学び直しやリスキリングで、自分らしい働き方を見つける!
- キャリアを考える
- 公開日:2023年7月25日
働き方改革が進む一方、物流業界の「2024年問題」など人々の働き方に注目が集まる現代。本日は熱い視線が向けられている、学び直しやリスリキングについてお伝えしていきます。
学び直しに年間24万円助成がスタート!
先日、社会人の学び直しから転職までを支援する政府の新制度の概要が発表されました。2023年に本格的にスタートされるこの制度は、専門スキルが身につけられる民間の講座が最大で1年間受けることができ、平均24万円が助成されます。
政府は今後、3年間でおよそ33万人の転職を見込んでいます。対象は転職を希望する正社員と契約社員、派遣社員、パート・アルバイト。経営者や個人事業主は対象外になるとのことです。
学び直し(リスキリング)での人気分野は?
対象となる講座はプログラミングや医療・介護にまつわるものから、ウェブデザインや動画編集といったIT分野までも含まれます。これまでにも"学び直し"は日本の雇用でも叫ばれてきましたが、今回本格的に政府がその舵取りを行うことになります。
では、具体的にどのような講座が人気なのか見ていきましょう。
・ITスキル
AI・IT分野は、DX推進にも関わるため、非常に多くの各企業から求められるスキルでしょう。また、事務作業などはAIに取って代わられると言われていますが、そんなIT技術を使いこなす側になれば職を失うリスクは少なくなります。
代表的な講座は、統計学やデータサイエンス、ブロックチェーンやデジタルマーケティングと幅広い分野があります。プログラミングスキルを身に付け、そのまま転職ではなく独立を果たす方もいるため、需要の多い講座です。
・語学
翻訳ソフトなど、身近に便利な機器はあるものの、やはりグローバル化の現代には必須の能力と言わざるを得ない、語学関係も人気の講座になっています。公用語として幅広く使われている英語はもちろんのこと、好きな国の言語を習う女性も多いのだとか。
・動画編集
SNSなどの影響で需要が一気に高まりつつある、動画編集。近年は、YouTubeやTikTokなどでマーケティングを行うが増えていることもあり、動画編集を習得しておけばSNS時代には強い味方といえます。さらに、パソコン一つあれば作業ができるため、テレワークや副業などを見据えた学びをする方も増えているのです。
・情報セキュリティー
IT分野にも含まれる、情報セキュリティー。個人情報保護の観点から情報セキュリティーも現代人が学ぶには、ぴったりの分野でしょう。
・キャリアコンサルタント
進路や職業で悩みを抱える相談者に対して、最適なキャリアを獲得できるように、企業と求職者のマッチングをサポートする専門家です。2016年4月に国家資格としてスタートしています。そんなキャリアコンサルタントの講座も今、脚光を浴びています。
・日本語教師
文化庁届出受理講座の420時間カリキュラムを受講修了することで、日本語教師の資格を満たすことができます。定年がないので長く働けるとミドルシニアのリスキリングに人気の日本語教師。今後は国家資格にもなるとの噂もあり、徐々に需要が増している講座の一つでしょう。
他にもある、おもしろい学びの数々!
教養などを学び、転職に活かす人もいる中で、現在注目を集めるのがドローンです。これまでは民間資格だったドローンの操縦資格は、2022年12月から国家資格制度となりました。それを機に、ドローン操縦を学ぶ人が増えています。
ドローンで変わる各業界の未来
物流業界が大きく変わると言われている「2024 年問題」。ドライバーの働き方改革に伴い、ドライバーの離職や運送会社の売上の減少、それに伴う様々な問題のことを指します。この「2024年問題」の解決を図るのに、ドローンがなくてはならないと現在期待が寄せられているのです。
さらに、建設分野においても、ドローンの活用は必要だと言われています。これまで足場が悪く、高所な場所での点検・保守作業がドローンによって格段に安全な作業へと格段に変わってきています。
そして、農業分野の農薬散布ではこれまでは人の手で行うことがほとんどでしたが、ドローンの実用化で、より安全に正確に農薬散布ができると、徐々にドローンの活用が浸透してきています。
趣味が仕事になる現代では、"個"の強みを活かして独立をし、フリーランスになる方も増えています。ただし、スキルは常に磨き続けていないと競争社会に取り残されてしまうことも。まずは今の生活の中で気になる講座を受講するなど、始められることからスタートしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。政府主導で学び直しが広がる世の中。世界的に見ても、手に職を身に付けた競争力のある人材が増えています。グローバル化が進む中、独立する人や流動的な働き方が求められる昨今で大切になってくるのは、キャリアのスキルを向上させようとする姿勢なのかもしれませんね。