ミドルの職種 大辞典

講師・インストラクター

生徒の能力を引き出し、可能性を広げる

講師・インストラクター

よくある募集雇用形態

  • 正社員
  • 契約社員
  • アルバイト
  • パート
  • 派遣社員

若年層との競争率

低め
1 2 3 4 5
高め

活かせる経験・スキル

人を教育するスキル 自分の得意科目、専門分野 コミュニケーション能力

講師・インストラクターについて

仕事内容

小・中・高校生の学習指導を行う塾講師や家庭教師、大学受験のために高校生や高卒生を対象とする予備校で各教科の講義を行う予備校講師。さらに社会人向けにカルチャーセンターなどで自分の専門・得意分野を教える講師もいます。どの職種でも共通していえるのが、自分の知識を伝えることで生徒の持っている可能性を広げるというところです。家庭教師のようにマンツーマンで教えるところから、大人数の教室で教える予備校など、規模はさまざまです。

仕事につくには

塾講師や予備校講師になるには特に資格は要りませんが、教員免許を持っていると歓迎されることが多いです。採用する際に試験を行っているところもあります。一方、社会人を対象とした専門分野の講師では、学歴よりも専門分野にいかに精通しているかがポイントとなります。たとえば、パソコンのインストラクターであれば、大学卒業よりも専門学校で学んだ人の方が有利な場合もあります。

仕事のやりがい

課題の理解を深めるよう導き、生徒の能力をアップさせることが、講師にとって大きなやりがいです。塾講師なら、生徒の成績が向上したとき、テストの成績が良かったときに、喜びを感じるでしょう。予備校講師の場合は、受験に合格し生徒が望む学校に入れたときが、自分の仕事が報われたと思う瞬間でしょう。日々の中でも、生徒が成長したと感じられたとき、保護者から感謝されたときなどに、やりがいを感じるときがあるでしょう。

給与について

講師・インストラクターの
初年度年収目安
103万円 〜 212万円
講師・インストラクターの
昇給の期待値

塾講師や予備校講師は正社員の登用もありますが、アルバイトなどの非正規雇用も多い職種です。アルバイトや非常勤講師でも、一般的に時給が高めに設定されています。安定した収入を望むなら、正社員を目指すと役職に応じた昇級も見込めるでしょう。まずはアルバイトから始めて、教室長などの管理職へとスキルアップするという手段もあります。有名予備校の人気講師になると、一般企業のサラリーマンと比べると高収入を得られる可能性もあります。その他、各種インストラクターや講師は、それぞれの専門分野やスキルによって賃金は異なります。人によって年収にかなり幅がありますが、それだけに可能性を秘めている仕事といえるでしょう。

ワークライフバランスのポイント

塾講師の場合、主に少人数のクラスで学校の授業のサポートを行います。比較的、正社員の登用も多く、安定した待遇を望む人には合っているかもしれません。また将来的に独立・開業を目指す人も多くいます。予備校講師の場合は受験に特化したプロとして、短時間の非正規雇用でも高収入を目指すことが可能。どんなワークライフを望んでいるか、教育理念を持っているかで、働き方も変わってくるでしょう。