」を捨て、頼れる人・サービス・グッズに頼るのが、うまく乗り切るコツと言えそうです。

ちょっとの工夫で生まれたゆとりの時間を、子どもと過ごす時間にあてるほか、自分をいたわる時間に使ってもいいですね。そこから生まれたママの笑顔で、子どもも元気になれるはずですよ。

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