ボーナスを味方にする!50代からの賢い資産形成と家計見直し術

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定年が近づく50代、多くの人が老後のお金に不安を抱えています。教育費や住宅ローンが重なる中で、将来への備えまで手が回らないのが実情です。さらに物価上昇が追い打ちをかけ、不安は増すばかり。しかし、その正体の多くは「見えないこと」にあります。本記事では、現状を正しく把握し、ボーナスを活用しながら安心につなげる具体的なステップを解説します。

将来の不安を考えると、外せないお金のこと

定年が迫ってくる50代になると、意識し始めるのが「老後のお金のこと」ではないでしょうか。しかし、50代といえば多くの人が子どもの学費や住宅ローン返済など、支出が多い時期でもあります。

そのため、老後の資金を考えると手元の通帳を見てため息をついてしまう方も少なくないでしょう。さらに、追い打ちをかけるようにこの物価高。その影響で、現在の1万円は数年後には1万円の価値がなくなってしまっている可能性もあるのです。

お金の話は友人や身近な人にも打ち明けにくいため、悩みを抱えたまま生活をしてしまっている方も多くいます。しかし、お金の悩みについては焦れば焦るほど、良くない方向へいってしまいかねません。そのため、まずは不安の根源について考えてみる必要があります。

お金の悩みの多くは、漠然とした将来への不安からくることが多いと言われています。そのため、具体的な数字さえ見えてくれば、今から何をすべきかといった対策が見えてくるのです。

お金の不安をなくすために、まずは現状を把握する

私たちが不安を感じてしまう要因として、お金について把握ができていないことが挙げられます。

例えば、学生時代に夏休みの宿題がでた際、「あとでやれば大丈夫」と高を括っていたのに、夏休み終盤で「全然手が付けられていない...。このままだと間に合わないかもしれない...!」と焦ってしまった経験はないでしょうか。

実は、生涯を通じてお金に対して感じる不安も、この夏休みの宿題と同じ原理なのです。お金に関してはどうも難しいからと先送りをしてしまい、結局後で「老後の資金は大丈夫なのか...」と焦り始めることになってしまいます。

そこで、自身の現状と今後の見通しをすることから始めてみましょう。今からできる3つのステップを紹介します。

ステップ①

まずは、今あるお金を把握します。銀行の預金、積立、保険の解約返戻金など、いま手元にある「すぐに確認できる金額」を書き出します。

ステップ②

次に、毎月の支出を挙げていきます。生活費はいくらかかっているのか、住宅ローンや保険料、税金も含めて「実際に出ていく数字」を具体的に知る必要があります。

ステップ③

そして、最後に将来入ってくるお金について考えていきます。年金の見込み額や定年後も働いた場合の収入を、ざっくりとした金額で考えてみます。

この3つの数字を調べておくだけで、今後老後の資金が足りないのか、そうではないのかを知ることができるでしょう。

夏のボーナス時には、将来のお金について考える絶好の機会

夏のボーナスに関する調査では、会社員の約75%が「支給される予定」と回答しました。つまり、世の中の大多数の企業に勤めている人が夏のボーナスを受け取る見通しです。

多くの50代もこの夏、賞与を受け取るのではないでしょうか。このボーナスの支給時期にこそ、今後のお金の流れについて考えておきたいタイミングなのです。

夏のボーナスの使い道とは?

物価上昇や公共料金の高騰、将来への不安から、多くの人が「今は使わずに貯める」傾向にあるといいます。今年の夏のボーナスが「支給される」と回答した会社員を対象に、ボーナスの使い道を尋ねたところ、「貯金や預金」が65%と最も多くなりました。

次いで、保険やNISA、不動産投資などの「資産形成」が約50%、「旅行や外食」と「日常的な生活費」と挙げた人は30%ほどでした。資産形成の内訳では、80%以上が「NISA枠内での投資」を選んでいるといいますから、NISA制度の非課税メリットへの関心が高まっていることが分かるでしょう。

50歳代の単身世帯の金融資産額を見てみると、平均は1,087万円です。それでも全体を通して見てみると、金融資産を保有していない50代の単身世帯は、全体の4割を超えているといいます。

人生100年時代において50代はまだまだ現役世代です。そのため、老後への準備を始めるのに遅すぎるということはありません。そして、夏のボーナス時などまとまった収入のあるタイミングは、将来への備えを考える良いきっかけです。

現状で、金融資産が少ない現状に不安を感じている方も、夏のボーナスを機に今できることから準備を進めていくことが大切です。

データ元:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」

50代で行っておきたいお金の整理

50代を迎えた際には、お金の不安を感じないためにも、いくつかやっておいた方がよいことがあります。では、具体的にどのように整理しておけば老後を迎える前に不安を感じづらくなるのでしょうか。

固定費

支出のうちの住居費、保険料、通信費、水道光熱費など毎月かかる固定費の見直しをしましょう。固定費を見直すことで、継続的な節約にも繋がります。たとえば、保険料については、子どもが独立するタイミングなどで保障を小さく見直すと◎。

自動車

自動車にかかるお金には、駐車場代、保険代、車検代、メンテナンス代、ガソリン代...など様々なお金が掛かってしまいます。今はカーシェアリングなどのサービスもあるため、週末しか乗っていなかったり、車庫に入れっぱなしになってしまったりしている場合は、自動車を手放すことも検討するとよいでしょう。

サブスク費用

動画配信や音楽といったサービスのサブスクで「なんとなく続けている」サービスがあれば、一度使っている頻度を見直して、必要なものだけに絞っておきましょう。

無駄遣いがないかをチェックする

食費、美容代、日用品、交際費などの変動費を見直すだけで節約に繋がります。変動費とは、やりくり次第で支払い額が変わる費用のことを指します。外食の回数が多い場合や買い物が多い場合、外食は月3回まで、コンビニでおやつを買いすぎないなど、ルール化しておきましょう。

自分へのご褒美を減らす

毎月のおこづかいも見直しておきましょう。嗜好品や衝動買いによる浪費などがないかをしっかりレシートでチェックをしましょう。レシートを見てみると、自分でも気づかなかった無駄遣いが浮き彫りになります。

老後の生活でいくら必要かを把握しておく

年金生活を想定して、どのくらいの資金が必要かを考えておきましょう。生活費は、年金の範囲でやりくりすることを目指したいです。毎月5万円の貯蓄を取り崩すと1年で60万円、10年で600万円になります。

今や平均寿命は、男性が81歳、女性87歳と言われています。平均寿命から年金以外でどのくらいのお金が必要なのかを把握しておくのです。

生活防衛資金を作る

万が一のトラブルや収入減に備えて、生活防衛資金は確保しておきましょう。生活防衛資金は生活費の3〜6ヶ月分が目安とされています。貯金が苦手と言う方は、給与やボーナスが入った段階で、一定額を別口座に移すなど工夫をすると自然とお金も貯まりやすくなります。

収入の柱を増やす

支出を減らすだけでなく、収入を増やすことも視野に入れてみてください。クラウドソーシングなどを活用するなど、働きながらでも副業することもできます。また、収入の柱を増やしておくことは、お金に関して精神的に安定させる一助にもなります。

データ元:厚生労働省「令和4年簡易生命表の概況」

お金の不安を招きやすい行動とは?

一人一人個性があるように、お金に関しても家計ごとに悩みや向き合い方が違うもの。それでも、私たちはお金について不安になってしまうことが多々ありますよね。

そんなとき、以下の行動をしていないかを改めて考えてみましょう。お金の不安を解消するには、「何を始めるか」と同じくらい「何をやめるか」も大切です。

人と自分を比べない

 SNSやメディアの情報を鵜呑みにしてばかりいると、マイナスな思考に陥ってしまうことも。「自分は年収が低い」、「貯蓄が足りない」など、SNSの情報に振り回されてしまうと本質が見えなくなってしまうでしょう。資産形成で重要となるのは、人は人、自分は自分と人と比べないことです。

セールやまとめ買いに踊らされない

セールやまとめ買いなど、安いからと物を買った経験はほとんどの人にあるのではないでしょうか。安いからといって購入した物品を、使わずにタンスの肥やしにしてしまっている方も。

安いものはまた買えるだろうと大切に扱わない場合もありますから、買う前には本当に必要かと一度立ち止まってから購入するようにしましょう。

お金に関することはすぐに始める

家計や保険の見直し、投資の勉強などやった方がいいとわかっていても、重い腰が上がらない人も多いかもしれません。しかし、お金の不安は何も行動しないとますます増えていってしまいます。

家計簿アプリをダウンロードする、貯蓄用の定期預金口座を開設するなど、小さな一歩からすぐに始めてみましょう。

夏のボーナスは賢く使う

ボーナスは一度にまとまったお金が入る時期でもあります。そこで、夏の賞与をより効果的に使うために保険や投資、貯蓄といった普段はやらないことにも挑戦したり、お金の使い道を見直したりするのに、絶好の機会だと言えるでしょう。

夏の賞与は一定のまとまった資金が手に入るため、運用を始める一つのきっかけになります。最近では、ネット証券も出ているため、投資初心者でも少額から簡単に運用を始められるようになっています。

夏のボーナスを利用して、老後の資金作りを始めてみてはいかがでしょうか。不安に感じていた老後の資金作りも、投資や節約を少しずつ行うことで、安定的な資産形成の第一歩に繋げることができるでしょう。

まとめ

50代になると嫌でも意識してしまう、お金の不安。しかし、今ある現状を把握して将来に備えておけば不安を感じなくてもよいのです。この夏のボーナスをきっかけに、しっかりとお金について見直しと整理をしていきましょう。

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