60代からの働き方は"ちょうどいい"が正解!無理なく続ける仕事との向き合い方

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「まだ働きたいけれど、若い頃のような働き方は難しい」。そんな思いを抱える60代の方も多いのではないでしょうか。年金だけでは将来が不安という気持ちがある一方で、無理をして健康を損なってしまっては本末転倒です。そこで大切になるのが、自分の体力や生活リズムに合った“ちょうどいい”働き方。収入を得ながら社会とのつながりを持ち、自分らしい毎日を送ることにもつながります。この記事では、60代から無理なく続けられる働き方の考え方や仕事選びのポイントをご紹介します。

フルタイムで働くのが体力的に難しくなったら

若いころと同じようにフルタイムで働くのが、体力的にも精神的にも辛くなってくる60代。それでも、老後の資金や物価高のことを考えずにはいられないこのご時世だからこそ、まったく働かないことにも不安を感じてしまう瞬間もあるでしょう。

老後を見据え、生活費や医療費、そして予期せぬ出費を考えてみると「年金だけでは不安が大きい」と思っている方は、決して少なくありません。それに伴い、シニア世代の就業率も年々上昇しています。近年は65~69歳の就業率も高い水準で推移しており、定年後も働き続ける人が増えています。

仕事は収入源であると同時に、生活リズムを整えたり、毎日にメリハリを与えてくれたりする重要な要素でもあります。働くことで自然と歩いたり動いたりできるため、健康づくりの一環として仕事をする人も増えているのです。

また、仕事をすると人との関わりが生まれます。退職後、人付き合いが減ってしまうと、孤立感や無気力から鬱を発症してしまうシニア世代も。そのため、仕事仲間との会話や職場で誰かに必要とされる実感は、心身の健康には欠かせません。

このように、働くことはお金の面だけではなく、私たちの精神や体力にも良い作用をもたらしてくれるのです。

※データ元:厚生労働省「令和5年簡易生命表の概況」、総務省「労働力調査(基本集計)」

60代からの働き方の合言葉は、「無理をしない」

60代からの働き方の選択肢としてお伝えしたいのは、フルタイムではない自身に合わせた"ちょうどいい働き方"です。ちょうどいい働き方とは、身体への負担が少ないという意味だけではありません。精神的にも収入的にも「無理することはなく、マイペースに働く」ということです。

そのため、収入を得るという面でも、体を動かす上でも、社会との繋がりを構築する意味でも、「働きたいけれど、無理はしたくない」と考える60代にとって"ちょうどいい"働き方は非常にぴったりと言えるでしょう。

60代からの"ちょうどいい"働き方とは?

"ちょうどいい"働き方をするためには、どのような観点で仕事を選べばよいのでしょうか。

生活リズムに合うかどうか

60代からの仕事選びで大切にしたいことは、自身の生活リズムに合っているかどうかです。早起きして朝だけ働く、昼間の4時間だけ働く、午後から出勤して働くなど、自身の生活リズムに沿った仕事選びが大切になります。

得たい収入が確保できているか

フルタイムほどの収入は難しいものの、年金にプラスして一定額の収入を得られることは、仕事選びでも重要視したい点です。想定する「このくらいは稼ぎたい」という金額に見合っているかを考えておくのも"ちょうどいい"働き方をする上では重要な観点です。

人とコミュニケーションを持てるか

60代の仕事選びで大切にしてほしい点は、人とコミュニケーションが取れる職場かどうかです。1人で仕事をしたい方は別にして、なるべく人とのコミュニケーションを取れる仕事も検討してみましょう。仕事仲間との交流は、精神面の健康にも良い影響や作用があります。

60代から働くためには、バランスを意識する

これまで見てきたように、60代では生活と収入のバランスをきちんと保つことが必要になります。"ちょうどいい"働き方として短時間勤務を選択した場合、フルタイムより収入が少なくなるのは当然です。

それでも、「もっと稼ぎたい」という場合は、週あたりの勤務日数や時間を増やす必要がありますが、無理をしすぎると働くこと自体が嫌になってしまう場合もありますから注意が必要です。

また、短時間とはいえ、立ち仕事がメインだったり、動き回ったりと重労働の環境もあります。そのため、短時間勤務でも業務の内容にまで気を配る必要があるでしょう。

たとえ、"ちょうどいい"働き方でフルタイムよりは収入が得られないとしても、大切なのは5万でも10万円でも手元にお金が入るということです。月5万円の収入があると仮定すれば、年間で60万円の収入増です。

老齢基礎年金の平均受給額は月5万円台とされており、月5万円ほどの収入でも家計へのプラス効果は小さくありません。

データ元:厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」

60代からの"ちょうどいい"働き方の例

"ちょうどいい"働き方の実例をご紹介します。ご自身のライフスタイルに合う働き方があるか、参考にしてみてください。

週3日勤務

【頻度】
週3日 × 1日5時間ほど

【想定月収】
約7〜10万円

【仕事内容の例】
軽作業・接客・清掃 など

【メリット】
体力的な負担が少なく続けやすいのが特徴です。また、シフト制な場合が多いため、決めた曜日で働くようにすれば生活リズムが整うだけではなく、安定した収入を確保することができます。

【向いている人】
無理なく長く働きたい人や、外に出る習慣を作りたい人におすすめです。

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短時間勤務

【頻度】
午前のみ、1日3〜4時間

【想定月収】
約5万〜8万円

【仕事内容の例】
オフィスや施設の清掃、マンション管理人、スーパーの品出し など

【メリット】
家事や趣味と両立しやすいことや、体力負担が軽いことが挙げられます。シフトの融通が利く職場であれば、今月は多めに働きたいなどの希望が叶ったり、時間が空いた時間にシフトに入れたりするなど、都合に合わせて働くことができます。

【向いている人】
規則的な生活をしたいが、自分の時間も大切にしたい方におすすめの働き方です。

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経験を活かす仕事

【頻度】
働き方は柔軟で選択制であることも

【想定月収】
スキルにより差がある

【仕事内容の例】
データ入力・電話対応・総務・経理のサポート業務 など

【メリット】
これまでの経験を活かせることが最大のメリットです。業務に慣れ親しんでいるため、新たに何かを覚えるといったストレスが少ない上に、比較的安定した収入も見込めます。

【向いている人】
過去のキャリアを活かしたいと考えている方や、人をサポートする仕事にやりがいを感じる方

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単発・週1勤務

【頻度】
単発/週1〜不定期(1日数時間〜)

【想定月収】
約3万〜8万円(回数に応じて変動)

【仕事内容の例】
試験監督、軽作業(仕分け・梱包)など

【メリット】
自身の予定に合わせて働けることや、未経験でも気軽に始められる点がメリットでしょう。また、人間関係でストレスを感じにくいのも特徴です。

【向いている人】
シフトに縛られず、空いた時間を活用したい方におすすめです。また、自分に向いている仕事合っている業務内容がわからない方はトライアル的に働くこともできるため、「まずはやってみよう」とハードルを低くして始めることができます。

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60代からの"ちょうどいい"働き方の見つけ方

"ちょうどいい"働き先は、どのように見つければよいのでしょうか。最近はミドルシニアやシニアに特化した求人サイトやエージェントも増えています。実際にサイトを訪れるだけでも、様々な仕事や職場があることがお分かりいただけるでしょう。

人によって仕事を選ぶ際の選択肢は様々だと思います。しかも、現代では仕事の種類が膨大にありすぎて選ぶこと自体が難しいという方も。そこで、第一ステップとしてまず、譲れない条件を挙げてみると仕事選びのヒントに繋がるでしょう。

人によって譲れない条件は異なりますが、ここでは重要視していただきたい項目を挙げておきます。

シフトの融通がきくか

 60代の働き方で重要視したいのは、柔軟に働けるかどうかです。そして、自身がどのようなペースで働きたいかを考えておきましょう。そのためにも柔軟にシフトを組める職場だと◎。週2日〜3日勤務や午前のみ、午後のみ、といったシフトが選べるかなど、自身が重視したい働き方を考えておきましょう。

負担の少ない仕事かどうか

同じ職種でも、職場によって「身体への負担」は大きく異なります。たとえば、同じ介護補助でも"入浴介助なし"がある場合と"見守り中心"の場合があります。

警備でいえば"炎天下の外で立ち続ける現場"と"屋内案内中心の現場"ではかなり身体的な負担は違います。60代では"無理なくできる範囲"を明確にしておくことが重要です。

職場の雰囲気や人間関係

長く働けるかどうかは、職場の雰囲気や人間関係も重要となります。面接時には、職場の年齢構成や雰囲気を聞いておきましょう。また、同年代の先輩がいる職場は、相談やアドバイスを気軽にもらえるだけでなく、安心して長く働けるポイントになります。

このように、譲れない条件を考えておくだけで仕事探しの軸にすることができるでしょう。老後の生活のことを考えると、沢山働いてお金を稼がないといけないと焦る方もいるかもしれませんが、健康は何よりも大切になります。

病気をしてしまっては、せっかくの一度きりの人生を楽しむこともできません。私たちはつい「なぜ働くのか」ということを忘れて、目の前のお金にとらわれて窮屈な生き方を選択してしまう時があります。

60代になれば、これまで社会で活躍してきた人や子育てという大仕事を全うした人ばかりです。そんなご自身を労いながら、無理のない"ちょうどいい"働き方を見つめていきましょう。

まとめ

60代からの働き方に必要なのは、若い頃と同じように無理をして働くことではありません。大切なのは、収入と健康、そして自分らしい暮らしのバランスを取りながら続けられる"ちょうどいい"働き方を見つけることです。

働く目的は人それぞれですが、収入を得るだけでなく、生活にメリハリが生まれたり、人とのつながりを保てたりと、多くのメリットがあります。だからこそ、「どれだけ働くか」ではなく、「どのように働くか」を意識してみましょう。

これから先も自分らしく、いきいきとした毎日を送るために。無理をせず、自分に合った"ちょうどいい"働き方を探してみてはいかがでしょうか。

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