40代の5人に1人は副業をしている！副業を始めることのメリットやおすすめの副業も紹介

40代の5人に1人は副業経験者

2018年から副業の解禁が進められており、20代や30代などの若い世代だけではなく、40代でも副業をする人は増えています。パーソルイノベーションが2024年11月に発表した「副業実態とキャリアに関する調査」では、40代の5人に1人が副業経験があるとわかりました。

また、オモシゴが発表した「副業に関する個人の意識・実態調査」では、40代の回答者の54.7％の人が副業にとても興味がある・興味があると回答しています。現在の生活はもちろん、定年退職後のために副業を検討している40代は多くいます。今後、将来のために副業を始める・始めた経験がある40代以降の人は、さらに増加していくでしょう。

副業を始める理由

副業を始める人は、どのような理由で始めているのかについてもご紹介します。副業を始める理由として多いのは、主に以下の3つです。

そのほかの理由は本業の収入が減った、本業では本当にやりたいことをできないから、副業に興味があったからなどです。副業が解禁された影響もあり、収入を増やしたい、キャリアアップしたいといった希望を叶えるために、転職ではなく副業を検討する人が増加傾向にあります。

副業を始められない理由

副業を始める人が増えている一方で、始められない人も存在します。副業を始められない理由には、以下のようなものがあります。

そのほかの理由は、興味がない・必要性を感じない、知識やスキルが足りていない、漠然とした不安があって行動を始められないなどです。副業を始められない人のなかには、副業に対する情報が足りておらず、やっても効果がないのではと考える人もいます。副業に興味があるが始められていない人は、情報収集から始めて、無理のない範囲で続けられそうな副業から挑戦してみるといいでしょう。

40代からの副業で得られるメリット

40代から副業を始めると、どのようなメリットがあるのかについてご紹介します。将来に活かせることはあるか、ぜひご確認ください。

スキルや経験を活かせる

40代から副業を始めると、これまでのスキルや経験を活かして働けます。例えば、本業が弁護士であれば法律の知識を、経理の仕事であればお金の知識を活かせます。一方で自分には専門的な知識はないし、スキルも見つけられないと感じる人もいるでしょう。

専門知識が必要な仕事ではなくても、40代であれば仕事に活かせる以下のようなスキルを持っている可能性があります。

40代までの社会人経験を振り返って、何か問題を解決した経験や周りと協力して成し遂げた経験は、そのまま副業でも活かせます。ぜひ副業を始める前に、自身の過去を振り返って、どのような経験があるかを洗い出してみてください。

新しいスキルを獲得できる

副業を始めると本業とは異なる、新しいスキルを獲得できるでしょう。例えば、本業では営業をしているが、副業では営業に関するコンサルタントをしている場合、コンサルタントに関連する知識やスキルを得られます。特に本業とは全く異なる仕事を始めた場合は、より多くの知識やスキルを得られます。また、新たにスキルを学ぶことで、キャリアアップにもつながるでしょう。

人脈を増やせる

副業を始めると、本業では関わることのなかった人と一緒に仕事をするようになるため、今まで以上に人脈を増やせます。クライアントや同じ仕事をするチームの人など、新たな人との交流で知識やスキルを得られる場合があるでしょう。

また、新たな人脈から、ビジネスのメンターやパートナーが見つかる可能性もあります。将来独立や起業を検討している人は、ぜひ積極的に副業で人脈を増やしていきましょう。

収入を増やせる

副業を始めれば、その分収入は増えていきます。本業以外に収入があれば、日々の生活費や老後の資金など余裕を持って用意できるようになるでしょう。定期的な収入が副業からも確保できれば、貯蓄や投資などで将来に必要なお金を確保できます。老後の生活に対する不安が見えてくる40代では、副業による収入は将来の余裕のある生活のために重要になってくるでしょう。

失敗のリスクが少ない

40代の場合は、これまでの社会人経験を活かして副業を始められるため、失敗のリスクが少ない傾向にあります。40代の人はリスクがある仕事か判断できる力や、効率よく仕事を進めるための方法を持っているなど、若い人にはない力を持っています。仕事への理解や自己評価も適切にできるため、副業で成功するために必要な過程や力を見つけて、成功していける可能性があるでしょう。

40代からの副業にはデメリットもある

40代からの副業にはメリットもあれば、デメリットもあります。どのようなデメリットがあるのか、対策はどうするのが良いか、副業を始める前にぜひご確認ください。

確定申告など税金の手続きが必要

本業以外に収入がある場合、確定申告が必要な場合があります。例えば、会社員などの給与所得者で副業による所得が年間20万円以上ある場合は、確定申告が必要です。所得とは収入から必要経費を引いた額になるため、年間でどのくらいの売り上げがあり、経費はいくらかかったのかを把握しておく必要があります。

また、確定申告を行う場合、住民税の支払いをどうするのかについても知っておきましょう。従来通りに会社の給与から天引きする方法だと、周囲の人に副業をしていると知られる可能性があります。できるだけ副業をしているのは秘密にしたい場合は、自分で支払う普通徴税を選びましょう。税金関連の手間を減らすには、知識を身につけるのと同時に、こまめな収入と支出の管理が必要です。

本業に影響が出る場合がある

副業は本業以外の時間で行うため、毎日の余った時間や隙間時間を使って行うのが理想的です。しかし、場合によっては睡眠時間を削ったり、休みの日も休まずに仕事をしたりと影響を与えることもあります。本業に影響が出てしまうと、そのまま副業にもさらなる悪影響を与えてしまい、負のループになる可能性もあります。

本業に集中できない状況を作らないためには、1日や1週間の副業に使う時間を決めておく、本業を最優先にしたスケジュールを組むなどの対策が必要です。また、副業を始める前には、本業に影響を与えない仕事かを確認しておきましょう。

ストレス管理が難しい

ストレス管理が難しい点も、40代から副業を始めるデメリットの1つです。本業はもちろん、家庭内の責任も大きくなっていく40代が副業を成功させるためには、ストレス解消が欠かせません。

空いている時間は休憩や体を動かす習慣を取り入れるなど、リフレッシュの時間を設けましょう。副業を始めたことで、ライフワークバランスが極端に崩れることがないよう、計画を立てて取り組むことが大切です。

40代からの副業で注意するべき3つのポイント

40代から副業を始めて成功させるためには、注意しておくべきポイントがあります。今回ご紹介する3つのポイントを押さえて、副業で成果を出していきましょう。

稼げるまでには時間がかかること

副業は、始めてすぐに本業と同じような収入を得られることは基本的にないと考えておきましょう。特に本業とは関係ない分野で仕事をする際は、始めの1ヶ月は仕事を獲得することで終わってしまう場合もあります。

さらに高い収入を得られるだけの知識や、スキルを身につけるのには時間が必要です。本業と同じように月に20万円〜30万円と稼げるようになるには、時間がかかることを理解しておきましょう。

就業規則を事前に確認する

副業を始める前に、必ず本業の会社の就業規則を確認しましょう。世間では副業が容認されている会社も増えていますが、依然として禁止している会社も存在します。必ず副業が禁止されていないか確認したうえで、始めましょう。

なかには、副業が禁止でも、バレなければ問題ないと考えている人もいるかもしれません。しかし、税金額の通知など何かしらが原因で会社にバレる可能性はおおいにあります。会社にバレた場合は懲戒免職など、ペナルティを受ける可能性もあるため、必ず許可をもらったうえで副業を始めましょう。

案件の情報を入念に確認する

副業の案件に応募する前は、案件の詳細について入念に確認しましょう。確認するのは案件の掲載先や仕事内容はもちろん、発注元の確認、依頼内容に対して金額が相場価格であるかなどです。あまりにも金額が相場よりも安すぎる、または高すぎる場合は詐欺などの可能性もあるため、応募するのは避けましょう。

また、昨今増加している闇バイトの仕事を受けてしまった場合は、犯罪に加担することになってしまいます。必ず応募や依頼を受ける前は、受けても問題ない案件かどうか確認しましょう。

40代にもおすすめの副業5選

40代から始められる副業を、隙間時間を使って初心者からでも始められるものから、本業の知識を活かして土日などにまとめて受けられる仕事まで5つご紹介します。自分に向いている仕事はないか、ぜひご確認ください。

フリマアプリ

気軽に副業を始めてみたい人は、フリマアプリがおすすめです。家の中にある不用品の販売で、収入を得られます。洋服や家具、ゲーム、子供の使わなくなったおもちゃなど、家の不用品がお金に変わるのは魅力的です。家の中を片付けたい、まずは隙間時間で始めてみたい人は、フリマアプリを検討してみましょう。

データ入力

パソコンの操作に抵抗がない人は、データ入力の仕事もおすすめです。データ入力は企業から提供されたデータから、必要な情報をエクセルやワードなどのファイルへ入力する仕事です。パソコンの操作ができれば誰でも始められるため、副業初心者の人でも気軽に応募できます。

Webライター

Webライターも、パソコンがあれば未経験でも始められる仕事です。Webライターは、企業のオウンドメディアやブログなどの記事を執筆する仕事です。本業の知識を活かした記事執筆から、初心者でも書ける内容など案件の種類は多岐にわたります。稼働時間が縛られない場合が多いため、本業や家事の合間に作業ができます。

エンジニア

本業でエンジニアの仕事をしている場合は、専門知識を活かして高単価な副業案件を獲得できる可能性があります。エンジニアは人手不足のため、需要が高い職業です。また、高度な専門知識が必要とされるため、単純作業の多い仕事よりも収入は高くなります。

ただし、副業案件では即戦力が求められます。未経験から始めたい場合は、スキルの習得から始める必要があり、案件や収入獲得には時間がかかります。

コンサルタント

本業で得た知識や経験を活かして、コンサルタントとして副業で働く方法もおすすめです。コンサルタントの仕事は土日のみの案件を獲得しやすいため、平日は忙しい人でも両立できる可能性があります。コンサルタントとして活動するには、まず自身の経験やスキル、得意分野を整理して活動分野を見極めましょう。

まとめ

最近は副業が多くの企業で解禁されており、40代でも副業経験のある人が増加しています。現在の収入では生活が厳しい、老後の生活が不安という人はひ副業を検討してみましょう。

40代だから持っている知識や経験、スキルを活かせれば副業でも月数万円の収入を得られる機会があります。まずは自分のスキルや経験を棚卸しして、どのような分野で活動できそうかを見極めていきましょう。