ミドルの職種 大辞典

調理スタッフ

調理をはじめとする厨房作業全般を担当

調理スタッフ

よくある募集雇用形態

  • 正社員
  • 契約社員
  • アルバイト
  • パート
  • 派遣社員

若年層との競争率

低め
1 2 3 4 5
高め

活かせる経験・スキル

食や調理に関する知識 調理の経験、技術 コミュニケーション力

調理スタッフについて

仕事内容

レストランや居酒屋、カフェやファーストフード店など様々な業態があり、提供する料理も厨房のスタイルもまちまちですが、それらの飲食店で調理を行うのが主な仕事です。具体的には、材料の下ごしらえ、調理、盛り付け、使用後の食器・調理器具の洗浄、厨房の片付けや清掃などがありますが、それぞれ担当を決めて作業を行う場合が多いようです。下ごしらえや調理の手順、器具の扱い方など、ほとんどの場合は業務マニュアルがあり、それに沿って作業します。

仕事につくには

調理師免許を保有していたり、飲食店での調理経験があると採用には有利ですが、業務マニュアルが確立している場合が多いので、未経験の人であっても比較的働きやすい職種と言えます。また、年齢的な制限も特にないので、作ることが好きであれば、どんな人でも活躍できる可能性があります。厨房スタッフと協働することはもちろん、接客スタッフとやり取りをする機会もあるので、現場が円滑に回るようなフレキシブルな対応、コミュニケーションができる人が向いています。

仕事のやりがい

自分が作った料理をお客様が「おいしい」と言ってくれたり、笑顔で「ごちそうさま」と言ってくれたりする時に、調理スタッフとしてのやりがいを感じることができるでしょう。また、調理そのものが好きでやりがいを感じる人の場合は、仕事を通して新しい料理や調理方法を知ったり、調理技術が磨かれることも魅力と言えます。調理の腕前やセンスが上がり、まわりのスタッフにも信頼されるようになると、調理現場のリーダーや責任者への道も開け、他店からのスカウトや独立といった将来の可能性にもつながります。

給与について

調理スタッフの
初年度年収目安
103万円 〜 307万円
調理スタッフの
昇給の期待値

まずは、さまざまな業務マニュアルを覚え、ひと通りの作業に慣れる必要がありますが、経験を積む中で技術やスピード、効率が上がり、任される作業が増えていけば、それに伴って給与アップが見込めます。新しいメニューの企画を考えたり、開発を手掛けたり、食材の在庫管理や厨房の保全管理を行うなど、調理現場のリーダーや責任者のサポートをできるようになれば、さらに給与アップの可能性が広がるでしょう。
また飲食業界では、パート・アルバイトで働き始めた人でも、仕事ぶりや経験が評価されて社員登用されるケースが多くあり、そこからさらに昇格の可能性もあります。そのため、そういったステップアップにより給与アップを目指すという選択肢もあります。

ワークライフバランスのポイント

できるだけ効率的にスピーディーに仕事をこなす能力は求められますが、シフト制によって勤務時間がきちんと決められているので残業をするケースはまれです。また、店舗の営業形態によっては日中だけでなく、早朝、深夜、休日など幅広い時間帯から選んでシフトに入ることもできるため、自分のライフスタイルや希望する給与額に応じた働き方がしやすいでしょう。