退職後の生活のあり方を考えて、イキイキと過ごそう
- ライフプラン・人生設計
- 公開日:2017年10月 1日
これまで長く過ごしてきた仕事人生から晴れて卒業した後は、毎日の生活のあり方などについて計画的に考えていくことが大切です。そこで今回は、これからの人生を楽しく過ごすために心がけることを中心にご紹介します。
楽しみよりも不安が大きい?退職後に考慮すべきこととは
長年仕事一筋でがんばってきた人が退職すると、時間にもゆとりができます。「退職後にはチャレンジしてみたいことがたくさんある」という意欲があふれる人も多いことでしょう。退職後の生活に楽しみがあるということは、生活の質の向上にもつながります。
しかし、退職後の生活に関しては「楽しみよりも不安の方が大きい」と感じている人もいます。それでは、不安を感じている人は、どのような事柄に対して不安を抱いているのでしょうか?
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まず健康面に対する不安
若いころは元気で風邪ひとつひいたことがないという人でも、年を重ねるごとに足腰が弱くなったり、病気にかかってしまったりすることは、だれにでも起こりえることです。健康面に対する不安や心配は、シニア世代ならではの悩みといえるでしょう。だからといって、退職後「特に何もすることがない」と言って家に引きこもってしまうのは、好ましいことではありません。例えば「1日に1回は外の空気を吸う」など、目標を決めて出かけるように心がけ、体力や健康の維持に努めましょう。
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次は、貯蓄・退職金・年金に関する不安
新聞やテレビなどで、受給する年金が少ない旨のニュースは定期的に取り上げられています。退職金も十分もらえず貯蓄も少ない状況だったとしたら、これから先の支出がどれぐらいになるか想像できないため、不安ばかりが増幅しがちです。さらに年金額も少ないとなると、退職後の生活が心配となっても仕方ありません。限られた中で、楽しく生活していけるような工夫をすることが求められます。
生活にメリハリが出る!今後の計画を立てよう
健康面やお金に関することなど、シニア世代には様々な不安がありますが、一度冷静になって今後の計画を立ててみることをおすすめします。
まず支出のシミュレーションを立てると良いでしょう。退職するまでは「家計のことは妻に任せきり」という男性も多かったかもしれませんが、支出のことにまったく興味がなかった人でも、退職後は週単位・月単位でどのくらいの支出があるのかを知っておくことが大切です。数字に強いという人であれば、支出の項目をあげてそれぞれ数値化し、明らかに無駄な支出は控えるように心がけましょう。
また1日のタイムスケジュールを立てて計画的に行動してみるのもおすすめです。
退職後に特にすることがないと、1日何もせずに過ごしてしまいがちですが、自分がやりたいことや興味があることを見つけて取り組んでいくと、毎日が楽しくなりますし、人間関係も広がっていきます。目標や目的を持って毎日を過ごすことは刺激を生み出し、人間を老いからも遠ざけてくれる可能性を高めます。
退職後の生活には様々な不安はつきものですが、一つひとつの不安の種に向き合うことで、不安が少しずつ軽減され、今後の人生の歩み方が少しずつ見えてくる可能性があります。支出についてはあまり無理をせず、少々ゆとりのある計画を立てることが長続きのポイントです。
時間をコントロールしよう!おすすめ3選
時間を上手くコントロールしていくためには「やりたいこと」を決めて、自発的に実行することが大切です。退職後におすすめしたいことを3つご紹介します。
1つ目 趣味を持つこと
「仕事をしている間は毎日忙しく、趣味を楽しむ時間がなかった」という人はたくさんいます。退職後の生活で時間にゆとりができるのであれば、趣味に時間を使ってみても良いでしょう。1度きりで終わってしまうような趣味ではなく、継続可能な趣味がおすすめです。音楽やスポーツ、陶芸、手芸、園芸、料理などの趣味は、ある程度年齢を重ねたとしても十分に楽しむことができます。ひとりきりで楽しむ趣味も素敵ですが、グループで行うことができるような趣味だと、新たな人間関係を築くこともできます。
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2つ目 資産運用をしてみること
貯蓄や退職金など限られた資産を有効に活用するため、資産運用を行うこともひとつの手段です。自分の財産に直結するため、自然と経済情勢などを気にかけるようになり、幅広い情報に積極的に触れるというメリットもあります。もちろん財産が減るというリスクを伴うため、インターネットで調べて我流で行う手段もありますが、一度専門知識を持った人のアドバイスを得てから進めるのが安全といえます。
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3つ目 生活に見合った仕事を見つけること
退職後もできる範囲の仕事を行うことは、時間をコントロールするのに役立ちます。無理のない範囲で仕事をするのは日々の刺激にもなるでしょう。退職後の時間をコントロールするためには自発的に実行することが鍵となります。朝早く起きてしまい時間を持て余す、ということであれば早朝から始まる仕事に就く、という選択肢もあります。やりたいことを見つけて積極的にチャレンジしてみましょう。
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計画を立てることで、憂いをなくそう
退職後の生活については、きちんと計画を立てて生活をしていくことが、憂いをなくすことにつながります。健康や貯蓄など、老後特有の様々なことが心配されますが、切り詰めてばかりの生活では「楽しい生活」とは言えません。家に引きこもってばかりいるのではなく、外出をしたり趣味を楽しんだり、友人と会ったりすることも必要です。まずは今後の計画について具体的にシミュレーションを行い、1日のタイムスケジュールを立てることから始めてみることをおすすめします。